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Ring them bells

年末年始、ずっと出勤だった。
しかもよりによって、大みそかの日、
トラブルがあって3時間の残業。
トラブル処理の待ち時間を利用し、
コンビニでカップそばを購入、一人寂しく
年越しそば。本来なら家で紅白を見ながら
食べてる時間帯に。
疲れ果て、人っ子一人いない帰路、
シャッフルで流れてきたのが
ボブ・ディランの「リング・ゼム・ベル」。
なぜか、疲れが軽減したような気がした。
ボブ・ディランの歌声は、
優しいとか寄り添ってくれるとかではない、
かといって、突き放すとも違う。
煙に巻く感じと言ったらよいか、
いや、真に受けない、というのが適切だろう。
自分に降りかかること全てを、
受け止めていたら大変だ、
なので物事との距離のとり方が大事。
ディランの声は、物事との適切な距離感を
諭してくれてるような気がする、
自分を守るために。
多少理不尽に思えても、真に受けすぎなければ
やり過ごせることもある。

ボブディランは、聞き手はもちろん、
自分自身とも適切な距離を取ろうとしている
のではないか。
ノーベル文学賞受賞の際の一連の騒動なんて、
いかに真に受けないか、ということを考えての
行動としか思えない。

もう十年以上前になるだろう、
マーティン・スコセッシが監督した、
ディランのドキュメント
「No Direction Home」のサントラから、
渋谷陽一が「ワールドロックナウ」で何曲か、
かけていた「今年の夏、フェスでいろいろ
大変で疲れ切ってる時によく聴いていた」と
言いながら。On Airされた曲の中で特に
「くよくよするなよ」のデモトラックが
めちゃめちゃよくて、すぐにCDを購入した。
そのサントラは、自分にとっても愛聴盤になった
あと数時間で、年が変わる時間に、
ふとそんなことも思い出した。

↑デモバージョンではありませんが
 「くよくよするなよ」。


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