伊藤企画稽古・本番中にXに書いた「伊藤毅」の演劇言葉コピペ
・ヒトは、やや前のめりの姿勢にすると、言葉が出やすくなる。
肩を開くとその分だけ頭が前にくるので話しやすい。
肩は脳と近いから、肩に意識がいくと脳がその意識に支配されちゃう、なので骨盤を開くようにする。
すると、脳とお尻は離れている分意識が2つに分かれるので話しやすい。
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・第四の壁を壊して戦う僕の思う「一人芝居」は、
わが地元茨城のヤンキーのガン飛ばしと似てる。
目をそらした方が負けだ。
一度認められれば、そのお客様はフォロワーになる。
そのフォロワー数を増やすのが、一人芝居の醍醐味。
そんで、この戦い方はどこでも応用でき、便利です。
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・演出については、専門性一切ないの、僕。
細かく人のこと見れる人なら、誰でもできる事を仕事にしてる。
別にそれでも面白いの作れるからいいっしょ。
だから、「新しい」にも興味ないんだよなあ。
皆が言う「新しい」って、他分野からの派生系だかんね。
図書館でNewton読んでたら、大体偉い人の言う演劇の「新しい」でしたっけ?全部書いてあるすわ、それ、10年前に。
すぐそこにあるパクリ先を知らない人ほど、言いたがってしまう。
分かってて言ってるなら、大変なお仕事だと平身低頭です。
と思ってるので、いま、岸田國士とチェーホフをやってます。
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・『敷居は低く、質は高く』が伊藤の演劇スローガン。
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・しれっとボケつつ上品に着陸させるの、実は技術的にレベルの高い事をやってて。でも評価はそんなされない(笑)。
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・演出してる時
演出してる時って外からただ観て、
違和感があったら止めて、
俳優さんに「こうしてみて」とか、台詞前間の秒数指定をするんだけど。
もしかしたら、あたいは、
無意識に頭の中でそれぞれの役に出入りしながら、
動きを決めてるのかもしんない。
違うかもしんない。
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・(一日で繰り返しすぎかしらん?)ってくらい稽古する箇所を、あえてつくる。
「ここは大丈夫。イケます!やれます!」
ってシーンへの自信は、伊藤含めてみんなが後で助かるのです。
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・『演劇的な発声』って言ってたの、あれなんすか?の答え。
・演劇発声は、最初の一音をストレートに飛ばす。
・語尾を伸ばさない。
➡見てるお客さんが眠くなるのと、
台詞の流れに断続的な死に間が生まれるから。
僕は切ってもらっちゃう。好きな人もいると思う。
・1センテンスの最後らへんの声量を小さくすると、「上手いっぽい」。
のだけれど、それはやってる本人の気のせい。
➡単純に聞こえねーってなる。
雰囲気が出てると本人は感じる。
けれど、「それ風」がもろバレしちゃってるので、やめときなさい。
(俳優業をしてると、一度は引き寄せられちゃう。)
多くのその選択が必然じゃないし、
自己に閉じる手法だから、悪手だと伊藤は思う。
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・伊藤の稽古の考え方を言語化してみた。
オーディションで演出家が観るところは、
お芝居の相手をよく魅せる立ち位置と相手のための台詞を出してるか
(本がまだ無い場合、↑押さえてたら、声かける可能性大。)
オーディション時は、
『主宰・演出家にどの俳優を選ぶかの権利がある』。
役を勝ち取った俳優は、
「もうこっちのもんやで!」で稽古場に来たらいい。
なぜなら、集団の目的は【本番】で、
そのゴールの道程は『俳優に権利がある』から。
➡稽古場で芝居の流れを止めないように台本を離さないのは、目的からずれている。
稽古場で失敗する権利を俳優は持っている。
演出家の仕事は、俳優の成功体験を掴むためのフォローと俳優に合うアテンドをすること。
ちなみに、本番の出来は主宰・演出家のみに責任が発生する。
だからお客さんに褒められるのも貶されるのも『伊藤の成果物』として独占するのらよー。
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・オリザさんが「演劇やってなかったら詐欺師になってた」と言ってたけど、ホンマそう。
演出家なんて詐欺師だとつくづく思う。
俳優を納得させるためだけに言葉の限りを尽くすのだ。
たまにはアホのフリをして。たまには賢者のフリもする。
演出家が楽しいのは、「やはり自分に、自分はないなあ」と再確認できること。
場が変わればそれに合わせて性格もしゃべりも変わる。
他の仕事より、一瞬一瞬のただの会話に頭フル回転、命をかけて「実は喋ってる」って感覚も楽しい。
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・ある短評で、「伊藤毅は平田オリザと比較しないと自分の劇作品を語れないのか?」って書かれたけど。
そうです。
ぼくの座標、出発点Aは青年団。
埃ひとつを拭きつつ眺める誇りのレペゼン。
レジェンドの名を盾にしてると思われましたなら、
答えはノンノンです。
ぼくの飛距離を測る計測ワードが「ORIZA HIRATA」。
実家出て、自立したから、語れる。
僕の愛する親の名です。
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