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目の前で、未来が途切れた日。僕が選び直した生き方

目の前で、
未来が途切れるのを見てしまった日から、
僕は「どう生きるか」という問いを抱え続けている。
あの日から続いている葛藤を、
今日は言葉にしてみたい。

「自由に生きたい」

そう言葉にすると、
少し強すぎる気がして、
本当の気持ちから離れてしまうことがある。

たぶん僕は、
自由そのものが欲しかったわけじゃない。
ただ、急かされずに過ごせる時間が欲しかった。
何かを目指すための時間じゃなくて、
立ち止まっても責められない時間。

そしてもうひとつ、
最近になってはっきりしてきた軸がある。

「自分がやりたいかどうか」

その基準で、物事を選びたいと思うようになった。

でも正直に言えば、
「この選び方で本当にいいのか」と迷うこともある。

やるべきことから逃げているだけじゃないのか。
頑張らない理由を探しているだけじゃないのか。

どうしてこんなふうに考えるようになったのか。
振り返ると、
いくつかの出来事が静かに積み重なっている。
その中でも、 今も心の奥に残っている記憶がある。


入院生活で出会った友達

昔は入院生活が多かったのもあって、
病室で過ごしてきた時間は、
僕にとってはどれもかけがえのない日々だった。

その中で、
同じように心臓にハンデを持つ友達がいた。
彼は僕より年下で、当時はまだ小学生だった。
僕は中学生で、入院生活の中で出会った。

将来の話をしたり、 好きなことの話をしたり。
彼は、ちゃんと夢を持っていた。
本気だった。 ちゃんと未来を見ていた。

でも、その夢は叶わなかった。

彼が亡くなったと聞いたとき、
しばらく体調を崩した。

大きな出来事があった、というより、
怖さが体の奥に張りついた感じだった。

「自分も、同じようになるのだろうか」

その考えが頭から離れなくなった。


未来が途切れるのを見てしまった

夜、眠るのが怖くて、
横になると、不安が一気に押し寄せてきた。
めまいや動悸が続く日々があった。

一種のパニック障害のような状態だったと思う。
実際に、自宅で酸素吸入の機械を使う時間もあった。

体が悪化したというより、
心と体の境目が、うまく噛み合わなくなっていた。

目の前で、未来が途切れるのを見てしまった。

その事実は、今も重い。
軽くなんてならない。

悔しい。
正直、悔しい。

納得しているつもりだった。
でも、心は追いついていなかった。
「どうして彼だったんだろう」と、 何度も思った。
置いていかれたような感覚もある。


それでも、どう生きるか

だから時々、 強く思う。
「やりたいことは、
後回しにしすぎないほうがいいんじゃないか」と。

「いつ死ぬか分からないからやりたいことをやる」

この言葉だけを見ると、
軽く聞こえるかもしれない。

でも僕にとっては、
怖さと悔しさの延長にある言葉だ。

それでも同時に、 こんな疑いも消えない。

彼を理由にして、頑張らない自分を、
正当化しているだけなんじゃないか。

彼の死を、都合よく使っているだけなんじゃないか。

この葛藤は、きれいに整理できない。
今も、揺れている。

でも、
その揺れがあるからこそ、
簡単に結論を出したくないとも思う。


恥じない生き方

彼に恥じない生き方をしたい。

それは、 大きな夢を背負うことでも、
無理をして何かを証明することでもない。

ちゃんと迷うこと。
ちゃんと悩むこと。
そして、それでも自分の時間を大事にすること。

前は、 「できるかどうか」で選んでいた。
周りの目や反応で決めていた。

今は、 それを続けたら自分が壊れないか。
そして本当にやりたいかどうか。
そこを基準にしている。

自由になった実感があるわけじゃない。
毎日なにか特別なことをしているわけでもない。
でも、 自分で選んでいる感覚が、少しある。

それだけで、 時間の流れが前よりやさしくなった。


いま、ここにいるあなたへ

制限がある人生でも、 怖さを抱えたままでも、
「今日はこれをやりたいと思った」
その小さな選択を重ねていくこと。

それは逃げじゃない。 それは甘えでもない。
それが今の自分にできる、
恥じない生き方なんだと思っている。

そしてたぶん、
同じように迷っている誰かにも、
その選び方は許されていい。
正解かどうかは分からない。

それでも、
自分がやりたいと思えた方向に、
少しだけ舵を切る。

その積み重ねが、
ちゃんと生きているという感覚を、
静かに作っていくのだと思う。


不安との向き合い方について、もう少し具体的に書いた記事があります。必要な方だけ、読んでもらえたら嬉しいです。

また、誰かに話を聞いてほしいときや、
言葉にしきれない気持ちがあるときは、
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最後まで読んでいただきありがとうございました。

麗川れいかわアキ

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