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【アベニールの洗礼】リアショック取り外しで発覚した物理干渉バグ。ストローク僅か45mmの地獄仕様と、消えそうな延長棒計画

こんにちは!Re:Tech JapanのRe:NISSANです。いつも読んでいただいてありがとうございます。

今回は、我が愛車アベニール(W11)の足回りセクターにおける、極めて深刻な「物理エラー」の検出と、それに伴う泥沼のデバッグログをお届けします。

フロントの減衰力を弄ってから約3ヶ月。私の肉体(主に自称首ヘルニアのメインフレーム)が遂に限界を迎え、重い腰を上げてリアショックの近代化改修および生存確認を施工しました。そこで目にしたのは、ドM仕様の構造と、設計思想を揺るがす物理干渉バグでした。



【アベニールの洗礼】リアショック取り外しで発覚した物理干渉バグ。ストローク僅か45mmの地獄仕様と、消える延長棒計画

我がアベニールのリアサスペンション。当時の日産インフォメーションによると、「ミニバン・ワゴン専用設計として世に送り出された、貨物部分の積載性と走行性能を両立させたシステム」とのこと。

しかし、車高調を組んでからの乗り心地は、お世辞にも快適(優れたUI)とは言えません。

ショップが施した初期の減衰力設定値は、フロント:25/32段戻し、リア:32/32段戻し(※1が最もHARD、32が最もSOFT)という、リアを完全フリーにしたセッティングでした。 これを私がフロントだけ「10/32段戻し」のややハード寄りに変更し、3ヶ月ほど乗ってきたのですが……リバウンドの突き上げが激しく、首のメインプロセッサが悲鳴を上げ始めました。

https://youtube.com/shorts/r_v4imAKCJ8

■ 1. 0G状態でのログ解析:圧倒的なストローク不足

ジャッキアップして1Gの負荷を抜いた「0G状態」でリアショックを計測したところ、驚くべきデータが検出されました。

  • 0Gでサス最大ストローク量:約 45mm

  • 1Gでバンプラバーとの隙間:約 30mm


純正ショックの頃からなぜか右リアだけ車高が下がっているという固有のバグ(個体差)があったのですが、それにしても隙間30mmは少なすぎます。これでは走行中、ちょっとした路面のギャップ(段差)で即座に底付き(バンプタッチ)し、その衝撃パケットがダイレクトに私の首へ送信されていたわけです。

1G状態だとサスのストロークも30mmくらいかもしれないが・・・

■ 2. ドMが喜ぶ「取り外し必須」の地獄仕様

「じゃあリアの減衰力を調整して減衰を最適化しよう」と思っても、そう簡単にはコンパイルが通りません。 この車高調、なんと「ショックアブソーバーを車両から完全に取り外さないと減衰力調整ダイヤルにアクセスできない」という、メンテナンス性を完全に無視したドM大歓喜の地獄仕様(仕様バグ)なのです。

みんカラの整備手帳にスタックする用の写真を撮りつつ、ブッシュのボルトをマニュアル通り(?)に解除してショックを摘出。取り外した状態にさえすれば、ダイヤルの調整自体は楽勝です。

ここで、DIYerのための重要なTips(例外処理)を。

減衰力の調整は、「目一杯右回り(ハード側)に締め込んでから、左に何段戻すか」で管理するのが鉄則です。 私は昔、それを知らずに某T社の車高調でダイヤルを左(ソフト側)に回しすぎて、内部パーツが緩みきって脱落・締まらなくなるという物理クラッシュを経験しています。皆様は説明書をよく読んで正しく調整してください。(私は読みませんけどw)

■ 3. エラー検知:ダイヤルとフレームの傷が「完全一致」

無事に摘出したショックアブソーバーを観察していると、減衰ダイヤルの一部に妙な凹みと傷を発見しました。「初期不良か? 落としたログでもあるのか?」と疑いましたが、車両側のフレーム(ハウス内)を覗き込んで戦慄。

フレーム側にも、全く同じ形状の削れ傷が刻まれていました。

ダイヤルの傷とフレームの傷のハッシュ値が完全一致。つまり、走行時のストローク中に「ショックの減衰ダイヤルが、車両フレームと物理干渉(衝突)していた」のです。

このまま戻すと、調整したダイヤルが再び別の位置でフレームとドツキ合いを演じることになります。というか、そもそも干渉のせいで1mmほどマウントが浮いてしまい、綺麗に装着できません。ショックのピストンロッドへのダメージ(致命的な負荷)も懸念されます。

■ 4. 対策パッチの適用と、潰れた未来の拡張性

ダイヤルをじっくり観察すると、幸いにも白いローレット部分(ダイヤルと同じギザギザ加工の部分)を回すことで、ダイヤル自体を取り外す(パージする)ことが可能でした。 ダイヤルユニットを撤去した状態でショックをフレームにあてがうと、干渉の隙間は見事に消失。クリアランスが確保されました。

しかし、ここで最大の問題(トレードオフ)が発生。 このアクセスの悪さを解消するために、事前にAmazonでポチっておいた「150mmの減衰調整延長棒(遠隔ワイヤー)」が、スペース不足のせいで物理的に取り付けられないという絶望的な仕様変更を余儀なくされたのです。

現状ダイヤルがフレームに当たっているのだから、ダイヤルに装着するタイプのこの延長棒は物理的に絶対装着不可!(このままでは)

選択の刻:あなたの選ぶコマンドは?

ダイヤルを外したことで、ショックの寿命は守られましたが、今後の減衰調整は「毎回ショックを外す」か、あるいは「新たなパッチを開発する」かの2択に迫られています。

  • コマンド[1]:諦めて、毎回ショックを外すドM地獄仕様を一生堪能する

  • コマンド[2]:フレームとの間に噛ませる「ワンオフのスペーサー」を自作し、クリアランスを強引に生成する


この車高調を眺めると、22mmくらいのカラーが8.5mmくらいのアッパーマウントの下に出ています。つまりこのカラーを切り落として、アッパーマウントの上側に入れられるスペーサーを作成すれば、20mmくらいはダイヤル部分の高さを確保することができる計算に。(しかも、ややこしい車高調をいじらなくても、車高が上げられる?)

必要寸法取り損ねた!

せっかく買った延長棒アセットを無駄にしないためにも、設計士としてはコマンド[2]の「スペーサービルド計画」に移行したいところですが……。

しかしながら20mmの隙間で延長棒取り付けられそうでしょうか?しかもシートの溶接座をかわす必要があります。

どうみても、このまますんなり取り付ける事は不可能。せめて、ショック側のダイヤル部分に直接このチューブみたいなものが刺さる構造でないと・・・(開発部分/製造部分が増えすぎる)

アベニールのリア足回りデバッグ、どうやら一筋縄ではいかない長期プロジェクトになりそうです。次回の足回りリファクタリング(施工編)ログをお楽しみに!

【Re:Tech Japan の足回り検証について】 紹介している車高調のセッティングや干渉トラブルの解析は、主にRe:NISSANが自腹でアセット(車高調・延長棒)を決済し、自宅のガレージという本番環境で首の痛みに耐えながらデバッグしているものです。 Re:Tech Japan はAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。

※警告: 正しい使用方法は必ず取り扱い説明書を遵守せよ。DIYという名の挑戦は、常に自己の責任において行われるものである。

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ダイヤルの傷と


フレームの傷が完全一致!?

コマンド
 ・諦めて地獄仕様を堪能
 ・スペーサを作る


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