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Perfume と わたし

   Perfume ZO/Z5 Anniversary "ネビュラロマンス" Episode TOKYO DOME


2025年09月21日
 年内の活動を以て、コールドスリープ(活動休止)に入る事を発表
2025年09月22-23日
 Perfume ZO/Z5 Anniversary "ネビュラロマンス" Episode TOKYO DOME
 本公演を以て、コールドスリープ前の単独公演は終了

遡る事、ひと月。
私は妻に、意を決して相談を持ち掛けた。

『東京ドームで、Perfumeがライブを行う』
『今回を逃すと、東京ドームでの公演はもうないかもしれない』

妻は一言。

『いつあるの?』

Perfume ZO/Z5 Anniversary "ネビュラロマンス" Episode TOKYO DOME
- Perfume Official Site

Perfumeとは

Perfume(パフューム)は、日本の音楽ユニット。中田ヤスタカが楽曲プロデュースする広島県出身の3人組テクノポップユニットである。

1999年に結成。女性アイドルグループとしては相当に長い下積みを経て、「ポリリズム」を切っ掛けとして2007年から2008年にかけてブレイク。
以降も長く人気を保つ女性アイドルグループである。シンセサイザーの音色を中心とした独特の音楽性やダンス、舞台演出等に特徴がある。

アミューズ所属。レコードレーベルはPerfume Records。
公式ファンクラブは「P.T.A.」。

2025年12月31日(水)をもって「コールドスリープ」と称して活動を休止する。

Wikipedia - Perfume
(https://ja.wikipedia.org/wiki/Perfume)



Perfumeとの出会い

出会いまで あと7年

世代として、大変音楽業界にも勢いのあった時代。
ミリオンセラーを叩き出すアーティスト達がメディアを賑わしている頃、
1999年4月、広島に芸能養成学校が誕生する。

東京の芸能事務所アミューズと提携した、アクターズスクール広島だ。

広島に過ごす私の耳にも、開校をする事はさすがに届いていた。
広島からもすごいアーティストが出てきてほしい、そう感じていた。

同年5月、インターネット上に、とある匿名掲示板が誕生する。
ひろゆきが開設した、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)である。


出会いまで あと5年

広島で育ち、大学受験を機に地元広島を離れる。
よくある広島における進学校生の進路だ。

2002年、大学進学を機に、地元広島を離れ、日々を過ごすこととなる。
3月中旬には新生活への備え、広島を離れる。

同年同月、アクターズスクール広島「もみじレーベル」より
『ぱふゅーむ』インディーズデビュー 1stシングル「OMAJINAI★ペロリ」

既に広島を離れていた私には、アクターズスクール広島がそのような活動をしていることなど、知る由もなかった。

また、大学進学を通じて学友たちも全国に散ってゆき、
インターネットを通じた趣味の仲間を関東・関西に広げていた私にとって、広島は『育っただけの場所』となりつつあった。


出会いまで あと4年

2003年春、前年に上京した際に住んだ街は大学からも遠く、
生活面の心配など、親の強い意向もあり学生寮への入寮することとなる。

同年春、ぱふゅーむ3人は上京し、アミューズへ所属。
BEE-HIVEの一員となり、女子寮での共同生活を送ることとなる。
事務所の意向で、「ぱふゅ〜む」から「Perfume」へ改名。

その頃の私は、大学の友人、ネットを介した幅広い年代層の友人、関東に着実に地盤を広げてゆき、広島との心の繋がりはますます薄れてゆく。


出会いまで あと2年

2005年春、大学生活を進めるうちに、幼い頃より持っていたコンピューターへの興味が増してゆき、内部試験を通じて学部の所属変更へ至る。

同年秋、徳間ジャパンコミュニケーションズより
『Perfume』メジャーデビュー 1stシングル「リニアモーターガール」
「レトロな'80年代風テクノ」から「近未来型テクノポップ」へ方向性を切り替えてゆく。


出会い

2007年春、就職先も決まり、恋人との別れもあり、
平日は自宅と研究室を往復する日々。そんなIT系の研究室において、
話題の中心となるコンテンツがあった。

ゲーム、Youtube、2ちゃんねる…
そして、またしてもひろゆきが創立に関与し、
前年12月にサービスを開始した、ニコニコ動画である。

ニコニコ動画が、Perfumeとわたしとの出会いを作り出すこととなる。


Perfumeのブレイクとわたし

Perfumeとの邂逅 最初期

ニコニコ動画最初期は、今ほどインターネットが手軽でなく、利用者が限定的であった事もあり、コンプラ的にアウトなものも含め、実験的な動画や音楽も多く、刺激的であった。
そんな中で話題性が高い中にMADムービーとされるものも多く、そんなコンテンツの中に、ゲーム「アイドルマスター」のMADが存在していた。

MADムービー(マッドムービー)とは、既存の音声・ゲーム・画像・動画・アニメーションなどを個人が編集・合成し、再構成したもの。単に「MAD」と呼ばれることも多く、ネットコミュニティにおいてはもっぱらこの呼称が主流となっている。ただしパソコンやCGソフトが普及した21世紀初頭には「手書き(描き)MAD」(後述)という用語が出現するなど意味の拡散がみられる。主にファン活動の一環として行われる。近年では、音楽をベースとして編集される「音MAD」と呼ばれるものも増加している。「MAD」とは「狂っている、ばかげている」の英訳である「mad」の意。ちなみに、このような映像技法はサンプリングとも呼ばれている

Wikipedia - MADムービー
https://ja.wikipedia.org/wiki/MAD%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC

ある日、アイドルマスターとPerfumeをコラボされたMADが投稿される。
どの曲だっただろうか、好きな曲だなと感じた。

Perfume、どんなアイドルだろう、と興味が沸いてYoutubeを漁り始める。
当然、まずは他の曲からとなる。やはり好きだ。
どうやらしゃべりも面白いらしい、とライブ映像を探し当てた。

広島…広島弁をしゃべっている!?

もう曲よりも、どんな娘たちなんだ、という好奇心が止まらない。
近隣の県ではない、調べてみたら確かに広島だ、それも3人ともだ。

漁り続ける中で、一番印象に刻まれたのが、この動画だった。
Perfumeと掟ポルシェ氏の関係は、今更いうまでもないだろう。
畳二畳のエレクトロ・ワールドを披露、セマイドルの誕生だ。

掟ポルシェとPerfumeの3時間 DAX Live 2006 8/23

ほんと久しぶりに見たけど、やはり原点はここだな…。


Perfumeの躍進

若干の前後はあるが、私は所謂ポリリズム新規といってよいだろう。
認知直後に、ポリリズムのブレイクで一気にメジャーシーンへ駆けあがっていくこととなる。

掟ポルシェ氏、宇多丸氏を筆頭とした危機感を抱いたアーティスト達からの熱い支援。
そしてなにより、木村カエラさんラジオで大プッシュからのポリリズムなどは有名過ぎるので、今更私が語る事もない。

AKB48からPerfumeへ、AC公共広告機構のテレビCM2007年6月25日

Perfume、ついにサマソニ出演決定!2007年7月27日

卒論終えて、就職して落ち着いたら行ってみようかな、なんて悠長に構えていたら、あっという間にメジャーシーンへと飛躍してゆく。


Perfumeとニコニコ動画

私にとってのきっかけとなったニコニコ動画の観点から、触れておきたい。

2007年4月、「THE IDOLM@STER」の映像とPerfumeの楽曲を組み合わせた動画(sm148625、現sm4433889)がニコニコ動画に投稿され大変な人気を集めた。当時、ニコニコ動画でPerfumeを知ったというコメントも多く見られ、実際そのすぐ後に「Perfume~Complete Best~」がAmazonでランキング1位を獲得している。その後もsm341262やsm884069の投稿後に同CDがAmazonでのランキング1位を記録している。

ただし、本人達は2007年の暮れになるまで、ニコニコ動画の存在を知らなかった。

ニコニコ大百科(仮) - Perfume

動画投稿者も、その視聴者も一緒になって盛り上がる空間において、面白いものはあっという間に拡散される。
昨今、InstagramやTikTokで様々なインフルエンサーが、今バズってる同じ曲、同じ振り付けで動画を出すのと同様の現象である。
そして、動画にはアフィリエイトの形で、Amazonで関連商品へ誘導する収益化の仕組みが構築され、ここも既に昨今の動画配信サイトの環境の基礎が整っていく最中であった。

元々アキバ系男子に人気のあったPerfumeだが、今年1月にアーケード版からXbox 360に移植された大ヒット中のアイドル育成ゲーム「アイドルマスター」のユーザーの間で注目を集め、ファンが急増。YouTubeやニコニコ動画では、Perfumeの楽曲にシンクロしてゲームのキャラクタが歌って踊る動画が多数アップされ、閲覧数が増え続けている。

Perfume、「アイドルマスター」効果で人気急上昇2007年7月11日 livedoorニュース

ラジオからパワープッシュだけでなく、水面下でも着実に認知を広げていく中、07月05日と06日に代官山UNITで行われたPerfumeワンマンライブ「Perfume ひこぼし☆募集中」は、発売からわずか数分で完売。

発売からわずか数分で完売したこの日のライブ。惜しくもチケットが入手できず当日参加できなかった人も、今回追加された3曲の映像で彼女たちの魅力をじっくりと堪能しよう。

[Perfume] 「ひこぼし☆募集中」ライブ動画公開2007年7月31日 音楽ナタリー

その直後、先に触れた動画『アイドルマスター Perfume パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風』が、07月08日に投稿される。

『アイドルマスター Perfume パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風』(リメイク含め120万再生)において、まるで本物のミュージックビデオのような演出が視聴者の度肝を抜き、一気に注目されることなった。
( 中略 )
代表作であるアイドルマスター Perfume パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風でネットランナー大賞 MAD部門銀賞を受賞。さらに『物を最も多く売った動画』に選ばれ、その後Yahoo!ニュースに掲載された。

ニコニコ大百科(仮) - わかむらP

ニコニコ市場(仮)は、07月12日にスタートし、3週間弱で1,000枚以上の売り上げを叩き出す事となる。これには、07月11日までに売り上げた数字が含まれていない。
7月のAmazon月刊ランキングにPerfumeのCD2点がランクインし、その後長らくの間上位に残り続けることとなった。

1位が『Perfume~Complete Best~(DVD付) 』、6位が『ファン・サーヴィス[sweet](DVD付) 』。2位から5位までは『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST』のシリーズが入っています。

Perfumeで盛り上がるニコニコ動画2007年08月27日 All About

初回限定生産盤は初週3,530枚を売り上げ、2006年8月14日付オリコン週間アルバムランキングで初登場66位を獲得。チャート登場回数は4回、累計6,672枚のセールスを記録した。

