うたの輪"日傘の夢は夜ひらく"
君を一度
見てみたかったんだよ
いつもずっと
厳しくも慈愛に満ち
生命を育む光
あの女神様とは違う
窓から注ぐ
柔らかな明かり
姿は見えなくても
すぐ近くに感じて
君への想いが
いつだって溢れていた
そして
今は両腕を広げ
君を感じていられる
優しい蒼の光に
包まれながら

◯詩について
藤圭子さんの歌を彷彿とさせるお題で、渋いなという印象を受けつつも、"日傘の夢"というのが幻想的で、それでいて可愛いなと感じたので、先ず日傘は何を夢見るのかを考えました。
夜に対する憧れ、そして最後に夢(或いは日傘)が"ひらく"......というイメージから、月に恋した日傘が自分を広げて、月の光を全身でいっぱいに浴びる場面が浮かんだので、日傘君の夢は月に直接逢う事なのだろうなと考え、詩を書きました。
