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スーパーマンより断然『ザ・フラッシュ』❗️SFタイムトラベル名作映画

なんだよ、面白かったじゃないか!
『ザ・フラッシュ』(2023年)。
アメコミヒーロー映画の中でも一級品です。

マイケル・キートンが出ていると噂で聞いて、恐る恐る見ました。
年取ったキートン版バットマンがカッコ悪くてがっかりしたら、どうしよう。
なーんて心配は、杞憂でした!

冒頭では『ジャスティス・リーグ』の流れの通り、ベン・アフレック版バットマンが出てきて「なんだよ、相変わらずダサいんだな。」と思いながら、え?じゃあ、どこにキートン出てくるの??と疑問を抱いていましたが。
なーるほど、マルチバースね!

脚本が、最高に良かったです。
2人のバリー・アレンを演じるエズラ・ミラー、超高速のアクション表現、キャラクターの世界観を明るく灯すコメディ感、どれをとっても一流でした。

興奮のあまり、ネタバレしまくります。
今から見ようとする人は、この記事は見ないでください。

マイケル・キートン・バットマンが登場。
期待を裏切りません!
『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン』
『ジャスティス・リーグ』を見てから、見よう!

マルチバースの概念を導入した
画期的なDC映画

「詰め込みすぎ」と批判する方には、そこが良いんじゃん!と言いたい。

母を救おうとする親子愛と、マルチバースを軸としたストーリー。
私から見れば、単なる単独DCヒーロー映画に収まらず、SFタイムトラベルやコメディ、DCアクション、ヒーロー同士の共闘など、多くの要素を高次元で融合させた稀有な作品。

贅沢な「詰め込み過ぎ」に他ならない。

タイトルからは想像しないかもしれないが、
この作品は『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』『ワンダーウーマン』『ジャスティス・リーグ』『アクアマン』の一連の作品の集大成であり、歴代のDCヒーローが出てくるマルチバース(多元宇宙)を描いた特別編とご認識ください。

何が私を興奮させたかって?
だって、スター俳優が演じてきた歴史あるヒーロー達の映画を、魅力的に成立させるうまい表現だったから。

「スーパーガールや敵役の扱いが雑」という意見には、そんな主軸でもないところを丁寧に描いてたら、テーマがブレるでしょうよ、と反論したくなりますね。

バットマン映画の立役者、
マイケル・キートンで胸アツ!

別の世界線で出会う、隠遁したマイケル・キートン版バットマン。
なんと、ゴッサムシティを平和な街にすることに成功していたらしい。

男臭いデカさゴツさ怪力頼みのアフレックより、知的さとスマートさを併せ持ったキートンが好き。
(1989年、1992年のティム・バートン監督作品のバットマンね。)

バットマンスーツでのアクションも、当時の身体的な雰囲気が出てる。
足を開いて、胸を張った感じで敵を倒す、あの動きがカッコいいんだよな。
分かる?

コウモリマントで飛ぶ姿に、バットモービル、バットウィング。
「これこれ!コレだよ!このマスクに、このファイト・スタイル!」

やっぱり「バットマンはベン・アフレックじゃないぜ」と結論づける。

別の世界線で活躍する
スーパーマン!バットマン!続々。

さらに興奮させたのは、崩れゆく多元宇宙の中で見れる、出るわ出るわのヒーロー達。

小さい頃に見たクリストファー・リーヴのスーパーマンとスーパーウーマン(いとこだっけ?)の奇跡のツーショット。
私たちの世界線ではボツになって制作されなかった、ニコラス・ケイジのスーパーマンの姿も要チェック。

最後に、少し歴史を改変しちゃった代償に、歴代バットマン俳優の汚点ジョージ・クルーニになってしまった自虐オチも完璧。

ワンダーウーマンも、アクアマンも出現。(最後の最後まで見て)
ご馳走様でした!

実はスーパーマン級の能力なのに
コミカル担当のフラッシュ。

能力的には、バットマンやアクアマン、ワンダーウーマン、サイボーグより実は断然強いと思うのですが(スーパーマンの次に)、そうは見せないのが逆に素敵。

『ジャスティス・リーグ』では、1番好きなキャラですね。
スーパーマンとかの生真面目な優等生タイプばかりの中で、ヘタレな要素もあるけど、お茶目なムードメーカーの若者。

基本的にいい奴だけど、ちょっとコミュ障で、一見ヒーローらしくない親しみある感じがいい。

演じているエズラ・ミラーが、色々な案件で逮捕されていて、俳優イメージが非常に悪いのがもったいないくらい。

『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』にも、一瞬出てきますよね?
覚えています?「ボク、早すぎた?」って。

タイムトラベル、パラレルワールド、マルチバース

何度時間を遡って救おうとしても、最愛の妻を失ってしまうSF名作『タイムマシン』という小説(と映画)がありましたね。

バリーは母を救った世界では、どうしても人類滅亡の危機を食い止めることができません。
何度も何度も時間を遡って回避しようと執着するあまり、怪物のような別の自分を創り出してしまいます。

時間はすり鉢の内側のようにグルグルと回っていて、多元的な宇宙がさまざまな色の球体として現れてくるヴィジュアルにご注目。

タイムトラベルものに、理論的な正確性は求めてはいけません。
サイエンス・フィクションの成せる芸術分野だと思って、楽しむべき。

「時には、解決できないこともある。」

他者を変えようとする行動では解決しない、自分の在り方を変えて受け入れることが未来に繋がる場合もある。
結構、深いメッセージだと感じませんか?

映画の小ネタと名ゼリフの宝庫

例えば、母の生きている世界では『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主演がマイケル・J・フォックスじゃなかったり、アクアマンだったはずのアーサーを探しても、犬の名前だったり。

パラレルワールドで見えてくる違いを、コミカルに描いています。
歴代DCコミックス映画の小ネタも満載。
ファンは楽しめますね。

「過去を生きるな、今を生きろ。」
「心の傷があるから、今の我々がある。」

特に心に残ったのは、
「愛する母が、どこかで幸せに生きる世界があるなら、それでいい。」
素敵な考え方だと思いました。

この世で最も恐ろしい武器は
ワンダーウーマンの「真実の投げ縄」だった。

ワンダーウーマンが駆けつけてくれて、投げ縄でバットマンを助ける冒頭の場面。

なぜか、いきなり隠していた本音を告白し始めるバットマン。
縄を解こうとするフラッシュも、触った途端に隠していた自分の秘密を口にしてしまう。

縄を解くと、居心地の悪さにみんながモジモジしているのが、おかしかったw

あれが1番、嫌な精神攻撃だな。
ワンダーウーマン、いい武器持ってるよね!


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アンドレ安堂 記事にご満足いただけたら、とっても嬉しいです☺️