通常盤は初週1,250枚を売り上げ、2007年2月26日付オリコン週間アルバムランキングで初登場144位を獲得。チャート登場回数は100回、累計170,405枚のセールスを記録した。

初回盤の発売から約1年後の2007年7月11日付でAmazon.co.jp のCD売上ランキング1位を獲得し、約1年半後の2008年4月28日付でオリコンチャート最高順位を更新。初回限定生産盤と通常盤をあわせた累計出荷は10万枚に達した。その後もさらに息長くセールスを積み重ね(2013年時点における累積売上は17万枚超)、ついには2015年4月度付でプラチナディスクに認定された。

Wikipedia (Perfume〜Complete_Best〜#チャート成績)

この頃は、インターネットの立ち位置が非常に弱く、あくまでも傍流も傍流であった。
そんな中、インターネットを介したサービスが一助になり、飛躍の一因となるということは、とても気持ちが昂るものであった。

この7月より、AC公共広告機構のテレビCMはもちろんのこと、一気にメディアへの露出が増加。
8月にはSUMMER SONIC大阪会場O.A.で登場
11月には「感謝!感激!ポリ荒らし! ~あらためまして、Perfumeです~」にて広島凱旋
翌週には「Perfume ~SEVENTH HEAVEN イイ気分♪~」にて、箱を1,000人クラスの恵比寿リキッドルームに広げ
12月にはCOUNT DOWN JAPAN 07/08で大阪/幕張どちらにも出演し、
年末カウントダウンで2,700人キャパ世界最大級ライブホールのZepp Tokyoワンマンライブ

どこまで大きくなっていくのだろう、と思わさせられた。

年が明け、2008年01月12日
この飛躍をまとめたドキュメンタリー動画がニコニコ動画へアップされる。



Perfume~Complete Best~

Perfumeの盛り上がりに高揚する一方で、2006年の「Complete Best」リリース前後のPerfume解散危機について、いろいろ知ることとなる。

当時は憶測レベルの話題に留まり、決定的な記事は見つけていなかったが、今は当時の話題がいろいろ出ており、以下のブログにもまとめられていたので、抜粋で紹介する。

掟さんが、2006年のある日、渋谷駅近くのホテルに呼び出され、当時のPerfume担当のマネージャーから、「Perfumeが解散するかも」と告白された。
この話を受け、長谷川さんが、「もうコンベスのリリースが決まってますから、1万枚プレスのうち、7000枚売れたら次も検討しましょう」と提案して、解散引き止め的な発言。
結果、ノルマを果たし、解散回避。

もっさん:「当時、ベスト盤が出ると事実上の契約終了になる前例をいろいろ見ていたので、実は、メンバーも僕も、『終わりが近づいているんじゃないか』と思ってました。」

あ:「ベスト盤を出した時にも解散するんじゃないか?って言われたし、自分たちでもその思いはよく理解できたし不安に思っていた。
『エレクトロワールド』のジャケ写を撮るついでにベスト盤の撮影も済ませてしまった時に、お金がないって事も理解出来るけど、どうもこれで『終わり』だと自分たちで思ったし、英語に詳しくはないけど、『Complete~』のタイトルが指す意味くらいは分かってたし」

もっさん:「メンバーはそれ(解散)を望んでないし、僕もそうしたくない。だからすぐ、レコード会社に働きかけて、水面下で、『チョコレイトディスコ』のレコーディングを作り始めていたんですよ」

Perfumeの解散危機回避の全貌が遂に明らかになった - Perfumeとグルメの日記

先日ドームライブ後に配信された掟ポルシェ氏のYoutube発言によると、2006年のある日というのは、アルバム発売のおよそ5カ月前、3月の話だということだ。
そして、私が原点と呼べる掟ポルシェ氏とPerfumeの配信は、アルバム発売直後、8月の話。
掟ポルシェ氏の所属するロマンポルシェによる新曲発売当日だというのに、Perfumeをゴリ押しする強引さは、これが最後のチャンスであるという事を知っていたからこその覚悟もあったのだろう。
そして、8月の配信を見ているリアルタイムのリスナーに対し、1枚でも多くCDを買わせようとする姿は、今となっては見え方が変わってくる。

当然、当時のファンも一定程度は同様の危機感を感じていたはずであるし、そのような当時のコメントもよく見かけたし、熱も感じた。
ここを当時のファンも、陣営も踏みとどまってあがいたからこそ『チョコレイトディスコ』が生まれ、木村カエラさんの目に留まり、『ポリリズム』へと繋がったし、アイマスの家庭用ゲーム機移植、Youtube、ニコニコ動画に繋げることが出来た。
やはりどこまでも泥臭く頑張り続けていたからこそ開けた未来なんだろう。


Perfumeダンスコンテスト

Perfume陣営は、『Perfumeとニコニコ動画』の項に書いたように、2007年末まで、ニコニコ動画の事を認識していなかったとされている。

いちるさんは「Perfumeはネット上でパーツとして使われることを黙認して広がった」と話したが、福原さんによると「彼らは黙認していたわけではない。去年の暮れの段階では、当人たちもニコニコ動画の存在を知らなかった」という。

 「彼らはネット上の状況を積極的に許していたわけではなく、レコード会社も事務所も知らないうちに広がっていたということらしい。最近はネットを積極的に戦略に取り込んでいこうというふうに変わったようだが」(福原さん)

Perfumeはニコニコを知らなかった “嫌儲”や著作権、ユーザー創作物の課題
- ITmedia(2008年07月24日)

当初は事務所としては意図せぬ要因だったものの、ラジオ・テレビなどの露出を増やすだけでなく、ネット上での発信も意図的に発信を増やしていく。

様々なコンテンツを打つ中、2011年にある企画が打ち出される。

2011.10.29 Perfumeダンスコンテスト@品川 レポ1
Perfumeダンスコンテスト 魅せよ、JPN!まとめwiki
2011.10.29 Perfumeダンスコンテスト@品川 レポ1
Perfumeダンスコンテスト 魅せよ、JPN!まとめwiki

2011年10月29日
「Perfume ダンスコンテスト ~魅せよ、JPN!~」開催。

Perfumeダンスコンテスト ~魅せよ、JPN!~

同コンテストは、動画投稿サイトなどで、「Perfume」の振り付けをコピーした多くの動画がアップされているのを見たメンバー3人が、いつかコンテストを開催して一緒に踊りたいという願いを実現。「キリンチューハイ 氷結」のCMソングにも起用されている「GLITTER」を課題曲に、指定部分の一部を「Perfume」と同じ振り付け、それ以外は応募者が考えた創作ダンスで踊り、動画サイト「YouTube」に投稿するという方法で、約500組が応募した。

Perfume : あ~ちゃん「“激アツ”でした!」 ダンスコンテストで優勝チームと即興コラボ
 - まんたんウェブ(2011年10月29日)

動画投稿サイトなどで、「Perfume」の振り付けをコピーした多くの動画がアップされている。ここの部分について少し掘り下げて。

ニコニコ動画においては、先に紹介したようなMAD動画が人気を博していたに留まらず、その他いろいろなジャンルが誕生していた。
初期の頃より、一般人の投稿動画コンテンツとして「歌ってみた」のカテゴリからadoが活動をスタートさせた事は大変有名であるが、同時期より「踊ってみた」というカテゴリが生まれていた。今やTiktok等で一般化された、曲に合わせて踊る姿を投稿する形式である。

2008年07月11日、perfumenという一般男性三人組が、ニコニコ動画へ投稿を開始する。

5番目のperfumenは、全員ダンス未経験ながら3年前からPerfumeの振りコピユニットとして活動を始め、ニコニコ動画の「踊ってみた」カテゴリに動画を投稿していた男性3人組。昨年10月に活動休止を発表していたが、この日のために再び集結しダンスを披露した。以前から彼らの存在を知っていたPerfumeのメンバーは「生で会えましたねー」「実在したんだーって感じ」と感慨深げにコメント。かしゆかが「このコンテストを開催するきっかけになったグループでもあるんです」と明かし、ステージ上のメンバーが泣いてしまうという一幕もあった。

Perfume、念願ダンスコンテストで優勝者とコラボライブ - 音楽ナタリー(2011年10月29日)

2011年 第1回 決勝戦進出
2013年 第2回 Perfume ダンスコンテスト ~魅せよ、LEVEL3~
    「極」部門(完全コピー) グランプリ受賞
第3回 Perfumeダンスコンテスト ~魅せよ、武道館!~メールインタビュー

彼らの存在だけでなく、その他たくさんの投稿動画があったからではあるが、ライブだけでなくネットを介しながら、従来の一方的なコミュニケーションではなく、アーティストとファンの双方向の発信を続けるPerfume。
Perfumeは3人のことだし、チームのことだし、そしてファンまでも含めてPerfumeなんだなと、この頃から感じさせられていた。


第2回 Perfume ダンスコンテスト ~魅せよ、LEVEL3~
第3回 Perfumeダンスコンテスト ~魅せよ、武道館!~
第4回 Perfumeダンスコンテスト 〜踊れ!TOKYO GIRL〜



Perfumeのライブ参戦

ここまで、Perfumeとの出会い、ネットを中心とした私との接点について語ってきた。
では、いつまでも在宅をやってただけなのか?というと、もちろんそういうわけではない。
2008年、社会人となり、仕事柄安定的に週末を休みに出来る環境ではなかった為、元々音楽については雑食だった私は、平日のインディーズバンドを目当てにライブハウスなどにも通い始めていた。

Perfumeは、2008年02月14日公式ファンクラブ
『P.T.A.(Perfumeとあなた)』を発足。
週末を中心に全国のZeppでツアーを行う規模になっていた。

タイミングが合わない中、ようやく現場を見る機会が生まれる。

2008年08月09日(土)
SUMMER SONIC 08 東京『DANCE STAGE』

Perfumeの出番は、DANCE STAGEの2番手。
正直まだ心のどこかでPerfumeの人気を甘く見ていた私は、Opening ActをMountain STAGEのGLORY HILLからスタートする。
さぁ、いよいよPerfumeを見に行こう、と移動すると既に大量の人が流れ込んでいる。なんとか後方に入れたものの、しばらくして入場規制となる。

「入り口前に2~3000人(もっとかも)は詰めかけてる」
「〇開演前に将棋倒し
 〇開演前に気分が悪くなって運ばれた人あり
 〇会場の熱気が天井で結露して降ってきた」
「仕切り悪すぎで演奏始めたら事故が起こりそうだからとライブ中止を相談する大人。」
「MCからも三人からも何度も注意があって、本当に中止寸前だったみたいです。あと、あ~ちゃんがMCで何度も同じ掛け合いやってたのは、OKが出るまで無理やり引き伸ばしてる感じがしました。確実に1、2曲は予定からカットしたんじゃないかな。」

2008年08月09日SUMMER SONIC 08 東京レポ
Perfume@wiki (2ちゃんねるPerfumeスレまとめ)

