ジャニーさんとマックを食べた夏。200人のオーディション会場で僕が見た「選別」の正体
前回の記事をご覧いただき、ありがとうございました。 今日は、私の人生が180度変わることになった、15歳(中学3年生)の時の出来事をお話しします。
1. 卓球部で「反復横跳び」だけが取り柄だった僕
当時の私は、いわゆる「陰キャ」そのものでした。 中学校でモテる花形といえば、バスケ部やサッカー部の1軍男子たち。一方の私は卓球部で3年間を過ごし、目立つこともない地味な存在。
好きな人ができても想いを告げる勇気なんてありません。 「自分なんかどうせ……」という根拠のない劣等感に支配されていました。 勉強も苦手。誇れることといえば、反復横跳びが少し早いくらい。そんなパッとしない中学生でした。
そんな私の憧れは、今も輝き続けるスーパーアイドル、山田涼介くんでした。 母親とコンサートに行くのが唯一の楽しみでしたが、「自分みたいな奴がファンだなんて、周りに知られたら笑われる」と本気で思っているほど、自己肯定感の低い人間だったのです。
2. 「都市伝説」が家に届いた日
中3の夏。母親と遊びに行った先で撮った写真を見ながら、母が「ジャニーズ事務所に応募してみようよ」と冗談半分で言ってくれました。 私はうどんを啜りながら、半信半疑で履歴書を書いて送りました。
それから数ヶ月。部活も引退し、なんとなく行ける高校を探してゲームセンターに通うような、不真面目な受験生生活を送っていたある日のことです。
家に帰ると、1通のFAXが届いていました。 「書類選考を突破しました。10月24日のオーディションに来れますか?」
テレビでスターたちが語る、あの日付指定の「都市伝説」が、自分の目の前に現れた瞬間でした。
3. 日本最大のエンタメの聖地で見た「選別の現実」
オーディション当日。慣れない手つきでドン・キホーテで買ったばかりのジャージとナイキの靴を履き、会場へ向かいました。
エレベーターで偶然一緒になったのは、当時デビューしたてのKis-My-Ft2のメンバー。 会場に入ると、200人ものライバルたちが番号札を胸に集まっていました。
課題曲はHey! Say! JUMPの『ありがとう〜世界のどこにいても〜』。 1ヶ月前まで卓球部で影を潜めていた自分が、今、日本最大のエンターテインメントを生み出す場所に立っている。
会場にはジャニーさんもいました。 マクドナルドの差し入れを頬張り、自販機の飲み物を自由に飲みながら会話をする。その裏で、大人たちが鋭い目で「価値のある人間」をメモしていく。
私はここで初めて、**「人間の価値が選別される現実」**に直面しました。 「自分からアクションを起こさなければ、何も起きない」「自信のない人間は、誰にも評価されない」 まるで生きるか死ぬかのような、剥き出しの評価基準がそこにはありました。
4. 「自分に価値をつける」という魔法
オーディションが終わり、駅へ向かう道中。驚くべきことが起きました。 私のことなど知らないはずの女の子数人が駆け寄ってきて、**「応援しています!連絡先を教えてください」**と声をかけてきたのです。
その瞬間、稲妻が走ったような衝撃を受けました。 「さっきまで無価値だった自分に、場所と肩書きを変えただけで、特別な価値がついた」
これこそが、私が今も大切にしている「価値の演出」の原点です。 その後、何度かレッスンに通ったものの、残念ながらデビューへの道は繋がりませんでした。
しかし、この経験から私はある「法則」に気づきました。 「自分が自分に価値をつけ、それを演出することで、周りはその価値を真実だと認識する」
マインド一つで、世界の見え方は変わる。 そして、人からの扱われ方も、出会う女性の質も、すべては自分でコントロールできるのだと。
今の年齢になると、この話は「嘘だと思われる」「自慢だと思われる」のが怖くて、現実の友人にはあまり話しません。 でも、今の私の「フラれ知らずの人生」があるのは、間違いなくあの15歳の夏があったからです。
次は、この「価値の演出」を具体的にどう日常生活に落とし込んでいったのか。そのステップをお話ししようと思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
