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『想い出ミルフィーユ』の巻き

私たち家族は多言語の自然習得をしているが
家族で自分勝手にやっている訳ではなく
一般財団法人言語交流研究所
ヒッポファミリークラブ
というなんとも表し難いクラブに参加して
活動している。
言語の習得に一番大切なのは
受け止めてもらうことだから。

ヒッポファミリークラブの始まりは
50数年前
榊原陽さんが娘の誕生を機に
「これからの世界はもっと狭くなる。
ならば、ことばをプレゼントしよう。」
という思いから。
「この子をなんとか食わしていかねば!!」
という父親が大勢いた時代に
生活的な余裕と視点の真新しさに驚く。
始めは英語だけだったものが
言語習得の自然とは何か?
を研究し続けて
多言語の自然習得に行き着いた。
言語学者、ノーム・チョムスキーが提唱する
生成文法は
まさに私たちメンバーが体感している。

長女が間もなく1歳という頃
私たち家族もヒッポファミリークラブの活動に
参加するようになり
次女が生まれるまでは
1年間に4〜5組ほど
短期間のホームステイ受け入れをしてきた。
出逢っては別れ出逢っては別れた。
出逢いはいつも嬉しく
別れはいつも寂しかった。
そして、そのうち忘れゆく。
そんなものだと思っていた。

長女が台湾から帰国直前
ホストと離れてすぐ
ホストからメッセージが来た。
Our kids already miss her.
これまでホストをしてきた経験が
走馬灯のように思い出され
そのたくさんの別れ際に抱いた氣持ちが
長女のホストの氣持ちと重なった。
出逢っては別れ出逢っては別れ
忘れゆくものではなく
出逢っては別れ出逢っては別れ
積み重なっていることに氣付いた。

全ては積み重なるんだ。

いくら忘れたと思っても
いくらどこかに追いやっても
全ては積み重なる。

全ては

何を積み重ねたいか?


なのだ。


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