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中国留学 | 語学が覚醒した瞬間


2003年、中国杭州留学時代の中国人(漢民族)の友人達。

一時的ではなく、滞在中やその後数年に渡って交流した5・6人。みんなめちゃくちゃ親切で心底いい人達だったけど、打ち解けたらそれぞれに全員が同じことを言ってきた。

日本の政府が、歴史が、ああだこうだ。
南京大虐殺、靖国神社、自衛隊、小泉首相・・・あれはどういうことだ?

私を責めるつもりで言っている訳ではないのだけれど、返答に困り、また困ったなりのニュアンスを伝える語学力もなかったので、神妙な顔をして聞いているしかなかった。

南京大虐殺については、渡航してから本多勝一さんの本を読んでとても苦しい気持ちになったが、それについて同年代の中国人達に私が何をどの様に発言したらよいかなんてわからなかった。


自慢の友達イケメンのチョンレンはとても素朴な人だった。

彼は日本語を勉強していたので、毎週会って語学の相互学習をしており、1対1で過ごす時間が多かった。
実際には、チョンレンに日本語をやる気はあまりなく、会って中国語で喋っていただけ。

ある日、校内の芝生の一角で喋っていた時、チョンレンが件の内容をちょっと責めの口調で言ってきた。

彼は本当にカッコよくて内心は毎週ウキウキしていたので、平静を装う限界もあったのか感情がバグってしまったらしい。
彼が言ってきた内容に対して、私の方にガチの反論の火が点いてしまった。

「1人の人と人の関係性にその話いる?
中国人 VS 日本人って大きく捉えるのやめてくれん?
私は日本人代表じゃないし、ただの個人やし!
私があんたに誤ったり弁解する話じゃない。
こういう草の根的な交流から平和が築かれるんじゃないの?
こういう交流はとても貴重なものではないの?
それなのに国家レベルの話ぶつけるな!」

その時の私には、何か熱いスイッチが入ってしまい、このような内容を喧嘩腰の中国語でペラペラと喋れてしまった。

勝手に口が動いた、という感じだった。

「ちょっとちょっと、落ち着いて」とチョンレンがかなり焦っていた。

自分でも驚いた。語学が覚醒した瞬間だった。


2003年夏 大学裏の植物園で
こんなウキウキ写真が残っていた!
残念ながら、特別なご縁は一切なかった・・・





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