Photo by
syashin_sozai
夢というあなたへ
あなたに届けたくて
手紙を書こうとするのに
言葉が出てこない。
思いはあるのに
差し出せず
色あせて
私をはねつける。
昨日まで隣にいたぬくもりが
今日はどこにもなく
心がすかすかしている。
あなたは
モノクロの群衆に紛れて
私の前から
消えていく。
「どこにもいかないよね」
聞いたけれど
返事は雨に消えた。
背中に向かって
「ねえ、待って」
声を投げるけれど
届くかどうかもわからない。
自然は素直だ。
庭の薔薇は開き
草木は雨ごとに伸び
光っている。
「ごめんね」でも
「そうじゃないの」でもない
あなたの心に
まっすぐ届く言葉は
ほんとうにあるのだろうか。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートは活動の支えとなり、迷いや失意さえも創作の力に変えてくれます。いただいた応援を詩や物語に結び、また皆さまへ届けます。