体を整える。旬のとうもろこしが教えてくれた、体の声
スーパーでとうもろこしを見つけました。
「今、これを食べたい」
そう思い、早速どれにしようか品定め。
皮付きで中身は見えないので、真剣勝負。
ずっしりとした重みがあり、ヒゲが多いものを選びました。
とうもろこしを見ると、いつも思い出す場面があります。
『となりのトトロ』のメイが、
病気のお母さんのために、とうもろこしを届けようとする場面です。
「お母さんに食べさせてあげたい」
そんな一心で、とうもろこしを抱えて走るメイ。
小さな手で大切に抱えたとうもろこしが、
なんだかとても大きなものに見えたのを覚えています。
食べものって、
ただお腹を満たすだけのものではないのかもしれません。
「元気になってほしい」
「おいしく食べてほしい」
「少しでも楽になってほしい」
そんな誰かを思う気持ちまで、
一緒に運んでくれるものなのかもしれない。
そんなことを思いながら、
今回はとうもろこしごはんを炊きました。
とうもろこしは、茹でて食べることが多いのですが、たまには目先を変えて。
輝くような黄色いとうもろこしの粒と、ちょっぴり塩を加えた白いつやつやのごはん。
想像するだけで、元気になれるような感覚があります。
このところ、少し食欲が落ち気味だったので、
「これなら、みんなモリモリ食べられるかもしれない」
そんなことを思いながら、炊飯器に材料を入れました。
とうもろこしごはんは、実だけを入れるのではなく、芯も一緒に炊くと、芯から旨みが出て、よりおいしくなるそうです。
それなら、と芯も捨てずに一緒に炊くことに。
そして、
ピーピー。
炊きあがりの合図。
待ちきれずに、すぐに炊飯器の蓋を開けます。
ふわっと立ち上がる湯気。
鼻をくすぐる、とうもろこしの甘い香り。
炊きあがった黄色い粒を見ているだけで、心が弾んでくるようです。
しゃもじで、ごはんととうもろこしを混ぜ合わせる。
それだけなのに、ますます期待感が高まります。
茶碗によそうと、立ち上がる湯気とともに、甘い香りがもう一度鼻をくすぐりました。
口に運ぶと、期待通り。
ほんのり塩気を感じるごはんの中に、甘みのあるぷちぷちとした食感の
とうもろこしの粒。
かむほどに、とうもろこしとごはん、それぞれの甘さが舌の上に広がっていきます。
「おいしい。」
食欲がない日が続いていましたが、
「これなら食べられる!」
そんな喜びを感じながら、みんなでたくさん食べました。
食べ終わってみると、からだだけではなく、こころまで少し元気になったような気がしました。
旬のものを食べると、からだが季節を感じているような気がします。
そして、今回のとうもろこしごはんで思ったこと。
「整える」というのは、特別な健康法ではなく、
今の自分が欲しているものに気づくことなのかもしれません。
「これが食べたい」
そんな小さな声に耳を澄ませてみる。
その声に応えてあげる。
それだけでも、からだは少しうれしくなるのかもしれません。
今日も、からだの声を聴きながら。
旬のおいしさをいただきました。
ごちそうさまでした。
この場所は、
心や暮らしを、少しずつ整えるための小さな余白です。
今日の記事が、
あなたの毎日にそっと寄り添う
ぷちふく(小さなしあわせ)のひとしずくになればうれしいです。
少しだけ、からだをいたわる時間をつくってみませんか。

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