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野菜から学ぶ  ~生きる力と子どもの適切な関わり方:福祉・教育~

家庭菜園をして20年。
色々な野菜を育ててきました。
ナス、トマト、ピーマン、トウモロコシ、サツマイモ、ジャガイモ、白菜、きゅうり、かぼちゃ、レタス、キャベツ、ホウレンソウ、枝豆、ネギ等々。

基本的には、水分と栄養、日光で育つ。

それぞれ、個性があって、レタスの種は、光があたってないと発芽しない。(なので、種で買うと、遮光袋に入っている)
ナスやトマトは、枝が増えすぎると実ができない。

野菜と呼ばれるものは、人の力がないと、雑草に負けてしまう。

しかし、その生命の神秘には驚かされる事が多い。

<野菜の神秘>
①枝目をとって、枝を少なくすると、枝に行く栄養がいらないので、よい実ができる。
②トウモロコシなどは、一つの苗に4つ程、実がなるが、1つに間引く事で、大きくて、実入りがいいものができる。
③きゅうりや枝豆は、摘心と言って、ある程度大きくなった所で、新芽を摘む。そうする事で、枝目が沢山でて、大きく茂り、実が沢山なる。
④ネギは、ネギ坊主ができる前(種ができる前)に刈り取ると、子孫を残す為に、新しく生えてくる。(ネギは、基本的に、ずっと取り続けられる)
⑤トマト、かぼちゃ、サツマイモは、摘み取った枝目を土に挿しておくと、根っこが生えて、新しい株になる。
⑥多くの野菜に共通だが、ある程度大きくなってから、水を与えない様にすると、根が深く張り巡る。(その後、肥料をあげると、栄養を多く吸収できるので、大きく、甘くなる)

<野菜から学ぶ生きる力>
これを人間に当てはめてみよう。
温室育ちの蘭は、温室内でしか育たない。外気にさらせば、すぐに枯れてしまう。
温室が、常に管理できている状態であればよいが、トラブルによって管理できなくなった時、それは、滅びるのを待つしかない。

野菜と人育ては、とてもよく似ていると思う。

その植物にあった土づくり(家庭環境、社会環境を整える)をして、種を植えて、ある一定の大きさになった時、その植物にあった試練(野菜で言う所の摘心)を与える。すると、強く、大きく育つのである。

<人間における試練とは何なのだろうか>
それは、新しい事に挑戦するとか、困りごとを人に相談して解決した経験とか、注射が嫌でも予防接種をするとか、夏休みの宿題をするとか、友達と喧嘩するとか、身に触れるもの全てがその機会だと思う。

何も、試練だから、苦しまなければならないという事はない。
新しい事への挑戦では、不安と好奇心は同居しているだろうし、友達との喧嘩は嫌なものであるが、相手の気持ちを知るよい機会であるし、喧嘩が解決しない可能性も十分あって、世の中割り切れないものがある事を学べる。
それを、喧嘩が嫌だからという目先のデメリットで避けてしまうのは、とても勿体ない。
その先にある「相手の気持ちを知れる」「自分のレベルが一つ上がる」事にフォーカスを当てると、友達付き合いも、楽しくなると思う。

宿題も、嫌な事に挑戦する根性ではなくて、新しい事を学んで一つ賢くなった点にフォーカスすると、より楽しくなると思う。
※仕事は嫌なものだが、誰かの役に立っている事を想像するとか、仕事以外でも、稼いだお金で自己実現するとか考え方の幅を広く持った方がよい。
勿論、仕事で自己実現ができるのであれば、それは、それで悪くない。

<そして、適切な時期に、日光や肥料、水を与える>
試練を乗り越えた、あなたは、大きく根が張っている。
そこに、肥料と水を与えたなら、どれだけの成長ができるだろうか。
ただ、肥料と水を切らさない様に与えられてきたほかの者より、大きく成長できるのである。それを考えただけで、試練も悪くない、何なら、ワクワクしてこないか?

ブレイクスルーした野菜は、新境地に到達する。(すごい値が付く)

<枯れない様に気にする事も大切>
水を限界まで絞ったトマトはとても甘い。土壌に塩をまいて、水を切ったりもする。でも、枯れてしまっては元も子もない。
だからと言って、甘やかしても、弱弱しい甘くないトマトになってしまう。

だから、支援者(親)は、よく見なければならない。
学校の先生?違う、親が責任をもって、しっかり見て、育てていくんだよ。

時には、地域の力や学校の協力を得ていくんだよ。

枯れないように、でも、大きく育てていくんだよ。

<大きく育つより大切な事>
親が自分本位ではなくて、子どもと対話して、本当に子どもの事を考えて行動する事じゃないだろうかと私は思う。
その結果、不登校や引きこもりになったとしても、「あなたはベストを尽くした」「社会を変えていかないといけないかも」「そして、何より、これからも子どもと対話し続ければいい。これで、終わりと誰が決めた」という感情が沸き上がってきたなら、あなたと子どもはまだまだ、負けてはいない。
私はそう思うのである。




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