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星の少年


昭和世代は、映画「スタンド・バイ・ミー」や
「20世紀少年」で描かれていた少年期が、
原風景としてある、と思う。
チバユウスケのソロ曲「星の少年」を
聴いていると、そんな風景が浮かんでくる。
チバのキャリアを振り返ってみると、
センチメンタルな曲はあったが、
ノスタルジックな曲は珍しい。

ブラフマンが、NHKの「カバーズ」に
出演した際、ブルーハーツのカバーをリクエストされたとトシロウが言っていた。トシロウは、
「そういえば、この人がブルーハーツっぽい
曲作ってたな」と語り、披露したナンバーが
この「星の少年」。
そう言われると似ている、特に「僕の右手」と。
「僕の右手」は、ブルーハーツの王道といえば
王道ナンバーだが、ノスタルジックな雰囲気も
ある。以前自分が書いた「僕の右手」の
レビューでは、独自の表現方法を
摸索している歌という視点で書いたが、
失われていく大切なことを歌っているという
視点でも聴くことができる。そういう解釈を
すればノスタルジックな曲調になるのも
理解できる。

いまにも目からこぼれそうな
涙の理由が言えません
今日も明日もあさっても何かを捜すでしょう

「僕の右手」ザ・ブルーハーツ

昔、よくサッカーや野球をしていた公園を
通りかかっても、今そんなことをしている
少年たちの姿は見かけない。それもそのはず、
「ボール遊び禁止」の貼り紙が貼られている。
危ないから、だろうが。。
トラブルが起こったら起こったで、
その対処の過程で学ぶことも多かったのだが。。
「安全」や「事なかれ主義」で失われてゆく
大切なこと。そんなことを言ったところで、
年寄りの戯言にしか過ぎないのだろうが。。

今聴くと、色んなことに想いを馳せずには
いられないチバユウスケの「星の少年」は、
幼き頃からの友人の死を歌っていると
同時に時代の変化と共に失われていくものに
ついても歌っているように聴こえる。

俺はまだまだ ここでやること
ありすぎるから 生きるしかない
サンズの川の向こう行ったら
またケンカゴマ 飯までやろう

「星の少年」チバユウスケ


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