とてつもない人だった、という印象しか残っていない。
会場の熱狂・狂気に驚きを覚えたのに合わせ、もう1つ感じたのは
「これはもう、支えるとかのスケールではなくなってしまった」
という、少し一歩置いて行かれたような感覚だった。

当然、私自身が今までPerfumeに対して何かを成した訳でもなく、精々CDを買う程度の話で一方的に遠くから眺めていたに過ぎないのだが、その先に進む理由を見失ったタイミングでもあった。

出会いまで あと7年のアクターズスクール広島設立時に抱いた想い
『広島からもすごいアーティストが出てきてほしい』

これが達成されてしまった。そう感じた。


2009年12月28日(月)
rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 09/10
『EARTH STAGE』

前年のサマソニ以降も活動は追い続けているものの、
「行ったフェスで巡り逢えたら」という距離感へ一線を引き、新譜を聞きながらメディアやネットでひっそり応援する程度となる。
前年のCOUNTDOWN JAPANにもPerfumeは出演しているものの、その日はまだ仕事もあった為、参加する事は叶わず、翌年最後になってようやく巡り逢う。

当日は体調が悪く、家を出るのも遅くなった事が影響し、同ステージのOpening Actをやる9mm Parabellum Bulletのステージ途中で到着。

前年サマソニと同じ幕張ながら、ステージも遥かに大きくなっている事から景色が全く違った。これだけ広いステージでも埋めていた。

そして何より、オフィシャルTシャツの人数が大変多かった。
ファンクラブの順調さは伺っていたが、改めて実感をする。
大きくなった。

こちら幕張ディスコ、ポップに激震!
- 公式QUICK REPORT

同ステージでは、Perfume後に筋肉少女帯を挟み、木村カエラさんとなる。

木村カエラさん、などと書いてはいるが、彼女がテレビ神奈川(tvk)の番組『saku saku』のMCをやっている姿をほぼ全期間見てきていたので、恩人として見るというよりも、こちらについても変な親心で活躍を眺めていた。


2010年08月06日(金)
rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010
『GRASS STAGE』

前年は土曜からの参戦だったロッキンジャパン、仕事の都合をつけ金曜の休みを作り出す事に成功、3日間通しでひたちなかへ。
フロントエリアから1つ左に外したエリアで最前を取り眺める。これほど近くで見るのは初めての事だ。

熱風を吹き飛ばす攻めのエレクトロ・パーティー
- 公式QUICK REPORT

夏も冬も最大ステージでやるのが当たり前になって、もうここまでくると、あまり心ざわつく事もなく、穏やかに素直に応援するのみになっていた。
秋には東京ドームだって公演をする。
盆暮れ正月に顔を見る姪っ子達、くらいの気持ちで温かく見届けるだけ。

一線を引いての応援になっていた私は、東京ドームへ向けての苦悩など知らずにいた。
私の目的のウェイトは、SOUND OF FOREST STAGEでこの日のトリを務めるcapsuleを見る事の方へ傾いていた。

Perfumeを認識した2007年時点、当然すぐcapsuleの存在には気付く。
アイマスMAD紹介の際に『好きな曲だなと感じた』と書いたくらいなので、当然作り手の他の曲も探る事となった。
直近でリリースしていた Sugarless GiRL であっさり落ちて、中田ヤスタカプロデュース曲は幅広く聴くこととなる。ystk神。

不確定要素ゼロ!完全無欠、圧倒的なポップネス
- 公式QUICK REPORT

2010年12月28日(火)
rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 10/11
『EARTH STAGE』

フェスでも最大ステージに定着した、東京ドームも成功させた、もう紅白にも常連になりつつある、今後は一体どうなっていくんだろうな。
大きな場所にいるのが当たり前になりすぎてて、当時のmixiの日記にも強く触れなくなっている。
この年はCOUNTDOWN JAPANを4日間通しで参戦しているが、大型フェスにいけば当然いるだろう、と思ってしまっている。
観客も当然のようにPerfumeを認知し、爆音に踊り跳ねている。

すべての場所をホームグラウンドに変える輝き
- 公式QUICK REPORT

同フェスの別日、大晦日ASTRO ARENAに現れるcapsuleの方が、出演頻度からして希少価値があって、見ておかないと!と思うようになっていた。

今年も登場!ASTRO ARENAは大興奮‼
- 公式QUICK REPORT

同フェスは、最終日の大晦日、午後からゆっくりスタートし、オールナイトで早朝までイベントが行われている。
「Perfumeは28日に生で見たし、紅白は別に見なくていいかな…」
自分の中でのPerfumeへの渇望は確実に薄れていっていた。


2011年 なし

夏フェスでの日程も予定とかみ合わず、さほど気にしなくもなっている。
「別にCOUNTDOWN JAPANで見るだろうし」程度に考えていたのだろう。
この年、COUNTDOWN JAPANにPerfumeの参加はなく、1年を終える。

年末は体調不良の中、31日のみCOUNTDOWN JAPANに参戦。
紅白のPerfumeより、現場のcapsuleを完全に優先するようになってしまう。

ASTROの機能を生かしきる、貫禄のレイヴ状態!
- 公式QUICK REPORT

2012年08月04日(土)
rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2012
『GRASS STAGE』

ROCK IN JAPAN FESTIVALにおいて、金曜日 それも暑さで人のだれる
14時台に動員力への期待も含めてぶつけられる事の多かったPerfumeだが、
ついに土曜日の18:00という大物感ある時間帯に設定された。

確かこの時が初めてではなかっただろうか。
Perfume楽曲の中でも、自分の中で5本の指に入るほど気に入っている曲
『SEVENTH HEAVEN』を観る事が出来たのは。

この曲が気に入り過ぎるあまり、将来のパートナーが決まってもいない時点で、私自身が結婚式を挙げる際には必ずどこかでこの曲を使う、と心に決めたほどであった。

前年に、現場で見れておらず時間が空いていた事、夕暮れ時の心地よい時間帯になっていた事、いろんな要因はあっただろうが、
「あぁ、やっぱりPerfumeって応援するに値する存在だな…」と、多幸感溢れるステージを眺めながら、改めて感じた瞬間であった。

どこまでも華麗で、誠実で、巨大な歓喜のかたち
- 公式QUICK REPORT

この年、Perfumeは初のAsiaツアー『Perfume WORLD TOUR 1st』を行う。

ある程度の事は出来る存在になっていただけに、驚きを感じる事が減っていってた部分が私の中で大きかったが、
『WORLD TOUR』それも『1st』という言葉に、まだこの先も出来る事があるのかもしれない、まだ知らない世界に進んでいく姿が見れるのかもしれない、という事を予感させてくれた。

見慣れてきてしまったPerfumeに対して、気持ちが戻り始めた時期だった。


2013年08月04日(日)
rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013
『GRASS STAGE』

ついに回ってきた、最終日最大ステージの大トリ、ヘッドライナー。

Perfumeがヘッドライナーを務めるこの年、「アイドル夏フェス元年」などと評される事もあり、DJ Boothにて何組ものアイドルグループが登場する事となる。

ここにPerfume、アクターズスクール広島(ASH)と所縁ある
BABYMETALと9nine、の二組が登場する。

今はいうまでもないほど大きくなったBABYMETAL。
BABYMETALが企画された背景にPerfumeの影響がある。

1. KOBAMETALが大のメタルファンだったこと。日本のバンドでは聖飢魔IIやX JAPANを好んだ。
2. アミューズがマネジメントした可憐Girl'sの中元すず香の歌声を聴いたこと。その歌声は少年少女合唱団のようでありつつ時にリミッターが効いていないと思うほど強かった。
3. 同じく同社がマネジメントするPerfumeがテクノとアイドルを組み合わせて商業的に成功したこと。

BABYMETAL - Wikipedia

同じアミューズ所属であり、ASH15期生から世界へ羽ばたいく事になる
ボーカル中元すず香。
前年にインディーズデビュー、年始にメジャーデビューを果たし、知名度を一気に上げていっている最中のことだった。

同ブースにて、直前まで長年のPerfumeファンとして有名なピエール中野氏がDJで盛り上げ、ゴリゴリのメタルサウンドで降臨する。
前年のインディーズでリリースしていた「ヘドバンギャー!!」のMVから存在は認識していたものの、現場でステージ、フロアの熱を体感し、アイドルの企画としてではなく、1グループとして完全にフェスの客層に受け入れられている事を確信できた。


3つの花が狂い咲く、荘厳なメタルの世界へようこそ
- 公式QUICK REPORT

BABYMETALの後にDJを挟み、ASH3期生 ちゃあぽん こと 西脇彩華が所属する9nineの出番。
この時点では一度も楽曲を聴いたことがなく、ちゃあぽん と テレビで見たことある川島海荷さんがいるグループ、程度の認識でしかなかった。
今であれば、ちょっとSpotifyで代表曲くらい予習しておこうかな?ともなるが、CDレンタルがメインだった時期でもあり、そういう面識のないバンド、グループ、楽曲達に、風に流れて聞こえてくる出会いが不意に訪れるのがフェスの楽しみとも思っているので、尚更予習はしない事が多かった。

PerfumeやBABYMETALのようなコンセプト型とは違い、王道のアイドル。フェス向けにチョイスしてきた選曲という印象で、フロアを沸かしている。
ピエール中野氏との対談(音楽ナタリー)もしっかり活かし、盛り上がる様を見て、翌日にはTSUTAYAに他のバンドのCDと併せ借りにいくことに。

闘う「正統派アイドル」、完全燃焼
- 公式QUICK REPORT

この2組がパフォーマンスを行っていたのは、数時間後にPerfumeが出番を迎える『GRASS STAGE』の同エリアにある『DJ BOOTH』

AREA MAP - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013

この年のPerfumeは、人気アーティストの対バン型コラボフェスを行い、エレクトロ ダンス ミュージックの大型FES ULTRA KOREA 2013にも出演。
カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルに招待され、

ケルン、ロンドン、パリまで『Perfume WORLD TOUR 2nd』で、成功をおさめと、想定を遥かに上回る勢いで世界進出に突き進む。

日が沈む中、60,000人キャパの空間をぎっしり埋め尽くす。
満を持してのヘッドライナー、Perfumeの登場。

照明、演出、響き渡る重低音、暗闇に浮かび上がるステージとビジョン。
もうこれはPerfumeのホームだ。
2008年から毎年の出演、既存のアイドルの枠に収まらず、最高を求め続けて、ついにここまできた。

満場のアンコールに応えて3人が再登場すると、あ~ちゃんは
「今、お世話になっているマネージャーさんは、売れなくて広島に帰されそうになったときにも繋ぎ止めてくれたんだけど、メタルが好きでね。でも、かっこいいものはかっこいいんだよって言ってくれて、信じてくれたから、ここまでやってこれました」と語り、信念の強さ、大きさを改めて全身で描き出す“Dream Fighter”を披露する。あの3人は、まるで全身が楽器だ。いつものように揃って深々と礼をすると、
「今日のことは忘れません! みんなも忘れんでね! 今日を糧に、明日からも頑張ってね! 私たちも頑張るけん!」と言い残し、想像以上のスペクタクルと、それを現実のものにする原動力のパフォーマンスは幕を閉じた。(小池宏和)

彼女たちを繋ぎ止め、このステージに連れてきたのは、あなただ
- 公式QUICK REPORT
彼女たちを繋ぎ止め、このステージに連れてきたのは、あなただ
- 公式QUICK REPORT

ヘッドライナーの余韻はすごい。もちろん翌日から仕事。
ひたちなかから都内への長い道のり、家につくのは日を跨ぐころだ。
次は年末のCOUNTDOWN JAPANだな、などと噛みしめつつ。


2013年12月24日(火)
Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」
supported by チョコラ BB

次は年末に、と想いを持つ中、出演アーティストにPerfumeはなかった。
また来年か、と思う中、身近で唯一のPerfume好きな友人より声がかかる。

「東京ドームのチケットが1枚余ってる!よかったらこない?」

何年も応援してきた中で、行く事はないだろうと思っていたワンマン。
仕事終わりに東京ドームへ移動し、チケットを分けてくれる友人と合流。

手渡されるチケットと…タオル…?

