筋トレは「前日の夜」から始まっている〜睡眠不足があなたのトレーニングを台無しにする科学的根拠まとめ
毎日一生懸命トレーニングしているのに、なかなか効果が出ない——そう感じている方は、トレーニング内容だけでなく、前日の睡眠を振り返ってみてください。
現代のスポーツ科学は、筋トレの効果(特に筋肥大)は「総負荷量」、つまり重量×回数×セット数によって決まることを示しています。
『重量を増やすか、回数やセット数を積み重ねることで総負荷量を高め、筋肥大の効果を最大化する』
これが現在のスポーツ科学が示す基本的な考え方です。
しかし、この方程式を最大限に機能させるためには、もうひとつ欠かせない条件があります。それが「睡眠」です。
睡眠が不足した状態でジムに行くと、同じメニューをこなしていても実際には総負荷量が大きく落ちてしまいます。スクワットもベンチプレスも、睡眠不足では本来の力を発揮できなくなるのです。
さらに悪いことに、きつさの感じ方(主観的疲労感)も増してしまうため、「いつもより追い込めない」「なんとなく体が重い」という感覚の正体は、多くの場合、睡眠不足にあると考えられます。
今回は、最新のシステマティックレビューおよびメタアナリシスをはじめとする研究報告をもとに、睡眠不足が筋トレのパフォーマンスを低下させるメカニズムと、その科学的根拠について詳しく解説していきます。
筋トレはジムに到着してから始まるのではありません。前日の夜から、すでに始まっているのです。
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