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tadashikoizumi
休む場所はここにあるよ
広報誌に載せるメッセージを書きました。
娘の高校からの依頼で卒業生に贈る言葉です。
あと数ヶ月、
卒業までまだまだと思っていましたが
急に現実味を帯びてきて
少し感傷に浸ってしまいました。
思い返せばコロナの緊急事態宣言で
街全体が静まり返ったあの頃
中学校に入学した娘
人見知りなこともあり
なかなか学校に馴染めず、
友達もできませんでした。
そんな娘が高校生になった時
1人でいる子に声をかけて
友達になったと話してくれました。
ひとりぼっちの寂しさがよく分かるからと。
ぽつりとつぶやく横顔を見て本当に嬉しかった。
娘の心はちゃんと成長していたと
ほっとしました。
高校生活では友達とうまくいかないことや
学校がつまらない、勉強が分からない
様々な悩みを抱え
一生懸命考え
立ち向かった日もあれば
泣いて帰ってきた日も…
それでも一歩ずつ
前に進む努力をしてきたことを
母はちゃんと見てきました。
一緒に悩んだり
一緒に悩みたいのに遠ざけられたり
勝手に心配して眠れない夜もあった…
この先
母の元を巣立つ準備期に入る娘は
また不安になる日もあれば
モヤモヤして眠れない夜もあるでしょう。
いつの日かそれを乗り越えて
少しずつ自分で感情のコントロールを覚えて
ひとりで歩み始めるのでしょう。
母としては寂しくもあり、
楽しみでもある未来
帰る場所はここにあるよと
疲れたら帰っておいで
休む場所はここにあるよ
大丈夫。
ゆったりと袂を広げて言える自分でいたい。