「いるでしょ?!買っといたよ!」

バンド、フェスの独自タオルや服などは今までも買ってきた。
これは、自分自身何度も使う意識があったからだ。
きっと最初で最後のワンマン、果たして今後使う事はあるだろうか…?
とはいえ、物販に並んで一緒に買ってくれた気持ちは大変ありがたい。
当然お金は払う。

当日手渡されたチケット、アリーナ席だ。いいのか、アリーナ。

3つに分かれた正面寄り、おそらくはD9とかE9、頭に思い浮かぶ情景を思い返すとその辺りだったのではなかったのだろうか。

図解されていた方のレポートを参考までに引用させていただく。

Report – Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 supported by チョコラBB
@ 東京ドーム / 2013.12.24
- OFFICE tique SATELLITEⅣ

盛り上がりはいうまでもない、フェスのような秩序と無秩序の入り混じった混沌とした熱気とはまた違い、信頼関係の上になりたつ愛情のぶつけ合いといった様相。

今となってはもういろいろと記憶が定かではない。
12年も経てば仕方ないのかもしれないが、音像もあまり残っていない。
ぼんやりとした感情とアリーナから見上げた景色だけが残っている。


2014年05月29日(木)
SAYONARA 国立競技場 JAPAN NIGHT「Japan to the World」

2014年、私は関西へ転勤、入籍し、新たな生活を始める。
ライフスタイルも働き方も代わり、妻はライブには興味のない人であった事もあり、今後はライブに行く事もないだろう、などと思っていた。

東京五輪に向けて変わっていく東京も少し見てみたかったな。
まだ多少の未練が残っていた4月、国立競技場での最後の音楽イベントが発表される。

SAYONARA国立競技場 FINAL WEEK、「JAPAN NIGHT」音楽の力を世界に発信!
- 電通報(2014年05月30日)

参加を悩む中ところ、昨年のドームの際に声をかけてくれた友人から再度声がかかる。

「よかったら奥様もどう?」

普段なら興味のない妻も『国立競技場最後のイベント』という事で、参加。

MAN WITH A MISSION
SEKAI NO OWARI
Perfume
L'Arc~en~Ciel(出演順)

どれも全て通ってきたアーティストだ。申し分ないラインナップ。

【ライブレポート】Perfume、最後の国立で6万人総チョコレイト・ディスコ ──
<JAPAN NIGHT> DAY2
- BARKS

「ありがとうございました。私たちにとっては最初で最後の国立ですが、7年後、建て替わったとき、同じように日本の音楽の代表としてまた呼ばれるように活動を頑張ります!」

(※7年後 は 6年後の言い間違えと言われている)

まさかこのようなイベントで、ワンマンなのか?と思うレベルの演出。

そして…また次の国立…日本代表…?
まさかそんな発言が出てくるとは思わなかった。
深読みしすぎかもしれない。
チャンスがあれば東京五輪を目指す。
そういう存在になる事を目指す意思としか受け取れなかった。

思わぬ形でもう1度見る機会が出来た国立競技場でのライブ。
これを最後に、現地で見る機会からは遠のき、再開は11年後の事となる。


Perfumeのライブ参戦コールドスリープ

2015年 競走馬 - ライゾマティクス -

私が応援してきたものの中で、長く深いものの1つに競馬がある。
本気で観るようになったのは中学時代の事であり、スポーツ興行としてハマっていったのだが、書き始めても切りがないのでまた別の機会にnote化する日がやってくるかもしれない。

昨今は、ウマ娘を介して理解が進んだ方がいるかもしれないが、簡単に紹介させてもらう。

日本競馬は、中央競馬と地方競馬に分類される。

中央競馬は、農林水産省が監督のもとで、日本中央競馬会(JRA)が全国10競馬場で競馬開催を行っているもの。
土日に地上波で放送しているものが、中央競馬である。

地方競馬は、各地方自治体が監督のもとで、それぞれの競馬組合が競馬開催を行っているもの。
代表的なもので、東京都競馬が所有し、特別区競馬組合が行う大井競馬場。
羽田空港にほど近く、ナイターでの競馬や、冬場のイルミネーションなど独自の企画が行われている。

東京メガイルミ - 東京シティ競馬

例えは大変雑になるが、メジャーとインディーズのような立ち位置が近い。
メジャーレーベルは中央競馬、インディーズレーベルは地方競馬。

2015年のある日、友人から一本の連絡がくる。
「門別ですごい馬がデビューしたぞ!」

馬の名は、ライゾマティクス。

Perfumeをある程度推していれば、この名前はピンとくるであろう。
2010年に行われた初の東京ドーム公演よりPefumeのプロジェクトに携わるようになる、真鍋大度氏らが設立したクリエイティブ集団。
彼らがプロジェクトに携わるようになり、メディアアートとエンターテインメントの融合がまた一段と進み、Perfumeの表現の幅が更に広がった。

最初は、彼らが地方競馬の馬主になったのか?
などと思いながらレースを見るが…圧倒的だ。

門別とは、北海道で行われている地方競馬となる。
馬主名に書かれている名前は、山口裕介氏。
競走馬の育成等を手掛ける山口ステーブルの代表。関係者ではない。

単純にオーナーがめちゃくちゃPerfumeの事を好きなだけだ。
2012年以降、デビューさせる馬にどんどん楽曲の名前などをつけている。

この馬主さんの事は覚えておこう。

先の期待が膨らむ中、早々に大きな怪我をしてしまい、その後は復帰を繰り返すが、あの輝きが世間に届く事なく、引退を迎えることとなる。


2015年 Perfume  - STAR TRAIN  -

私の音楽に対するスタイルの話となる。

Perfumeに限らずの事だったが、気に入ったアーティストの場合
新譜が出るというだけでノールックでカートに入れていた。
CDが手元にくるまで、どんな曲かわからないスタイル。

また、音楽の作曲(OUTPUT)で「詞先」「曲先」とあるように、
視聴(INPUT)においても「詞重視」「曲重視」がある、と考えている。
私は「曲重視」の視聴スタイルであり、リズムや旋律を重視して、
歌(声)の事は数多くある楽器の1つとして捉えている。
その為、歌詞の事は楽曲を好きにならない限りあまり読むことはない。

そんな私でも、この歌詞にはすぐハッとさせられてしまった。
こんなにもPerfumeの事を歌っている歌はあっただろうか。

今までは、Perfumeとしての目指す世界・目指したい世界を
楽曲として3人へ与えられ、その世界に向かって進んでいる。
そう受け止める事が多く、3人はその形を表す表現者であると感じていた。

ただ、この曲は違う。
3人の過去であり今であり未来である、この曲はPerfume自身だと感じた。

そんな中、遅れてMVがアップロードされる。

歌詞の意味、歌割り、ぼんやり感じていた事が綺麗に可視化された。
今までの3人の、チームの挑戦の歴史が、頭の中で蘇る。

この忘れられない感覚は「SEVENTH HEAVEN」以来だ。


2016年 MIKIKO - RIO GAMES -

私は、スポーツ全般を見る雑食派である。
その為、未知のスポーツに出会えるオリンピックは興味深い祭典だ。
何より、リオ五輪が終われば、いよいよ東京五輪が待っている。

開会式、閉会式までしっかり見るので、
五輪旗授受を行うフラッグハンドオーバーセレモニーも楽しみに見ていた。

見どころはたくさんあった。
「THE 日本」的なステレオタイプに捕らわれた陳腐な表現ではなく、現代の日本を感じる演出で、東京五輪がとても楽しみになった。
世間ではごっそり安倍マリオが話題をさらっていった。

そんな中、映像パート後のパフォーマンスは、とてもCOOLだった。
MIKIKO先生の演出、ystkの曲、ライゾマティクスのAR演出。

ふと思い出す。
SAYONARA 国立競技場 JAPAN NIGHT。

「ありがとうございました。私たちにとっては最初で最後の国立ですが、7年後、建て替わったとき、同じように日本の音楽の代表としてまた呼ばれるように活動を頑張ります!」

これは…決して夢ではないのか…?


