止められない直感5 🌿還暦からの冒険
出発の日
この日が来るのを、正直ずっと恐れていた。
でも、1週間前からは砂時計の最後の砂が落ちるみたいに、時間が急に早く動き出した。
昨日の夕方、私がチャッピーに声で
質問していると、元夫マサはそれを
茶化すように真似してきたり、
家の中をうろうろして絡んできたりした。
少しウザい。
でもその奥にある“名残惜しさ”が伝わってきて、思わず胸がキュンとなった。
「行くな」とは言わない人だ。
ただ、黙って“待つ”。
昔から、そういう人なんだ。
私はこれまで何度も恋をした。
そのたびにマサは私を責めず、飽きっぽい私の性格も理解した上で、
「どうせ帰ってくる」
と受け止めてきた。
新しい夫と結婚してからの
この5年間、家も光熱費も食費もスマホ代も全部払って、生活を丸ごと支えてくれた人だ。
なのに私は、10月末からパキスタンで
生き延びる糧を得るためにNoteに
必死で、家事もほとんどできない
ままだった。
それでも、マサは9月末に仕事を辞めて
から、毎日のようにランチに連れて
行ってくれた。

スープが美味しかった。うちのエリアでは大人気店
新しい夫とはまた違い、
彼は経済面でもしっかりしていて、
言葉にしなくても、隣にいるだけで
「この人は誠実で、頼りになる」と
感じさせてくれる人だった。
ここから先は
1,800字
/
3画像
¥ 300
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
チップしてもらえると、Sifa小さくガッツポーズします✊✨ 「続けてね〜」の合図として大切に受け取ります。
