ベストパワー
長崎の最終日は雨だった。昨日までの数日間はずっと晴れたので、今日はクールダウン。昼から、隣の諫早市の山奥にあるサウナに行ってきた。ここには2年半前にも一度来ていた。それ以来、また来たいとずっと思っていたのが、この雨で実現した。
ここは昨今のブームに乗っかって新しく出来た新興サウナではない。見る限り30年、いや40年の歴史がありそうな雰囲気を醸し出している。
土壁のドーム型の室内の真ん中で薪が炎を上げて燃えている。炎の明かりだけが頼りで、室内は薄暗い。床はレンガらしきものが敷き詰められていて、その上に麻布が広げてある。天井はハッキリみえないが、かなり低いと思われる。出入口は屈んで通るほど低くて小さい。中へ入ったら上の方は煙くて息苦しいので、すぐに横になるようにと急かされる。先客が麻袋を被ってミノムシのように横たわるのが、炎の明かりでゆらゆらと見える。それを踏みつけないようにして、僕も頭からスッポリ麻袋を被って横になる。
初めての時、全てが想像を超えていて、室内に入ると呼吸困難に陥りそうで10秒ほどで飛び出してしまった。係のおばちゃんと、外で待機していたおばあちゃんに笑われた。それくらいテンパってしまっていた。今回は落ち着いて楽しめたが、それでも相変わらずインパクトはすごい。
僕の文章力では伝わるか怪しい。例えるのが難しいのだ。似たようなところ、知らないので。
簡単に言うと、麻袋を頭から被った岩盤浴スタイルで、大きめな焚き火を囲んで、ほんのりスモークされながら汗をかく、、、みたいな感じかな、、、
その名も「御湯神指し ベストパワーランド」。とにかくすごく効果ありそうだ。御湯神指しって何と読むんだろうか?でもすごそうなのは伝わってくるからよしとして、ベストパワーってのも、ありそうでなかなかない感じも圧が強くていい!
僕がいた2時間半で男性客は延べ7人。ロッカーは102個あった。
いま空港で帰りの飛行機を待っている。鼻に手の甲を近づけると、まだほのかにススの匂いがする。
