見出し画像

桜のやさしさに包まれて

先日、夫と春休み中の孫たち3人と一緒にお花見に出かけた。

おにぎりに簡単なおかず、果物をタッパーに詰め、お茶を持っていざ出発。
向かったのは、地元を流れる川の堤防。そこには約800本の桜並木が続き、ちょうど満開を迎えていた。

土手から少し降りた場所にシートを広げ、お弁当を開く。
空はよく晴れて、風も穏やか。
これ以上ないほどのお花見日和だった。

孫たちにはそれぞれ千円を渡し、「好きなものを買っておいで」と送り出した。
しばらくして、焼きそば、ポテトフライ、クレープ、かき氷を手に戻ってきた。ちゃんと千円になるように考えて選んでいた。

こうして、ささやかな宴会が始まった。

外で食べるご飯はやっぱり格別。みんなよく食べる。私もおにぎりを頬張り、お茶を飲みながら、ゆったりと川の流れを眺めた。
すると、水面には散った桜の花びらがたくさん流れていた。

noteの記事で「桜の花は最後の蕾が咲くのを待ってから散る」と書かれていたことを思い出した。
仲間を待ってから旅立ったのだなと、少し切なく、そして、たまらなく愛おしい気持ちになった。

この日は本当に暖かく、穏やかな一日だった。

お腹が満たされると、みんな少し眠くなり、寝転がりはじめた。
下から見上げる桜並木と空のコントラストが、なんとも言えず美しかった。

桜はやはり春のものだと思う。
冬の透き通る空気でも、夏の強い日差しでもなく、穏やかでやわらかな春の光の中でこそ、その魅力が発揮される。
小さな花が幾重にも重なり合い、枝を覆い、輪郭をやわらかく曖昧にする。
その姿は繊細でありながら主張しすぎず、どこまでも優しく、やわらかい。

眺めているだけで心が穏やかになり、ただただ癒される。
昔から多くの人に愛されてきた理由が、少しわかる気がする。

ふと、私がnoteでフォローしているクリエイターさんの雰囲気にどこか似ているな、と思った。

気づけば、心が軽くなっていた。また頑張れそうな気がする。

帰りの車の中で、孫たちに「どうだった?」と尋ねた。

「良かったよ!すごく美味しかった!」
元気な返事が返ってきた。

どうやら彼らにとっては、
「花より団子」だったみたいだ。(笑)

いいなと思ったら応援しよう!