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思い出の日は高確率で雨


今朝、会社に行く前にマウントレーニアを買った。マウントレーニアは私に仕事スイッチを入れてくれる大変重要なアイテムである。
ガラガラの電車に乗ると心なしかGW気分だが、私は仕事。ふわふわする気持ちをシャキッと切り替えるべく、私はいつもの如く側面のストローを取り……ん?



ない。


いつもパッケージの裏側にあるストローがない。
どうして。

ストローを掴んでいたであろう接着剤の残骸だけがそこにある。

嗚呼、なんてこった……。


noteの街には泣く子も黙る不憫男子フビダンがいらっしゃるので、これまではひっそり静かにしていたのだが、実は私も相当な不憫女子である。


◇ ◇ ◇


小学校の頃には社会科見学の日にインフルエンザにかかった。
興味のない施設だったらむしろラッキーだったかもしれないが、その日は横浜ランドマークタワーに行くはずだった。

展望フロアからの景色はさぞ美しかったに違いない。
数日後、学校の廊下にはカメラマンが撮った写真が並べられ、クラスのみんなは自分が映っている写真を見つけようと盛り上がっていた。
担任の先生は「景色の写真もあるから、良かったら見てみてね」と写真注文用の封筒を私に手渡した。
うん…いらんかな。

ついでに、修学旅行は初日に台風が直撃した。それでも行けたことは奇跡だと思う。ちなみに行き先は日光だった。東照宮にはギリギリ行けたものの、一番楽しみにしていた華厳の滝(心霊スポットとして有名)には行けずじまい。写真は傘とレインコートで埋め尽くされていた。


中学時代は証明写真を撮るタイミングで髪を切られすぎた。思春期太りでパンパンの顔に、ショートヘアはあまりにも似合わない。大人になった今ならメイクでなんとかごまかせるかもしれないけれど、当時は当然ノーメイクで、さらに一重まぶたで地味な顔立ちの私は、ますますショートヘアに向いていなかった。

そんな不本意なショートヘアで撮った証明写真は、高校入試の願書に使っただけでなく、その後高校の学生証にも使用することになった。3年間この写真と過ごすことになるなんて。


そんな学生証を引っ提げた高校時代は、入学式の日に大雨に降られ、おろしたての制服はずぶ濡れになった。ピカピカどころか、びしゃびしゃの1年生として幕を開けることになる。

体育祭も3年間全て雨が降った。1年は延期で済んだが、2年は予備日も雨が降りやむなく中止に。
3年の時は、それまでよりも小雨…とはいえ、傘を差さないと濡れてしまうレベルだった。
ひとまず傘を持って校庭に集合したものの、これは中止かなぁ……と思っていたところで、体育祭委員長が壇上に立った。そして、


「みんなーーーーーー!!!体育祭やりたいかーーーーーーー!!!!!」


とメガホンを持って叫んだ。


「雨でもーーーーー!!!!!できるよなーーーーーー!!!!!」

生徒一同「おぉぉぉおおおーーーーーーーー!!!!!」

(大盛り上がり)


いや、雨ではできんて。やめておこうよ。

そう思ったが、よく考えると、入学式もそれまでの体育祭も全部雨だったのは体育祭委員長も同じなのだ。同じ学年のみんなは、不憫共同体だったのだ。そりゃ必死にもなるか。
そういうわけで、体育祭は急ピッチで執り行われた。

後日、体育祭委員長は風邪を引いて学校を休んだらしいと風の噂で聞いた。

やっぱり、不憫学年だったのかもしれない。


そして大学生になり、迎えた成人式は大雪だった。
本当なら、会場の近くで地元の友人たちと写真を撮りたかったが、とてもそんなことをしている余裕はない。だって吹雪いてるから。
式の後で会う約束をしていた友人もいたけれど、屋根のあるところには人がごったがえしていたし、交通機関はひっちゃかめっちゃかだしで、泣く泣く断念した。

やっとの思いで自宅の最寄り駅まで帰ってくると、父が改札の外で待っていた。
迎えに来てくれたのか。ありがたい。そう思ったのもつかの間、
「車をスタッドレスにしてなくて動かせなかったから、頑張って歩いて」
そう言って、長靴を渡してきた。

なんそれ!!!!!


と、心の中で叫んだが、迎えに来てくれた父には文句を言うに言えず。
振袖に長靴というトンチキな格好で、ただただ恨めしい気持ちを込めながら雪を踏みつけ帰宅した。



学生最後に仲良しグループで行った京都旅行では、着付体験の日がピンポイントで雨だった。ただでさえ着慣れない着物で傘を差して歩くのはとても歩きづらかった。せっかく一眼レフカメラも持ってきたのに、傘を差していては満足に撮れない。というか景色が格好つかなさすぎる。
すれ違った外国人観光客はUmbrellaアンブレラ Fightingファイティン~♪」と上機嫌だった。

いや、全然楽しくないが?!

そう思いつつ、流石に笑ってしまった。傘差してすれ違う時のアレ、Fightingだったんだな……。


社会人になってからも、厄介な問い合わせばかり私に回ってきたり、会議の30分前に資料のデータが飛んだり。出張に行けば3回に1回は何かしらの交通トラブルに巻き込まれる。
こんな具合で、大なり小なり様々な不憫に見舞われてきた。

人生、良いことと悪いことはプラスマイナスゼロになるようにできていると聞く。そろそろ特大ハッピーが降ってきても良い頃ではなかろうか。


▼不憫の先輩。

いい感じのことを言おうとするところのくだり、読んでいて正直他人事じゃありませんでした。私もやりそうです。


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彩野リィ 最後までお読みいただきありがとうございました!「面白ぇ女」と思っていただけたらスキ❤️やコメント、シェアのほど、よろしくお願いします。チップは私の執筆のおとも・マウントレーニア カフェラッテにさせていただきます!🙇‍♀️

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