「大島航汰は好きだけど、株式会社REALISS代表取締役 大島航汰は嫌いだ」
GW明けに入社した彼が、たった1ヶ月で会社を去った。
辞める数日前、彼は僕にこう言った。
「大島さんのビジョンが見えない」
「大島航汰さんは好きです。でも、株式会社REALISS代表取締役・大島航汰は嫌いです」
正直、まさかそんなことを言われるとは思ってもみなかった。
頭をガツンと殴られたような気がした。
でも、夜、空を見上げながら何度もその言葉を反芻して気づいた。
——彼の言う通りだ。
ひとりの人間としての僕は、彼に好いてもらえていた。
けれど「経営者」としての僕は、彼が人生を懸けたいと思えるビジョンを、まだ何ひとつ示せていなかったかもしれない。
全部、自己責任だ。
貪欲に成長を求める彼を、成長できる環境に置いてあげられなかった。
それは彼の問題じゃない。僕の問題だ。
正直に言えば、彼は遅かれ早かれ辞めていたのかもしれない。
でも、それを言い訳にだけはしたくなかった。
この出来事があって、僕はMVVの大切さを、本当の意味で思い知った。
だから、Mission・Vision・Valueを、一からつくり直した。
ミッションは「人生の幸福度を1%上げる」。
ビジョンは「人に愛されるサードプレイスへ」。
彼が「見たい」と言ってくれたビジョンを、
今度こそ、自分の言葉で描けるように。
正直に書く。
先月は、創業以来1番きつくて、いちばん苦しかった。
彼の退職に影響を受けて、もう一人のセールスメンバーも辞める直前だった。
他のメンバーからは仕事のことで厳しい意見をもらった。
プライベートでは生まれて2ヶ月の我が子が夜泣きをして、
睡眠不足の日々が続いた。
大切な奥さんとも喧嘩をしたり。
心が何度も折れた。
それでも迷いそうになったとき、僕が絶対にブラさなかったものがある。
感謝・誠実・愛。
このValueだけは、どれだけしんどくても、ブラさずに過ごした。
常にフィールドバックを求めている僕は
変えるチャンスをくれた彼に感謝している。
毎朝、毎晩、毎日、折れる度に自分に言い聞かせた。
「俺はできる。俺は大丈夫。俺は成功する」
そして、顔を上げて気づいた。
応援してくれる人が、こんなにもたくさんいる。
止まない雨はない。抜けないトンネルはない。
どの組織にいたって、これ以上に苦しいことは、きっとあっただろう。
だったら、この程度で止まってたまるか。
心が、何度も折れた。それでも何度も立ち直った。
その繰り返しの先にしか、僕が本当に見たいビジョンはない。
ありがとう。
いつか「あの時の代表、成長したな」
って思ってもらえるように僕は、進み続ける。
株式会社REALISS 大島航汰
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