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2択なのに、なぜか迷う

2択しかないのに、よく間違える言葉が、私にはある。

4択ならわかる。
6択なら仕方ない。
でも、2つしかないのに、なぜか迷う。
というか、意味を理解できない。

試験でも、2択の問題は、かなりの確率で外す。
自分でも不思議だ。

漢字の「音」と「訓」

私は長いあいだ、
訓読みが中国から来たものだと思っていた。

“訓”って、なんか、「クン」てカタカナで書きそうじゃないですか。
つまり外来語っぽい。
だから勝手に、海を渡ってきた側だと思っていた。

違った。
中国から来たのは、“音”のほうだった。

——どうやら私は、
「どこの言葉で読んでいるのか」を
取り違えていたらしい。

中国の音のまま読むのが“音”。
日本の言葉に置き換えるのが“訓”。

「陰性」と「陽性」

これも毎回、少し立ち止まる。

誰から見た陰性?

バイキンから見た陽性?
なんだか、喜んでる感じがするのは、私だけ?

毎回迷子になる。

答えはシンプル。
反応が出たら陽性。
それだけなのに。

「円高」と「円安」

ニュースで聞くたび、一瞬フリーズする。

円の値段が上がっているのに、円安?
いや、ドルから見たら?
いや、円の価値は?

頭の中ではぐるぐるして、図に書き出してみるも、やはり理解できない。

——けれど、ひとつだけ決めればよかったらしい。

「自分が円でドルを買う」と思ってみる。

少ない円で買えたら、円は強い。
たくさん出さないと買えなかったら、円は弱い。

それだけの話なのに。

「母音」と「子音」

どうしても、
「K・P・T・D・H・M」が親で
「a.i.u.e.o」が子にしか見えない。

いや、どんなものにもくっついているから「親」と覚えよう。
親がいないものに子は生まれない。

2択なのに、なぜか迷う。

でもきっと、
ちゃんと理解しようとして、
余計な回り道をしているだけなのだ。

……そう思うことにしている。

たぶん明日も、私は
どちらかで一瞬止まる。

どちらかの立場に立って考えてみたら、
意外とすんなり受け入れられるものなのかもしれない。

——問題は、いつも「どこに立つか」だけだった。

#なんのはなしですか

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