「世界との体格差が…」と言う前に、日本人がやるべきことがある。
世界大会を見て、
「やっぱり外国人はデカい。」
「日本人は体格差があるから仕方ない。」
そんな声を毎年のように聞く。
確かに、その通りだ。
平均身長も違う。
リーチも違う。
筋量も違う。
これは事実である。
しかし、私が疑問なのは、
本当に負けている原因は体格なのか?
ということだ。
例えばNBAを見れば、
身長190cmしかない選手が活躍している。
ヨーロッパでも180cm台のガードが世界を相手に戦っている。
では彼らは身体能力だけで戦っているのか。
違う。
・判断速度
・認知能力
・ポジショニング
・スペーシング
・タイミング
・オフボール
・ディシジョンメイキング
つまり、
脳で勝負している。
一方、日本はどうだろう。
小学生から
「もっと走れ!」
「もっと声出せ!」
「もっと気持ち!」
「ドリブルで抜け!」
そんな指導ばかり。
世界は認知能力を鍛えているのに、
日本は根性を鍛えている。
これでは差は縮まらない。
もちろん体格は重要だ。
だからこそ、
栄養
睡眠
筋力トレーニング
ジャンプトレーニング
スプリント
これらを育成年代から科学的に積み上げる必要がある。
ところが日本では
「筋トレすると身長が止まる」
という何十年前の都市伝説を未だに信じている人がいる。
科学はとっくに前へ進んでいる。
実際、日本人でも世界で戦えている選手はいる。
彼らに共通するのは
体格が特別だったことではない。
世界基準で育ったことだ。
考える。
見る。
判断する。
身体を作る。
それを何年も積み重ねている。
私たちは
「日本人だから無理」
ではなく、
「日本人でも勝てる育成」
を考えなければならない。
体格差は変えられない。
しかし、
育成環境は変えられる。
指導方法も変えられる。
トレーニングも変えられる。
試合経験も変えられる。
だから私は、
世界との体格差を嘆く前に、
日本の育成環境を見直したい。
本当に変えるべきなのは、
子どもの身長ではない。
大人の常識だ。
