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【ちび創作大賞】 風にまつわるエトセトラ 【風】

 風……それは時に安らぎを、時に脅威をもたらすものですね。
 気持ちがいい、涼しい、寒い、飛ばされそう、状況によって様々な姿で体感するものです。
 香りを運んできたり、湿りを乾かしたり、時
には炎を燃え広がらせたりします。
 天然自然がもたらすもので、安寧も脅威も与える、水や火のように、相反する顔を持っていると思います。

 うちの菩提寺の住職(真言宗)が言うには。

 風は六大のなかの一つだ。 

 言われましたけど……
 なんのこっちゃ?
 と思いますよね。
 これは、この世は六つの要素によって形成されていると言うこと。

 地、水、火、風、空、識

 これすなわち六大。
 地は大地であり土台、空は大空であり、空気や空間、識は人の心、だそうです。

 ふ〜ん

 と聞きながらも、よく考えたらなるほどな、と思いました。
 樹木だって地面から生えてくるし、エネルギー源は地下に埋まってる。
 雨が降って、川が流れて、海がある。
 そもそも水がなければ、命はつなげない。
 火は破壊をもたらすかもしれないが、古い不要なものを処理したり、調理の過程で暮らしを豊かにする。
 風はこの世界を吹き抜けて、他の五大の要素を巡らせる。
 そもそもそれらは、我らが生きている空間に存在している。
 そして、良い方にも悪い方にもなるのは、使う人の心による。
 と、なんとも

 ケムに巻かれた

 ような気も無きにしもあらずです。

 申し訳ありません。
 風がテーマの話なのに……

 広げすぎて収拾がつかなくなりました。

 軌道修正いたします。
 私が生まれ育っていま暮らしているのは、四国の太平洋側の県。(←伏せる意味あるか?)
 最近は直撃はないけど、子供の頃は、

 台風銀座

 と呼ばれるほど、ひと夏にみっつ、よっつ直撃は当たり前。
 前のが来たらすぐ次が、てなもんです。
 うちは田舎だから井戸水というか、谷の水。
 飲料水はすぐ濁る。
 停電は当たり前。
 だから兄弟で、蝋燭の火を眺めながら、

 びゅうびゅうごうごう

 と吹き荒ぶ風の音を聞きながら、夜を明かしたものです。
 子供心に、恐怖を感じながらも、どこかウキウキ、わくわくしましたね。
 そんなもんだから、台風が接近しつつある時の風の感覚。
 なんというか、爽やかに吹き抜ける感じではなく、密度が濃いというか、重たいと言うか……とにかく

 質量を感じる風になります

 例えて言うなら、肌触りはざらつきがないけど、なんだか、ぬるっとした感じ……

 バリウム?

 いや、違うな、なんだろう……

 くず餅?

 だめだ!例えを出すのはやめます。
 失礼しました。
 だから、高校生の頃は台風接近間際の日も授業があり、20kmを自転車で通っていたんですが……

 なかなかにデンジャラスです。

 風に煽られたトラックが、いきなり迫ってきたり、一級河川の川の橋を渡る時なんてもう 

 三回ほど橋から落ちそうになりました。

 通学も命懸けでしたが、玄関を登る階段で、思わぬ幸運をもたらしてくれる時もあったから、許しましょう。
 幸運の詳細は、話すとセクハラになりますので、ご容赦ください。

 そんなこんなで、高校時代。
 いきなり台風からガラッと変えますが、当時ゲーマーだった私。
 3年生は、三学期が無く、大学が決まり、免許もとった私はやることがない、いや

 バイトしろよ!

 はい、申し訳ありません。
 やっていたのは、当時世の中を席巻した不朽の名作。

 ファイナルファンタジーⅤ

 これ、主要キャラクターがリンクするクリスタルがそれぞれ、風と土と水と火。だったかな?
 で、主人公がリンクするのが風のクリスタルでして、なんだか珍しいな。
 てな印象を受けました。
 しかし、エピローグにある一節。

 探求は風に乗り……

 というフレーズが、胸にググッと刺さりましたね。
 ゲームの話はここまでとします。
 雑談かよ!と思いましたよねあなた?

 はい、思いつくまま書いております。

 印象に残っている風にまつわる話だと……
 私、前職は営業の仕事で、北関東担当だったんですよ、察しの良い方、お住まいの方はもうご理解いただいていると思います。
 風に関しては、強烈と言うか、猛烈な衝撃を与えてくれました。

 群馬県!

 しかも、クライアントがいたのが、今は違う自治体だろうけど高崎の少し西にある。 
 甘楽町。

 赤城、榛名、妙義のトリプルおろし風!

 寒いわ、真っ直ぐ歩けないわ、飛ばされそうになるわで、ほんとにもう!でした。
 次は、マイルの無料航空券で、八丈島に行った時だったかな?
 いろいろ重なって、心が疲弊して病んでましてね。
 気分転換に一人旅。
 絶海の孤島、やはり風が強い!
 島内を散策するうちに、とある溶岩の海岸に行くとそこにあったのは、関ヶ原で敗れて流罪になり、島で生涯を閉じた戦国大名、宇喜多秀家公。
 その奥方で、仲睦まじかったが離れ離れになり、仕送りを続けながら身を案じた豪姫。

 そのお二人の石像が、夕日に照らされて、吹き荒ぶ風の中並んではるか備前国を見つめていました。

 私、癒されに来たのに……

 余計に寂しくなりました!

 そんなこんなで、色々な私の風にまつわるお話をお読みいただきました。
 色々と話があちこちに飛んでしまって、申し訳ありませんでした。
 それこそ

 風のように、いろんな話題を巡り巡ってしまいました。

(これは……我ながら、上手いこと言えたぞ)

 最後に私が一番好きな心地よく感じる風は……

 飲んでから外に出た時の風です!

 以上!風にまつわるエトセトラ。
 でした!

ではでは

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