ズボラが合格したワイン WSET Level 3|第1回授業で叩き込まれた試験の本質
※試験情報・合格基準・配点は著者の受験時点(2026年1月)の情報です。最新情報は WSET 公式サイトまたは各認定スクールでご確認ください。
ボルってどんな人?
やっほー、ボルです!
最初にワインに興味を持ったのは、2017年に当時の仕事の関係でハンガリーに海外赴任したとき。30歳になるタイミング。
もともとお酒が大好きな性格だったので、トカイ地方にある貴腐ワインなどハンガリーはワインが名産と聞いて、「よし、この駐在を機にワインについて詳しくなろう」と思ったことがきっかけでした。
しかし、純ジャパで英語を喋れない状態で行ってしまった私は、まずは仕事で英語を使えるようにすることが先決だったので、赴任前に日本で買ったワインの本は全く開かずに2年間が経ってしまいました。。。(恥ずかしながら本当に意志が弱い男なのです)
その一方で、取引先やヨーロッパ本社から視察に来たVIPとの会食、日本から遊びに来てくれた友人との食事など、あらゆる場面でお勧めワインのチョイスを任されることがありました。
英語で注文することでさえ必死な私にとっては、ソムリエにおすすめワインのことを聞いて会話するなんて、全く無理な話。そのような場面のときは何とか愛想笑いでその場を凌いでいました。(本当に情けなかったです)
しかし、海外赴任に慣れている会社の先輩は、ワインのことについてソムリエと会話してオーダーしたり、ゲストに対してハンガリーのワインの特徴やうんちくを紹介したりと、非常にスマートで格好良かったんです。「あぁ、こういうビジネスパーソンになりたいなぁ」と憧れを強くしました。
それから数年後、ITのスタートアップに転職すると、それまで以上に劇的に会食の機会が増えました。40代が近づくにつれて、お偉いさんとの会食の機会は増えるし、経済的に余裕が出てきてそれなりのレストランで食事することも増えたので、「ビジネスディナーの場でワインの知識をしっかり持っていると、相手との良好な関係構築にも役立つのかなぁ」と思い、カッコイイビジネスパーソンになりたいという、何とも不純で曖昧な動機でWSET®を受けることにしました。
私のWSET遍歴はこういう感じです。
WSET Award in Wines
Level 1(日本語コース):Pass
Level 2(英語コース):Distinction
Level 3(日本語コース)Overall result:Pass with Merit
〈Tasting〉 Pass with Distinction
〈Theory〉 Pass with Merit
WSET Award in Sake
Level 1(日本語コース):Pass
このnoteでは、こうした私の体験をもとに、WSETを頑張っている方々、WSETに興味を持たれている方々に向けて役立つ情報を発信していきたいと思っています。
まずはワインのLevel 3についての攻略方法を載せていきます。
こんな人に読んでほしい
WSETってネットで調べても情報が少ないんですよ、これが。
「WSET 勉強法」で検索しても、ヒットするのはスクールの宣伝ページばかり。受験した人のリアルな声がほとんど出てこない。
こういう悩み、ありませんでしたか?
「どんな対策すれば良いの?お勧めの勉強方法は?」
「テースティング試験でワインを表現するのにどんな言葉を使えば良いの?」
「筆記試験の記述問題ってどのように解答すれば良いの?」
分かります。マジで分かります。
WSETの公式教本を見たときにページ数も多いし、専門用語も多いし、何から手をつけていいか分からない。そもそも実際の試験問題を見たこともないから、どうやって勉強すればいいか分からない。
そういう不安をお持ちの方はたくさんいらっしゃいますよね。
でも大丈夫。
意志が弱くズボラな私でも何とか半年間やり抜いて合格することができました。
その体験記と攻略法をまとめましたので、不安な方には是非読んでほしいです。
初回授業で「やばい」と思いました
「レベル3はレベル2の内容を覚えていることが前提となっています。」
初回授業での先生の一言に、私は打ちのめされました。
なぜならわずか2か月前にLevel 2の試験に合格したはずなのに、記憶がほぼリセットされてたんです(笑)。いや、笑えなかった(泣)。
しかもクラスを見渡すと、皆さん自己紹介で、ワインエキスパートを保持している方、本業で飲食業をされている方がなんと多いこと。
お気楽に記憶喪失になっているのは自分だけかよと一気に焦る感じ、分かります?
The 劣等感&孤立感(笑)。
さらに先生からの厳しいお言葉。
「最低100時間は覚悟してください」
受講時点の公式テキストには「51.5時間」と記載されていましたが。
実は私、Level 3の初回授業が始まった1ヶ月後に、第二子が生まれる予定だったんです。予定している育休は1か月間、その後は新生児に加えて幼稚園に通う上の子の育児と並行して本業の仕事もこなさなくてはならない。(さらに上の子は夏休みの2か月間は幼稚園に行かないではないか・・・)
ぶっちゃけ初回で「やべ、レベル3受けるタイミング間違えた」って思いました。全ては自分のアホさ加減と計画性のなさです。
でも合格できました。時間に制約がある中で、いかに要領よく効率的に学習していったのか、そのTipsも含めて連載記事の中でそのリアルを全部書きます!
この記事でわかること
WSET® Level 3の試験構成(テースティング+理論、それぞれの対策)
テースティングで使うSATって結局何なのか、実際に使えるレベルで理解できる
先生が初回に教えてくれた「これを知らないと絶対に失点する」ルール
試験の全体像
テースティング試験:「感覚」じゃなくて「型」で書く
Level 3からは筆記試験だけでなく、テースティング試験もあります。
何となく「自分が感じた通りにワインを上手く表現できれば良い」と思っている方いませんか?違うんです。
WSET®には「SAT(Systematic Approach to Tasting)」という公式の型があって、その型通りに書かないと点がもらえない。「おいしい」「フルーティ」だけじゃほぼ0点。決まった言葉で、決まった順番で書く。
でもこれ、逆に言えば型を覚えれば誰でも書けるってことでもあります。
あと、ちなみに試験に出ないワインがあります。これ、知っておくと範囲が絞れるので地味に大事。
ロゼワイン
オレンジワイン
酒精強化ワイン(シェリー・ポートなど)
スパークリングワイン
欠陥のあるワイン
「勉強しなくていいものを知る」のも、立派な戦略です。
時間がないときには、いかに「やらないことを決める」かが大事ですよね。
理論試験:記述式の配点が思ってるより重い
マークシート50問(約30分)+記述式4問(約90分)の2時間試験。合格条件は両方で55%以上(受験時点の情報。最新の合格基準は公式またはスクールでご確認ください)。
そして覚えておいてほしいのが、記述式の配点は選択式の約2倍ということ。「マークシートで何とかして記述はそこそこで…」は数字の上では成立しません。
有料パートへ
ここまでが試験の全体像です。「で、具体的にどうすればいいの?」——それが本題。
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WSET L3|知らないと解けない「論理の型」を全公開
WSET Level 3は、テースティングも記述問題も「論理」で答える試験です。 産地や用語の丸暗記だけでは解けません。 攻略法をどれだ…
育児2人・フルタイムで、子どもが寝た後にコツコツ書いたWSET攻略記事です。頂いたチップは次の記事の執筆費と、たまにワイン代になります。 応援してくれると、ボルが喜んで深夜に書き続けます!
