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前世療法の記憶を頼りに単身凸ってみたお話


私は時折仕事で前世療法をやる事があります。


       〝前世療法”について


前世療法とは、
催眠状態で過去生に戻り、
過去の自分を再体験。
その過去生での経験を元に
      振り返りなどを通して     
     今の自分への理解を深める


                              〝気付きの療法“


と呼ばれています。


前世があるかないかは意見が分かれるところですが、
今の所私はある寄りのない派の人間です🙇

私の師匠はもちろんない派ですが、
これは師匠の影響だけではありません。
(それは後ほどお話しますね😊)
      
(ちなみに私の認定先のNGH(米国催眠士協会)というところは、あってもなくても良い。というかそれに固執しない。というスタンスです。)


前世療法では信じる信じないに関係なく
ほぼ全ての人がその時の自分になります。
(それがもし潜在意識が出してきたイメージであっても)


見え方は上から見ている感じ、映画を観ている感じ、主人公そのものになって動いてる感じ


人によって様々ですが
心はその人そのものになっています。
(場合によっては一部体の感覚も)

追っていくストーリーの中でもし、
悲しい事が起きれば本当に悲しく、
嬉しい事が起きたら本当に嬉しい。

そして喜んでも悲しんでも
前世なので必ず死が訪れます。

そして〝魂の行き着く場所”へと誘導され、
そしてその場所で

その人物のまま、今の自分を見てみたり
または振り返ってみる事で
『今の自分に気付きをもたらす』

という仕組みになります。


こんなことしょっちゅうやっていて前世ない派なのはあなた自身がリアルな過去生の自分を見た事ないからなんじゃないの?
と思われる方も居るかもしれませんね。


実はあるんです。
リアルすぎてどうしても忘れられなくて
現在のその地に単身凸したことも。


       滋賀県へ一人旅

その時はとある前世療法での記憶だけを頼りに旅をしようと決めていました。
(漫画家を目指していた頃だったのでネタになるといいな、なんなかったら写真いっぱい撮って帰ろうくらいに考えていました。)

舞台は「滋賀県。」
催眠から解けた私が口走った、
この旅に関するたった一つの情報です。
(当時はスマホがまだありませんでした。
なので一旦旅に出てしまったら
得られる情報が限られていました。)

滋賀には前乗りし、山深いペンションに一泊。

オーナーさんがどうしてこんなところへ?
と興味を示されたので引かれることを
承知の上正直にお話しました。


       ある前世療法

それは私が初めて受けた催眠療法で見たもので、
最も鮮明、
かつ最も大きな影響を与えたものになります。

当時の私は、全力で信じていた人に
続けて裏切られ
人間不信からの鬱状態

仕事にも行けない、
食べれないで自分ではもう無理。。
とたまたま知っていた
催眠療法とやらを受けてみようと思い立ったのでした。


そのセラピストは落ち着いていてなぜかホッとするような、雰囲気の柔らかい方でした。

一通り面談で話し、
年齢退行なるものをやるのかと思いきや、その方は

「今、あなたにとって一番みる必要のある場面へ戻ります」

という言葉で私を誘導しました。
(催眠状態では
言われた事がそのまま反映されます。)

誘導されてすぐ、私を裏切った張本人の頭上を通過したことに気付きました。
困惑しつつも流されるままにしていたら

パンッと手を叩く音

と同時に、
上も下も分からない暗闇の中にポッと
別の人物が私として現れました。

その人物とは
固いゴワゴワの着物を着た
ふくよかな、顔の濃い女性。

見た目は全く違えどそれは私なのでした。

そしてふっと手元を見ると、菱形の
金色の金属?を大事そうに抱えています。

直感でこう思いました。
「あぁ、これわたしが盗ったやつだ…」と。


盗みを犯した女。当時のメモです。


手の平の金属を見ているうち怖くて震えだし、
そしてどういう訳か悲しくてたまらず
涙も止まらなくなりました。

大丈夫ですよ、とセラピストの声が聞こえます。

「それはどういう涙ですか?」と問われ



        「恋心」


と催眠下の私は答えました。

その瞬間にその金属に纏わる出来事
ぜんぶを思い出しました。


当時私にはどうしようもなく好きな人がいました。
繊維屋を営むこざっぱりした身なりの人。
(彼のビジュアルと雰囲気は今でもはっきりと覚えています。)
ずっと好きでいるけれど全く見向きされないので
私の気持ちは胸に秘めています。

         
         誘惑

ある日、近所の4つ年上の侍(幼馴染のような人)
と町の大きな反物屋へ行くことに。

店頭で侍が反物屋の主人と話してる間、
私はやる事がないので店の奥を歩き回っていました。

長い廊下を歩いていると左側の部屋の障子が
ほんの少しだけ空いている事に気がつきました。

私は
そっと障子を開けて
その部屋に入りました。

壁際には反物がぎっしり積まれています。
(病んでから🌀模様の絵をよく書いていたので
あっ!と思いました)