2017年 Perfume - NTTドコモ
「FUTURE-EXPERIMENT VOL.01 距離をなくせ。」FUSION

今や当たり前の技術となっている5G通信がお披露目される。
その表現者としてPerfumeが選ばれた。

CMに選ばれるのとは話が違う。
商品のブランディングとしてではなく、技術の表現者として選ばれた。
「百聞は一見に如かず」とは言うものの、通信技術を直感的にわかりやすい形で「見る」というのは容易ではない。
それをPerfumeであれば、と判断させる。そこまで実績を積み重ねてきた。

思えば、表現と技術(メディアアート)であっと驚かされたのは、
2012年「氷結 SUMMER NIGHT」の映像を見た時からの事かもしれない。
まだ浸透していないAR技術で、Perfumeと技術の親和性を魅せつけた。
元々、2007年に語ったアイマスとの相性もあれだけよかったのだ。
振り返ってみれば当然の事だった。

KIRINのプロモーションイベント「氷結 SUMMER NIGHT」で3D映像のPerfumeと実物のPerfumeのコラボによる「6人のPerfume」が ダンスを繰り広げるというパフォーマンスを披露。
事前収録した4D ViewsとMotion Captureのデータを活用した初の事例 となった。
Perfume 氷結 SUMMER NIGHTRhizomatiks Work

「氷結 SUMMER NIGHT」までは
楽曲・ダンス・人柄・物語 に魅了されていた。
ここに技術が加わり、相乗効果で跳ねていった。そう感じる。

「FUTURE-EXPERIMENT」に話を戻そう。
ロンドン ← 09h → 日本 ← 10h → ニューヨーク の時差。
10,000kmをも超える距離をノー遅延でのシンクロパフォーマンス、すぐそばに3人がいるかのように感じさせる。
テクノロジーだけでなくテクニックも磨きをかけ、作品を作り上げる。

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た - rockin'on.com(2017年11月09日)

この取り組みは、翌年の第65回「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」にて、デザイン部門のBronze Lionを受賞する。


2018年 Perfume - This is NIPPON プレミアムシアター『Perfume × TECHNOLOGY』presents "Reframe"

加速度的に、メディアアートを推し進めていく、チームPerfume。

活動の中心にあるライブには欠かせなかった「MC」
おしゃべり大好きな3人がそれを止め、1時間ノンストップでの公演。

もうこの時点でReframeしてる。
自分達の従来のやり方にこだわらず、分解・再構築している。

今までは1曲から数曲で流れが切れる、それが普通であった。
このReframeでは全てが繋がり、よりアート化、没入感が増していく。

Perfumeを最新テクノロジーで再構築、観客は1時間ノンストップで驚きの連続
 - 音楽ナタリー(2018年03月21日)

Perfumeはもう、曲という点では語れず、繋ぎという線、総合演出という面まで含めて初めてPerfumeを語れる存在になった。

そして、翌年に『Reframe 2019』としてバージョンアップし、公演される。


2019年 Perfume - Reframe 2019

Perfume、バージョンアップした圧倒的な演出と新曲で「Reframe」8公演完遂
 - 音楽ナタリー(2019年10月28日)

2025年末時点、公演はU-NEXTで配信されている。
是非見て頂きたい。


2020->21年  - TOKYO GAMES - COVID-19 -

リオ五輪閉会式フラッグハンドオーバーセレモニーに、MIKIKO先生が関与していたのは、2016年で触れた通り。

2017年末、「東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチーム」にMIKIKO先生が選出された事が発表される。

一層現実味を帯びてくる、あの時のメッセージ。

「ありがとうございました。私たちにとっては最初で最後の国立ですが、7年後、建て替わったとき、同じように日本の音楽の代表としてまた呼ばれるように活動を頑張ります!」

あの頃から、多くの企業とご一緒しながら1年1年Valueを高めてきた。

2019年には、4度目の海外ツアー
『Perfume WORLD TOUR 4th「FUTURE POP」アジア・北米ツアー』

中でも、日本人女性アーティスト初出演となる『Coachella 2019』では、
アメリカの音楽メディアRolling Stoneによって16組のベストアクトにPerfumeが選出される。

“広島出身のガールズトリオはコーチェラで演奏する最初のJ-POPグループであり、その存在は充分に認知されていなかった印象だ。しかし、日曜日の夜に最高にヤバいレイブパーティーを扇動した。Perfumeによるバブルガムハウスとハッピーハードコアポップで、好奇心旺盛なフェスティバル参加者たちをハチミツに群がる蜂のようにGobi Tentステージに集めた。- そしてオーディエンスは彼女たちの輝きに魅了され、長い時間留まって踊っていた。 VIPゾーンには、プエルトリコのスーパースター、Bad Bunny(バッド・バニー)も見に来ていた。”

1週目の出演の反響を受けて、2週目はコーチェラの配信アーティスト7組に選抜され、ストリーミング配信されることとなる。
そしてそのこの配信画像にリアルタイムでエフェクトを入れていたと、後に明かされる。単に世界にこれが配信される、しかもコーチェラで。ヤバイ。



2020年、期待の東京五輪の年がやってくる。
『Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome』で4大ドームも回る。

そんな中、やってきてしまう。
2020年02月26日 東京ドームでのツアー千秋楽当日。

要請をうけて、2月26日夜に開催予定だったEXILE(京セラドーム大阪)やPerfume(東京ドーム)のコンサートも急遽中止された。

始まることのなかった、千秋楽の『GAME』
世界が停止した。

Instagram - prfm_official

ドーム公演だけでなく現場自体、相変わらず行っていなかったけども、動向はずっと追ってたので…。

みんなそうだったであろう。
生活のあり方も、働き方も一変した。

もう見ることの出来ない、幻の開催式、閉会式。


2020年 競走馬 - リフレイム -

新型コロナの影響に終わりが見えず、混迷を極めていた頃
2020年7月25日(土)新潟競馬場で、破天荒な女の子がデビューする。

他の馬よりも、圧倒的に無駄な走りをして勝ってしまったのだ。
数年後の、JRA公式Youtubeチャンネルでも紹介されるほどだ。

その名は 『リフレイム』

お察しの通りである。
ライゾマティクスの際に触れた、山口裕介氏の馬だ。
世間を驚かせるデビュー戦から、続く2戦目は最後方から突き抜け完勝。

このまま飛躍が期待されたが、以降のレースではデビュー戦から見せていた真っすぐ走れない癖に苦しむ事になる。

素晴らしい素材の片鱗を魅せつけながらも、しばらくはレースでうまくいかずとも、諦めず試行錯誤しながらその過程を発信する事で、希代の個性派としてのアイデンティティが確立されていく。

オーナーは『一介の条件馬』という事に触れている。
ここについて説明をしておきたい。

コアな競馬ファンはさておき、来となファンに認識されるのは、ごくわずかな馬しか出ることの出来ないトップ GⅠレース に出走して、活躍する馬くらいのものである。

タケムツ競馬

日本において毎年産まれてくる馬の数は、8000頭程度。
現役中の競走馬においては、20,000~22,000頭程度となる。

日本の競馬レースで、一番馬券が買われる年末の有馬記念。
これに出走出来るのが、20,000頭を超える中から最大で16頭。

日本のお笑いコンテストで、一番知られているM-1グランプリ。
今年のエントリー数 過去最多の11,521組から、決勝に進んだのが10組。

極端な例えにはなるが、G1レースの事は 全国ネットの地上波で行われる大規模なお笑いコンテスト クラスと捉えても良いのではないか。

『条件馬』に話を戻すと、『条件クラス』というのは真ん中にも満たない『オープン特別』よりも下のランクにあたる。
通常であれば、本人が頑張ろうと全国に認知されないローカルタレント。
それを、多くの人がネットを介して応援してくれていた。

先ほどの投稿の翌年、2022年には順調にステップアップし、週末の競馬中継で放送されるランクのレースにも戻ってくる。

2022年年末、有馬記念ファン投票73位


GⅠレースへの出走を目指していた翌年2023年1月、事態は急変する。

「リフレイムが入院した」

突然の事態、リフレイムは寝違えから立ち上がれなくなったのだ。
一時は命の危機とも報道された。
懸命な処置で危機を脱したが、これ以上の競走は難しく突然の引退発表。

競走馬の世界は、サイクルが早い。
引退しても3年もすれば子供たちがデビューすることになる。

この馬には未来がある。元気でいてくれさえすれば次がある。
次のステージは母として、ファンはその続きを応援することが出来る。

〝稀代の個性派〟リフレイム「奇跡の復活」の裏に何が? 関係者の尽力と最新技術で繁殖入り 3冠馬コントレイルとの子も無事受胎 - 東スポ競馬(2023年07月17日)


突然の引退から半年

競馬グッズを製作している中央競馬ピーアール・センターグッズ開発部からある発表が行われる。

概要
 アイドルホースオーディションとは、ファンの投票によって選ばれた競走馬をぬいぐるみ化する人気投票企画。2023年のオーディションでは、新たにぬいぐるみ化される現役馬2頭と引退馬1頭を選ぶ「オーディション1」、Mサイズのみ制作実績のあるアイドルホースのうちSサイズが作られる1頭を選ぶ「オーディション2」の2部門で実施。

アイドルホースが作成される基準は、GⅠレースを2勝以上するか、GⅠレースの中でも特に大きなレースとされる特定のレースを勝った馬が条件と言われている。
引退したリフレイムは、準重賞と言われるリステッド競走までしか勝っていない為、貴重な貴重な引退馬の1枠を争うこととなった。

結果…

僅差を制して、引退馬部門1位!
貴重なぬいぐるみ枠を獲得!オーナーもにっこにこ!

リフレイムは、2024年春に三冠馬であるコントレイルとの仔を無事出産。
Perfumeがコールドスリープに入る2026年、デビューを迎える。
物語は続いてゆく。


Perfume推し活リブート

2025年04月02日(水)
NTTパビリオン「PARALLEL TRAVEL」 『IOWN×Perfume』

2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」

転勤とはいえ関西に訪れた身として、元々訪れる予定だった万博。

日本電信電話株式会社(NTT)の株式保有者として、
株主向けの抽選で1日券ペアチケットも手にしていた。

そんなNTT…NTT様から驚きのリリースが出てきた。

NTTパビリオン「PARALLEL TRAVEL」にPerfumeの参加が決定。
さらに4月2日(水)にはライブパフォーマンスを生配信。
- 日本電信電話株式会社 ニュースリリース

04月02日、ちょうど休みではないか。
妻も用事でちょうど家を空けている。

当日、部屋も閉め切り、出来るだけ暗室の状態を作り上げ、待ち構える。

『万博には3・4回程度行けばいいかな』などと、
悠長に構えている場合ではなかった。

夜、妻に相談を持ち掛ける。

『NTTパビリオンを予約したい』
『さらに、通期パスを買ってもいいか』

妻はすぐにこう返した。

『通期パス、私も欲しい』

今までどこか無意識に外出を遠慮してたところがあったが、期限の切られたイベントは行ける時に行っておかないと、という気持ちが芽生えていた。


2025年06月06日(金)
OSAKA MUSIC LOVER -LIVE TO THE WORLD-supported by アサヒスーパードライ WITH MASSIVE BEATS OSAKA

万博開幕に伴い、会場内外でいろんなイベントの開催が発信されていく。

OSAKA MUSIC EXPO 2025
- OSAKA MUSIC LOVER -LIVE TO THE WORLD-
supported by アサヒスーパードライ WITH MASSIVE BEATS OSAKA

大阪城ホールにて6/6(金)に開催される、
「OSAKA MUSIC LOVER -LIVE TO THE WORLD-
supported by アサヒスーパードライ WITH MASSIVE BEATS OSAKA」にPerfumeの出演が決定いたしました!!
2025年初めてのイベント出演となります。是非お越しください!

Perfume - News

万博とFM802がガッチリ手を組んだ。
FM802については、ラジオ番組『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』内において、2021年10月よりPerfumeのコーナー『Next To You』を放送している事から、関西圏外の方でも知っている人も多いだろう。

ROCK KIDS 802 OCHIKEN Goes ON!!
- 【 DJ:Perfume 】#RK802 Next To You ~X'mas Edition~ 最終回!!!

