〈旅話〉上高地から徳沢園へ|高菜チャーハンに間に合わなかった日
東京駅から夜行バスに乗って、上高地へ。
朝5時半頃、大正池に到着した。
まだ観光客も少なく、静かな水面に穂高連峰が映っている。
最高です!

今回歩いたのは、上高地から徳沢園までの定番ルート。
* 大正池〜上高地バスターミナル(約1時間)
* 上高地バスターミナル〜河童橋(約10分)
* 河童橋〜明神池(約1時間)
* 明神池〜徳沢園(約1時間)
上高地から徳沢園までは、登山初心者でも歩きやすい人気コースとして知られている。
ただ今回はまったく前に進まなかった。
景色で止まる。
河童橋で止まる。
猿がいたら止まる。
ニリンソウが咲いていたら、撮影会が始まる。


結果、コースタイムの倍近くかけて、ようやく徳沢園へ到着。
途中の景色を楽しみすぎでしょ。
徳沢園「みちくさ食堂」には13:10に到着。
お目当ては名物の高菜チャーハン。
わわわ。10分遅刻!
高菜チャーハンは終了だった!
でもまだまだ美味しいランチはある!
人気のカレーとピザを注文。
これが、びっくりするくらい美味しかった。
「山で食べるご飯って、なんでこんなに美味しいんだろう」
そんなことを思いながら、ゆっくり食べた。


お腹も満たされてチェックイン。
徳沢園に入って、まず驚いた。
一般的な「山小屋」のイメージと少し違ったから。
ラウンジにはペルシャ絨毯。
壁にはミーシャの絵。
思わずスタッフの方に、
「なんでこんなに素敵なんですか?」
聞いてしまった。
すると、
「女将の趣味なんですよ」
とのこと。
なるほど、だからなのか。
徳沢園には、山小屋というより“センスの良い山の別荘”のような空気が流れている。

ラウンジではご婦人たちがゆっくり過ごし、昔の映画『氷壁』が流れていた。
時間の流れ方まで違う気がした。
急がない人たちが集まる場所。
だから徳沢園には、“また帰ってきたくなる人”が多いのかもしれない。

翌朝の朝食で、85歳のご婦人お二人と同じテーブルになった。
お二人とも姿勢が綺麗で、よく食べて、よく笑う。話を聞くと、上高地には50回近く来ているそう。
「やっぱり徳沢園が落ち着くのよね」
そう話す姿が、とても自然で素敵なアドバイスを頂いた。
「夢はどんどん叶えるのよ。」
若い頃とはペースが違う。
でも、諦めなくて良い。
人生の先輩からのアドバイス。
「夢をもつ」でもなく「夢は叶う」でもなく、「叶える」85歳のご婦人の言葉が身に沁みました。
上高地から徳沢園へ行くなら、時間に余裕を上高地から徳沢園までは、初心者でも歩きやすい人気ハイキングコース。
河童橋や明神池を経由しながら歩けるので、登山というより“自然の中をゆっくり散歩する感覚”に近い。
ただ、景色が良すぎて全然前に進まない。
写真を撮ったり、休憩したりしていると、コースタイムよりかなり時間がかかるけど、50代の私には丁度良かった。
私といえば、婦人達のアドバイス通りに、高菜チャーハンを頂くという夢を叶えなきゃ!
