「物価高倒産」の衝撃――なぜ、あのとき自分はこの未来を予見できたのか

導入:お茶の間に降りてきた「終わりの始まり」

2026年5月18日の朝、テレビを見ていて強い危機感、そして「ついにここまで来たか」という奇妙な確信を抱いた人も少なくないのではないだろうか。
主婦層や一般層が広く視聴するニュースバラエティ『羽鳥慎一モーニングショー』。その番組内で、倒産情報のスペシャリストである帝国データバンク藤井氏をスタジオに迎え、今日本を襲っている「物価高倒産・ナフサ不足」の生々しい実態が特集された。
これまで経済の裏側や、特定の産業界だけで囁かれていた歪みが、いよいよ一般社会の「日常」を脅かすレベルまで表出してきている。
実は、自分は以前のnoteで、これと全く同じサプライチェーンの崩壊とインフレの末路について警鐘を鳴らしていた。

テレビがようやく追いついてきた。しかし、これは「自分の予測が当たった」と悦に浸るためのものではない。なぜあの時点でこの未来が見えていたのか、そのロジックを共有し、これからの生存戦略を考えるためのものだ。

1. 「100円のコスト増に、42円しか乗せられない」という構造の限界

ここから先は

1,753字

¥ 300

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事は noteマネー にピックアップされました

noteマネーのバナー

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?