ふと、部屋の奥に桐の箱を発見しました。

「何が入っているのだろう?」

誘惑と好奇心に勝てず
そっと箱を開けたら
そこには例の金属が白い布に包まれて
ひっそりと鎮座しておられました。


その金属は鈍いながらも強烈な光を放っていました。

その圧倒的な存在と光に心掴まれてしまい。。

誰も見てないのを良い事に
懐にしまってしまったのです。



       『盗みの代償』

そこから私は毎日ビクビクと
怯えながら暮らしました。

当時あのクラスの盗みは死罪、
もうすぐ私を盗人として捕まえに来るはず。。

と思いはしたけどそうはならず。

結婚したのです。お侍さんと。
財力と権力を持ってたらしいその人。
どうやら私を好いていてくれたらしく、事態を
収拾するのに水面下で動いていたようでした。

とここで冒頭の場面に戻ります。

        「恋心」

これはその侍と結婚することに決まり、盗みの証拠となる金属を人知れず井戸に捨てる場面でした。


罪と引き換えに捨てる恋心。

流したのは
今でも変わらず身が焦がれるほどに好きな彼を
諦めるのが苦しくて
切ない気持ちから出た涙でした。

(勝手な話ですが、その時の私には盗みに対する
罪悪感や贖罪の気持ちなどは微塵もありませんでした🥲)

井戸は綺麗な六角形をしていて、見ていると吸い込まれるような深い穴でした。

意を決して金属を投げ捨て、同時に彼への気持ちも捨てたのでした。(つもりでした

そこからパンッという手を叩く音と同時に
私は死の場面へ。

老後は貧しい生活をしていたらしく、1人小さな家に住んでいました。
寒さに震えながら寝ていたら

ゴッ

傘が落ちてきて額に刺さり、土間に転げ落ちました。(額の左側、いつも偏頭痛の出る場所なのでもしかして、、?)

手も顔も血だらけ、ほうほうの体で助けを求めて入口へ。

やっとの思いで引き戸に手をかけ外を見ると
辺り一面にしんしんと雪が降り積もっています。

こんな日に外歩いてる人なんかいないよな。。
ああ、私の人生こんなもんかと空を睨みながら息絶えました。


最期の場面。外は一面の雪景色。



とここまでお話して

不思議なこともあるもんですねぇ、、
それで明日はどこへ行かれるんです??
滋賀ってけっこう広いですよ?💦

とやや心配顔のお宿のご主人。
(色んな意味で心配になったんだと思います。
 めっちゃわかります)


とりあえず琵琶湖へ行こうと思っています。と私。
(滋賀といえば琵琶湖。
というより琵琶湖を回ることしか頭になかったのです💦)

そして次の日には雪が降っているから、
という理由でご主人がはるばる
琵琶湖近くの駅まで
送ってくださいました🥹


そこから一人、
湖西線という電車に乗り、
どこまでも続く琵琶湖を眺めていると
普通に観光してる気分になってくるのでした。

我に戻り
ここからどうしよう。。
情報なんてなんもない。
滋賀には本当に来たけどこの先どうすんの?


 まぁいいや、、
どうせ直感頼り、何もなくて元々の旅じゃん。
だったらもしどこかでちょっとでも
何か感じたら迷わず降りるぞ!
と思っていた矢先、
大津京という場所にて謎の既視感
襲われました。

一旦降りようかと思ったものの
待って、もう少し先に何かあるかも???
と乗り過ごし
そしてさらにもっと強烈に胸がザワザワしたお隣の山科(京都)で降車する事にしました。


とりあえずホームのベンチに座り
山を見ていたらなんだかどうしようもなく
懐かしくて懐かしくて堪らない感じがして
気付いたら涙が溢れていました。

涙の次には何が来るんだろうとぼんやり考えたものの一向に涙が止まらないので
仕方なくフードで顔を隠しながら適当にブラブラする事に。

あるか分かんないけど井戸を探してみる??

てか山科って滋賀じゃなくない!?


考えると動けなくなりそうなので
足が向くままに進んでみようと決めました。

(私は強烈な方向音痴なので
知らない場所を歩く時は一人でもちゃんと帰れるかいつも少し不安になるのですが
この時は全く不安が湧いてきませんでした)

高架線の下をくぐり左側に曲がると
ある通りに出ました。

迷う事なくずんずん進みます。
重いリュックを背負っているはずなのに足が軽い。


途中商店街のガラスに写った自分を見たらやはり涙目で、
涙ごしだったから?
雪が降っていたから?

いつからか景色がオーバーラップして見えていました。
かつてそこにあったかもしれない古い町と。


(これは感覚の話です。
疑い深い私は涙で二重に見えるだけなんじゃ、、と
思いつつ、山科に着いた時からずっと郷愁に似た気持ちも絶えず感じていました。どちらも本当の私の気持ちです)


そして辿り着いたのは
六角形の形をしたお堂でした。


六角形、、私が見たものは井戸です。
でもそこはお地蔵様のいらっしゃるお堂。。

こじつけにすらならないかもしれません。
全く縁もゆかりもないかもしれません。

けどここだ。と思った私は
迷わず手を合わせました。

信心とは無縁、それどころか大罪を犯し、
なかった事にした前世の罪を詫びました。

無心で手を合わせていると

あの時残した未練(ずっと引きずっていた
繊維屋さんへの気持ち)が昇華されていくのを感じました。
(あろうことに私は現世でもあの人を探し出すとどこかでずっと思っていたのです。)

私が今のわたしに還った瞬間でした。


帰り道、新幹線の中でふとペンションのオーナーさんの言葉を思い出しました。


「この時期この辺りでは滅多に雪は降らないんですよ。」
「もしかするとこの雪は、滋賀からの贈り物なのかもしれませんね。。」




。。素敵な言葉をありがとうご主人。
私の話を信じてくれて。

またいつか必ず、
話の続きを伝えに会いに行きますね☺️






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