FM802には、年末の大忘年会(フェス)でお世話になっている。
そして、Perfumeを関西から世界へ発信、これは見届けなくてはいけない。

FM802の番組内で発表されるコードを押さえ、先行予約をもぎ取る。

3月に行われたネビュラロマンス前篇と同じ大阪城先行ホールで行われる。
その際はまだ、妻を置いて遊んでくることに変な遠慮があった。
また、女性グループに対して熱を上げるという事に対する遠慮もあった。
その為、ラジオを聴こう、単独公演に行こう、と考えを持っていなかった。
当然、ネビュラロマンス前篇の公演自体、不参加である。

5月下旬にはNTTパビリオンにて、演出と技術を堪能し、
俄然6月のイベントへのモチベーションが高まってゆく。

NTTパビリオンでは、立体感溢れる3人の姿を見ることが出来たが、
結局はここ11年、モニター越しにしか観ることはなかった。
2014年、SAYONARA 国立競技場 JAPAN NIGHT以来である。
もう、生で動いている姿を観れるだけで満足だ。

さぁ、どんな気持ちで見ることが出来るのか。

『あ、アリーナ…?!』

当日の詳細レポートはあまりどうでも良いであろう。
10-FEET、羊文学が出番を終え、ステージの転換が始まるやいなや
次の出演者は、明らかにバンドではないと察知する観客席。
途端に各所から上がり始める3人の名を呼ぶ声、こえ、コエ。

これから、出てくるのだという実感が沸きあがる。

セトリは想像よりも攻めている。
NTTパビリオンで見た『ネビュラロマンス』も見れた。
と少し満足して気を緩めた時だった。

不意に訪れる 『STAR TRAIN』

えぇ…まさか見れるなんて…。
この3人は、今後どこに向かっていくんだろう。

登場前のフロアの空気、3人の繰り広げる多幸感溢れるステージは、
いつかちゃんとした形で見届けないといけない、そう思わせた。

ドーム…かぁ…。

 - MASSIVE BEATS OSAKA LIVE REPORT

2025年07月06日(木)
日本テレビ - THE MUSIC DAY 2025

新曲『巡ループ』が初披露された。

同月放送が開始した同局のドラマ『ちはやふる-めぐり-』の主題歌だ。
『ちはやふる』シリーズと、Perfumeは長い付き合いになる。
こういうご縁も、長く活動を続けてきたからだな、と感じる。

TOKYO FMのラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』内にて、
2008年よりPerfumeのコーナー『Perfume LOCKS!』を放送している。
( 2008-04 05 06 07 08 09 10 11 / 2008-2012 / 2013-2021 )

同じくして、映画『ちはやふる』主演を務めた広瀬すずさん。
彼女も同ラジオ局同番組において、2013年10月から2017年03月の期間、
第2週目担当のパーソナリティを務めていた縁もあり、映画公開の際には
同ラジオ局において一緒にコラボ番組の放送を行うなどしていた。

SCHOOL OF LOCK! × ちはやふる

そんな千早(広瀬すず)との再会のチャンスが巡る出会いを呼ぶ巡ループ。
初披露をされた際に、歓喜とざわめきが𝕏上を駆け巡る。

今までの様々な楽曲の振りが散りばめられており、
特に騒めいたのは『ポリリズム』ポーズが出てきた際だったのではないか。

どこに何の振りが入っていたのか、活発な意見が交わされる中、
最後に不穏な気配が流れる。

閉じた…?

この動作を違和感として捉えた人は、𝕏においても見かけたように思う。
気にしすぎか…?


2025年07月31日(木) NHK『SONGS』

2009年4月から2016年の番組終了までPerfumeが出続けたMUSIC JAPAN。
そして紅白歌合戦と、NHKの音楽番組にはいろいろと触れる機会があった。

MUSIC JAPANについては、前身のポップジャムを、地元広島に住んでいる頃から見てきた。
親の寝静まった頃に、こそこそとテレビをつけ、小さな音でポップジャムと爆笑オンエアバトルを見ていたものだった。

そのNHK音楽番組の中でも、現在も長く続けく番組『SONGS』
これまでも何度となく大泉洋との掛け合いが広げられてきた。
そして今回、メンバーの単独インタビューを含めた特集がされる。

25周年という節目、とてもありがたい事だし、
運営も気合が入っていて、ホントに今年はメディア露出が多い。

インタビューの内容としては、ファンとしても知っている事も多い。

そんな中、大きく3つほど引っかかる問いがあった。

『Perfumeを辞めたいと思ったこと』
『これからのPerfumeの形』
『25年間、ともに歩んできた2人へ』

『Perfumeを辞めたいと思ったこと』については、
外野が解散の危機について勝手にざわつく事はあったが、本人たちから語られるシーンはあまり印象に残っていなかった。
そこについては無難な綺麗な返しをするのかと思うと、明言を避けた部分もあったものの、思った以上に真摯に本音をぶつけ返してきた。正直驚いた。

内容については三者三様だったものの、あくまで乗り越えてきた壁としての印象を受けたので、返答内容自体には心がざわつくことはなかった。

そして『これからのPerfumeの形』

続ける形には3人の認識の違いはあるだろうけど、『歌とダンス』という形は変わったとしても、大本綾乃・西脇綾香・樫野由香という、3人が一緒にいるという形は続けて行きたい。

かしゆか - NHK『SONGS』(2025年07月31日)

尊い…とか一瞬思ったけど、これは何か違和感が頭をよぎる。
のっち・あ~ちゃん・かしゆか、ではなく本名を提示された。

今年のツアーの千葉公演の初日の朝に足底筋膜炎に罹った。
ブロック麻酔打ってもらって、なんとか乗り切ったけど、長年の蓄積疲労で罹っているので、年を取った現在、これからはヒールの形も変えなければと思っている。

あ~ちゃん - NHK『SONGS』(2025年07月31日)

…? 何を仰ってるんですか…?
アイシング必要なくらい脚パンパンになるライブする朝に足底筋膜炎…?

とはいえ、酷使をしているのは今に始まった事ではなく、しっかりと未来の事を語っているので、体の心配こそすれど、違和感はなかった。

素敵なアイデアをもらい続けているテクノロジーには、これからも期待。
いつかはデータでPerfumeのライブが観られることがあればいい。
3人でいられればPerfume。

のっち - NHK『SONGS』(2025年07月31日)

そう、3人でいたらPerfumeだよな。
ネビュラロマンスのパフォーマンスは万博でも見れた。
今後もメディアアートの可能性には期待していきたい。

最後に『25年間、ともに歩んできた2人へ』

わたしとずっと一緒にいてくれて、Perfumeを選んでくれて、健康な体でいてくれて、本当にありがとう。どういう選択肢を選んで、どういう形になったとしても、2人がそばにいれば、それが正解です。

かしゆか - NHK『SONGS』(2025年07月31日)

これまでたくさん選択肢があって、たくさん挑戦してきたのもわかる。
それを思い返しながらのコメントなのかな、なんて想像したりもする。

3人の中で、一番Perfumeを俯瞰している印象があるかしゆかの言葉、
先ののっちの「3人でいられればPerfume」と同じ発言のはずなんだ。

『巡ループ』のパフォーマンスを観て以降、
どうしても今まで気に留めなかったようなワードが引っかかってくる。


2025年08月18日(月) ネビュラロマンス後篇配信スタート

架空映画のサウンドトラックを想定したネビュラロマンスが結末を迎える。

楽曲自体の感想はこの際置いておく。
ずっと気になっていたのは『exit』の扱い。

直近で大変話題になっていた、映画『8番出口』
もしかすると、このエンディングに使われるのでは?!
映画の音楽をystk神が手掛けてるし!25周年の気合の入り方半端ないし!
などという推察をしたりしていたが、そんな事はなかった。

大変勢いのあるカワラボさん内のユニット、Pikiがコラボレーションソングという形で『88888888』を披露する事となる。
KAWAII LAB.はアソビシステム内のプロジェクトであり、
ystk神の同事務所という事より、妥当といえば妥当であった。

では、なぜ『exit』なのか…。
前篇では、切れることなく巡り続ける『メビウス』(の輪)だった。

鍵を回せば開く光の道
僕は祈る 星の終わり
キミがCipher 最後のメロディー

ここからはアルバムをほぼそのまま追った単純なストーリー。

『Cipher』でキミがCipher(暗号)なのを予見させるけど、
これは別に観客に知らせているだけで、世界には関与していない。

この世界は焼き尽くされて『再起動世界』してしまう。
再起動した世界で『ネビュラロマンス』しちゃうんだけど、
開いた光の道 Shining my star road を進んでたら
強い風『ソーラ・ウィンド』(太陽風)で電子機器やられちゃう。
やられたら終わっちゃうはずなのに、何故かわたし達が始まっちゃう。
目覚めた自我が現実が受け止められないのか、Virtual Fantasyはmy escapeっていいつつ、this world は no mistake って繰り返す。
本当はキミはCipherで最後のメロディーなんだけど、Real melodiesをfading memoryと言い聞かせ、coded sanctuaryを肯定し続けようとする。
そんな中、夢を見たら、あの時こうしておけばよかったと思う
『Teenage Dreams』が出てきちゃって、今ならきっと出来る
と気付いてあの頃に帰ろうと思い始める。
でも、夢から覚めたら、私たちのいる地球にいる人間とされているのは『Human Factory - 電造人間 -』って教えられちゃった事で、困惑しながら『Moon』を見ながらForever dance danceで踊り眠ろうとしちゃう。

…長いな。
そこでやってくる『exit』

意外なほどとても近く当たり前にそこにいつもあった『Teenage Dreams』
その景色を見るのは魂のrecoveryなんだけど、なぜか誰も気づけない。
この世界は少しずつ壊れてきているけど、
ずっと星の中で眠り続けて、意識からミュートしてきた。

でも、僕らの神話の間違い探しは、ついに見つけた。
だから、この僕は星の終わりを祈ってる。

あの日始めたループから『exit』しちゃおう。

ということになる。
…なんで『exit』しちゃったのに、再び『巡ループ』しちゃうんだ?

あの『巡ループ』は最初に本を開き、最後に閉じている。
これは、曲順通りエンドロール。もう物語自体には直接関与していない。

昔からystkの提供する楽曲は見てきた。
言葉ではPerfumeに対して多くを語ってこなかった人という印象だけども、必ず音で、歌詞で、Perfumeに対しメッセージを届け続けてきた。

『歌とダンス』という形は変わったとしても、大本綾乃・西脇綾香・樫野由香という、3人が一緒にいるという形は続けて行きたい。

かしゆか - NHK『SONGS』(2025年07月31日)

どういう選択肢を選んで、どういう形になったとしても、2人がそばにいれば、それが正解です。

かしゆか - NHK『SONGS』(2025年07月31日)

…やはり何か『exit』しちゃう。来月の東京ドームが一つの集大成。

仕事は幸いな事に休みだ。
チケットは…良いのか悪いのか、両日ともに完売していない。

この時の自分には、何が、どういう形かはわからなかったけども、
あのチームはここに全てを注いでくる。ここで受け止めなくてどうする。
1席でも多く埋める力にならなくては。


2025年08月22日(金) ドーム参戦の決断

私は妻に、意を決して相談を持ち掛けた。

『東京ドームで、Perfumeがライブを行う』
『今回を逃すと、東京ドームでの公演はもうないかもしれない』

妻は一言。

『いつあるの?』

翌月の09月22-23日の2days開催であること、
22日の方だけでも見届けたいことを伝えると

『え、両方いけばいいじゃん。』

…杞憂であった。

「盛り上がろう」とかよりも「見届けられればよい」
着席指定でゆっくりと2Daysを構えることとした。

ここから、表立っての『Perfume』単体の推し活が再開となった。

いや、再開ではなく、次のステージが新しく始まったのかもしれない。


2025年08月29日(金) テレビ朝日系列『MUSIC STATION』

Perfume - instagram@prfm_official(2025年08月30日)

『Perfumeさんと握手したら仕事が増えるんです!
 これからもっと羽ばたいていきたいと思います!』

SU-METAL - テレビ朝日系列『MUSIC STATION』(2025年08月29日)

『MUSIC STATION』で、繋がりの深いBABYMETALと共演を果たす。
その際のやり取りであった。

2013年RIJの際に2組の事は触れたけども、どちらも大きくなった。

MIKIKO先生が、こうやって2組と一緒に出てくるのも、
やはり貴重な関係性だな、と感じさせられる。

かしゆか の P-TIMES
か)
えっとですね、一応後輩と言っていいんでしょうか?同じ事務所の女の子たち ベビメタちゃん とご飯に行きました。
なんか昔からね慕ってくれてライブにも来てくれて、もう本当にさ、すっぴんだとおぼこくってさ、Perfumeさん、あの、これよかったら使ってください、育てるタオル くれたりとか。
そんなことでこう何度かやり取りしてた3人なんだけど、Mステでね共演して、その時にTikTok撮りまして。
で、そこでなんかキャッキャッキャ話して、なんか前よりこう距離近く話せるようになったなっていう感じがあって。

あ)
あ、年重ねたからか。

か)
ね、久しぶりにそのテレビ番組で会えたっていうのもすごく嬉しくって、そこからね、グループLINE作って、ご飯行こうよ、って話をして念願のご飯に行ってきました。

の)
行ってきました。

か)
6人だけで、女子会ですね。

ROCK KIDS 802 ”Next To You” Perfume 2025.12.11 - Perfume LEVEL36!!!

ファンも含め、若かりし頃に出会った仲間達がそれぞれ成長を促し合いつつ大きくなって再会を繰り返すストーリー性にはエモさがある。

3人と巡り合えたことは、僕にとって間違いなく人生の中でも最も幸運な出来事のひとつです。

中田ヤスタカ - NHK『SONGS』(2025年07月31日)

(2017年の記事)
もう16、7年の付き合いになるでしょうか。苦楽を共にしてきたというか、夢を叶えるまでの大変さも、夢を叶えた後の大変さも、現在も。たくさんの喜びを教えてもらいながら、彼女達と全部を共にしてきていますから。もはや家族の領域ですね。

 そして、私が今、こうやってインタビューを受けられるのも、Perfumeのおかげです。Perfumeがいなかったら、私がやりたい振付を世の中に発することはできなかったので、そういう意味でも感謝しています。だからこの先、なにがあっても助けようとも思っています。もしも彼女たちがPerfumeを辞めることがあったとしても、その気持ちは変わりません。

MIKIKO 30問30答 - BEST T!MES(2017年02月15日)

私自身は長く見過ぎて、姪っ子気分で活躍を見守るような気持ちでいる。
傍観者である自分ですら勝手にそんな気持ちになるのである。
一緒に戦ってきた人たち、それを現場で見届けてきたファン達は、想像もつかないほど強く、深いものなんだろうな、と感じる。


2025年09月18日(木) フジテレビ系列『ぽかぽか』

Perfume - instagram@prfm_official(2025年09月18日)

東京ドーム公演に向けて、最後の追い込みをかけるPerfume。

Perfumeの売りの1つである、シンクロをネタに
3人の回答を揃える『以心伝心ゲーム』が行われる。

お題は以下の通り。

「下積み時代の思い出」
「一番うれしかった出来事」
「一番思い出に残っているライブ」
「過去一のハプニング」
「プライベートで心に残っている共通の思い出」
「一番思い入れのある曲」

この最後の問いが、個人的には想定外な結末となる。
かしゆか、のっちが『ポリリズム』で揃う中、あ~ちゃんの回答は『Flow』

揃わないこと自体は構わないのだが、いくつか回答候補が浮かぶ中で、自分の中ではその中にリストアップされていなかったのだ。
ライブやラジオ、インタビューから距離が置いていた時間が長く、何故この曲が選ばれたのか、自分の中にヒントがなかった。

これはきっと、何か大事なピースを拾い損ねている。
探さねば。

ナタリーの記事で「革命の日」と名付けられた宮城公演に触れられていた。
この公演自体はもちろん知っていた。

あ~ちゃん この演出でまた「Flow」がめっちゃ好きになっちゃって、ことあるごとに「Flow」って言うようになりました(笑)。

Perfumeロングインタビュー|声出しライブを解禁した“革命の日”に、3人は何を感じていたのか?
 - 音楽ナタリー(2023年06月05日)

なるほど、そんなに好きになっていたのか。

待てよ…『また』…?
元々それなりに想い入れがあるからこその発言だよな。
何かもう少しある気がする。

元々『Flow』は、Perfumeと同事務所の清原果耶さんが主演を務めるTBSドラマ『ファイトソング』の主題歌として書き下ろされた。
彼女はPerfumeの大ファンであり、Perfumeが芸能界入りのきっかけである事は本人が積極的に発信しているほどである。

歌詞がすごく強いので言葉が心に残る歌です。“あの日から心は変わらない”や“わがままでいたいだけさ”など、普段あまり言葉にしないような言葉がリズムに乗っていますが、レコーディングの時鳥肌立ちながら歌っていました。自分たちも突き動かされるものがあるし、変わりたくないけど、変わらないといけないこともある、でも変わらないところもある。と、ありのまま今の自分を認めて一緒に生きていこうよ! という優しい歌でもあります。

今回の楽曲について<あ~ちゃん> - TBS Topics(2022年01月05日)

鳥肌が立ちながら…
レコーディングの時から大層気持ちが入っているように見受けられる。

新型コロナに伴う激動の日々を送る中で、いろいろと救いになる曲だったのだろうと想いを馳せる中、1つのブログ投稿へ行きつく。

PLASMAツアーオープニング~FLOWは幻の再現!?

Perfumeと幻のオリンピック開会式とFLOWとPLASMAツアーと。PerfumeLovers.com

円形ステージに降り立ち始まるFLOW。
いつもならテンション上げる曲が来る場所にFLOW?なぜ?
FLOWのMVにはもやもやっとした渋谷の街中で踊るPerfumeが描かれています。なぜ渋谷か。
オリ開会式のMIKIKO先生案はPerfumeが登場した後、
ステージの周りに渋谷、歌舞伎町、秋葉原、アメ横と東京らしい景色が映し出されるものでした。

Perfumeと幻のオリンピック開会式とFLOWとPLASMAツアーと。PerfumeLovers.com

東京五輪…?
また、キミに繋がるというのか…?

『Flow』への想いを超え、Perfumeと五輪の考察を探し始める。
そして、また別のブログが目に留まる。

『Time Warp』の考察だ。

『Time Warp』は、2020年09月リリース。
本来の東京五輪が行われたであろう2020年夏が過ぎ、
トラブルを経ながら開会式閉会式の演目も変更を強いられた後の事だった。

そして、『Time Warp』の衣装がこの通り。

Time Warp は 1964年 東京オリンピック→2020年 東京オリンピック?
 - Perfume LEVEL36!!!

…色を反転すると、日本選手団のカラーとなる。
シンプルな色の反転は、ペイントからでも簡単に出来るので試してほしい。

最近ではデジカメで見たままのカラーで写るが当然だが、
1964年当時はネガフィルムでの撮影が基本なので、反転したものが残る。
(そのままの色味で残るポジフィルムというものも別途ある)

もしかすると、幻の開会式ではそういうエフェクトも入れた演出も想定されていたのであろうか…。

「ありがとうございました。私たちにとっては最初で最後の国立ですが、7年後、建て替わったとき、同じように日本の音楽の代表としてまた呼ばれるように活動を頑張ります!」

想いは募るばかりである。
そんな『Time Warp』で、ナタリーは貴重なインタビューを行っている。

Perfume「Time Warp」インタビュー - 音楽ナタリー(2020年09月16日)

──MCと言えば、今回のDVD / Blu-rayにも収録されていますが、東京ドーム公演の初日にあ~ちゃんさんは「2020年はPerfumeが目指していた年」と言っていましたよね。これは「結成20周年を迎えることがPerfumeにとって目標だった」ということですか?

あ~ちゃん そうですね……自分たちが長く活動を続ける中で、その時々の流行とは違う場所に行くことになれば、人気はもちろん下火になっていくでしょうし、それが目に見えるいろんな数字に表れてくるだろうと思うんです。そういうことが、応援してくれるファンの人たちを悲しませることになってしまうかもしれないという不安があって。自分たちはどんなことでも乗り越えられる自信があるし、求めてくれるならやり続けたいって思いがありますけど、ファンの人を悲しませるのにつながることは選択したくない。そういう意味でも、いつまでやれるかわからないというのは本当に思っていて。

──なるほど。

あ~ちゃん だけど2020年になって、母国でオリンピックが開催されるという、自分が生きてる中で今後もうないかもしれない年に、まだ歌手を続けていて、自分が一番誇らしい状態でいられているのが、本当に奇跡みたいなことだなと思ったんです。だから……目指してました。東京オリンピックに関わることを。でもそれは「立候補したい」というのとはちょっと違って「常に自分たちがカッコいいと思えるものをやり続けてきた私たちを、果たして選んでいただけるんだろうか?」って試してる感覚でした。

Perfume「Time Warp」インタビュー - 音楽ナタリー(2020年09月16日)

『目指してました。東京オリンピックに関わることを。』

明言していたのだ。

前の国立にお別れしたあの頃から
「一方的な期待かもしれない」と思いつつも
「そうであってほしい」という想いは、間違っていなかった。

──オリンピックが延期になってしまったのは残念でしたね。

あ~ちゃん だから今、Perfumeは変わるときなのかなと思ってます。次の夢や目標を新しく持って、それに向けてチャレンジし始めるときなんじゃないかって。

Perfume「Time Warp」インタビュー - 音楽ナタリー(2020年09月16日)

この時、1つの到達点を見失ったPerfumeは、変わろうとしていた。
そこから、『Flow』が発売されるまでに1年半の歳月がかかった。

歌詞がすごく強いので言葉が心に残る歌です。“あの日から心は変わらない”や“わがままでいたいだけさ”など、普段あまり言葉にしないような言葉がリズムに乗っていますが、レコーディングの時鳥肌立ちながら歌っていました。自分たちも突き動かされるものがあるし、変わりたくないけど、変わらないといけないこともある、でも変わらないところもある。と、ありのまま今の自分を認めて一緒に生きていこうよ! という優しい歌でもあります。

今回の楽曲について<あ~ちゃん> - TBS Topics(2022年01月05日)

一つ、壁を超えたのだな、と思わさせられる。

幻の開会式を模したかもしれないPLASMAツアーとFLOWを重ねることで、革命の日を超えることで、「一番思い入れのある曲」に選ばれるほどの曲へとなっていったのだろうか。


2025年09月21日(日) Perfumeコールドスリープ宣言

18日、『ぽかぽか』の『Flow』を見て「なんだ?」となっていた日、
1つのお知らせが、公式からポストされる。

東京ドームが1つの集大成となる事は覚悟出来ていた。
どうも、これはそれだけでは済まない、そういう不穏な気配だ。

当然、界隈では「引退なのか」「ドーム前にそんな発表は考えられない」
など、いろいろと錯綜する中、予告の時がくる。

あぁ、やはりきてしまったか…。

翌日から、各メディアにてコールドスリープについてニュースがいろいろと飛び交う中、気付かされる。
本当に来たい人に、チケットが届くように、転売屋などに買い占められる事のないよう、ギリギリまで時間を確保していたのかもしれないな。

とはいえ、文面だけではニュアンスがまだ汲み取り切れない。
結局は、ドームでしっかりと受け止めるだけ。


2025月09月22日(月) 
Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス”
Episode TOKYO DOME Day1

ついに迎える、Day1当日。
当日移動から、2連泊で水曜にゆっくり帰る行程。
Day2の後に、余韻もなく慌てて飛び交えるような事を避けたかった。

浅草橋の宿にチェックインを済ませ、気持ちを高めながらドームへ向かう。
平日とはいえ、物販も含めさすがの混雑具合。

場所は2F3塁側天空席、自身で着席指定を選択したので想定内。

座席案内・場内MAP - TOKYO DOME CITY

着席指定は、仕事終わりの会社員や、ある程度落ち着いた年齢が多い印象。
アリーナ席の空気は期待と不安が錯綜しているように見受けられるが、自身の周辺は少し落ち着いた空気。
ステージの構造や、流れる文字、各席の雰囲気を眺めながら開演を待つ。

そして、その時がやってくる。


『もう一度、あの日から始めよう』

ステージを進む3人。

会場がざわつく。

Perfume - instagram@prfm_official(2025年09月25日)

始まることのなかった、千秋楽の『GAME』
世界が停止した。

Perfume - instagram@prfm_official(2020年03月30日)

響き渡る重低音。

『GAME』

あの日が 始まった。


会場は歓喜というよりも、悲鳴に近いどよめき。
あっという間に世界に引き込まれていく。

そして、2曲目『再生』
あの失われた時を、甦らせるというのか…。

『みなさんこんばんわ。Perfumeです。』

間奏の間に、あ~ちゃんのこの日初めての肉声が、ドームへ響き渡る。
脳裏に深く刻まれてしまった。

一度目の涙腺崩壊危機が迫る。凌ぐ。

この後は、ネビュラロマンスの世界。3曲披露。
そして、ついにコールドスリープ発表後 初MCの時間となる。

客席は、まだどう受け止めていいのかわからない。空気が重い。

「ユカです!アヤカです!アヤノです!」
「3人合わせてPerfumeです!」

【ライブレポート】Perfume、“輝いている”瞬間を刻みつけた
<“ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME>
- BARKS

拍手が起こる。

いつもと違う。これは、どう判断したら良いのだ…?
ネビュラロマンスの世界だから…?コールドスリープするから…?

あ~ちゃんが、早々にコールドスリープの発表に触れる。

これは…お別れではない…?

客席も感じ始める。3人の言葉なら信じる事が出来る。
安堵感で堰を切ったように、客席の熱狂が溢れ出す。


MCを終え、気が緩んでいた。
再開後1曲目『エレクトロ・ワールド』

漁り続ける中で、一番印象に刻まれたのが、この動画だった。
Perfumeと掟ポルシェ氏の関係は、今更いうまでもないだろう。
畳二畳のエレクトロ・ワールドを披露、セマイドルの誕生だ。

Perfumeとの邂逅 最初期

ステージを見ながら、原点としているあの頃の記憶が甦る。
さすがに涙を堪え切れなかった。


キキモによるナレーションを挟みながら、ネビュラロマンスの世界は進む。

キキモの独白は続く
漂う不穏な気配

響き渡る『EPISODE 0』
いつの間にか現れていたロボットアーミー達

圧倒されているうちに迫りくる聴き覚えのある音

モニターに大きく映し出される
「MUSIC BY YASUTAKA NAKATA」

会場に熱狂の渦が巻き起こる
映像でしか見たことのない「アレ」がやってくる

『Perfumeの掟』


熱狂・興奮とかの感情とはもはや異なり、
Perfumeが紡ぐ歴史の目撃者になっているのだ、という感情になってくる。

2010年のドームに始まり、この2025年のドームで第一章を締めくくる。
過去に行ってきた事を伏線に変え、それを昇華させるパフォーマンス。
それを包むファンの愛情。

Perfumeに惹かれるところは、こういうところでもあるのだな。
過去に刻んできた点による文脈を丁寧に線に、面に、立体に描き直す。
それを誰か1人だけでなく、3人だけでなく、チームで、ファンも交えて。


『Perfumeの掟』の興奮冷めやらぬ中、流れはじめる『Flow』

過去のドームを回収し終えた後に、東京オリンピックを回収していく。
遣り残した忘れ物を1つ1つ丁寧に。

曲が終わると共にドームは暗転
始まるキキモのナレーション
ネビュラロマンスの世界へ引き戻される


『Teenage Dreams』
『Human Factory - 電造人間 -』
物語が進んでいく。
アルバムの曲順通り。

ここで『巡ループ』のMVに使われた演出が入る。
アルバムの流れなら『Moon』『exit』
ループを終えるのは『exit』じゃないのか?

キキモの声は生声になった。
ネビュラロマンスの世界はループを終えた。

そして流れる『Moon』『exit』

時空を超え、並行宇宙に転生していたのだ。
また、3人一緒に歌って踊っている姿が確認出来た。

キキモ
- Perfume ZO/Z5 Anniversary"ネビュラロマンス"Episode TOKYO DOME

ネビュラロマンスの世界、地球を表とすると、
月でコールドスリープしていた3人が月の世界、裏で舞い踊る。

『巡ループ』MVの最後、転生して制服で踊る3人の姿。
この姿は『Moon』を踊る3人で表現された。
そして、並行世界を含めたネビュラロマンスの物語は『exit』する。

うまくパーツを再解釈しながら、
物語を、ライブを、Perfumeの歴史を、そしてファンへのメッセージを。
幾重もの意味を丁寧に描き直すものだ、と感心するばかり。

もう時間がどれだけ経ったかわからない、
これで公演が終わりと言われても納得してしまいそう。


「ARE YOU READY TO DANCE?」
「REMIXED BY YASUTAKA NAKATA」

鳴り始めるビート
再び現れる3人
湧き上がる観客

『Perfume ZO/Z5 Reeeeemix』

満を持して始まる『ポリリズム』
背後に移る歴代の『ポリリズム』

こんなんズル過ぎる…
積み重ねた歴史による暴力


『ポリリズム』について、今まで深く触れてこなかった。

個人的には、あまり刺さってこない曲だった。
Perfumeにおける『ポリリズム』は、もちろん欠かせない曲。
スターダムに押し上げるきっかけであり、世に多く知られる曲である。
その分、披露する機会も多く、早い時期から少し食傷気味でもあった。

しかし、それを多く披露し続けてきた歴史はすごい力がある。
やはり、『ポリリズム』は代表曲だ。
1つの曲でここまでアピール出来る事なんてそうそうない。


『MY COLOR』での締めくくり。
気持ちも一杯、Reeeeemixの細かな遊びに気付かず時が過ぎる。

この日、最後の3人のMCが始まる。
これを聴きに、受け止めにここまできた。

この1日目のMC、なんとかもう1度聞きたいと思っていた。

完全版の映像特典
『“ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME MC -Day 1-』

みんな、買おう。

尊いMCを聴き終え、最後の挨拶。
「それでは、Perfumeでした!」

あぁ、これで今日が終わる。

暗転して、流れ始める『願い』
懐かしい映像が流れていく。

一番大事な気持ちを 後回しにしてきたね
2つに分かれた自分 くっつけるための願い

一番大事な気持ちに 嘘は付かないと決めた
 遠回りをしたけど これが本当の願い

さすがに涙腺を抑えきる事が出来ない。
1日をゆっくり頭の中で振り返っていると…

センターステージから現れるPerfume。
始まる『巡ループ』

あのチームはここに全てを注いでくる。ここで受け止めなくてどうする。

2025年08月18日(月) ネビュラロマンス後篇配信スタート

予想と形は少し違ったかもしれないけど、あの時の判断は正しかった。
『GISHIKI』で、消えていく3人を見届けながら、そう感じていた。

もう1日、本当の最後が残っている。


2025月09月23日(火) 
Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス”
Episode TOKYO DOME Day2

この1日は、余計な事はするまい。

昨日の夜もいろいろ検索したが、やはり界隈のマナーが良い。
当たり障りのない感想はあるが、ネタバレは極力避けられている。

必要最低限なことと、食事程度に留め、ホテルにこもり、
過去のPerfumeにまつわるYoutubeを漁り倒す。
セマイドル、道夏大陸、2010掟、ラジオや面白トーク。

座席を確認、今日も天空席には違いないが、ほぼ正面だ。


ドームに充満する空気も、昨日のような困惑・悲壮感があまりなく、
Perfumeの新たな挑戦を送り出すような、温かい空気が強まっていた。

最初のMCの際、3人も観客も、どこか安心していて、
いつものような信頼関係の元でのキャッチボールに変わっていた。

心にゆとりがある、流れも把握している。
昨日より楽しむ、そんな余裕をかましていたものの、
やはりあっさりと『エレクトロ・ワールド』の前に崩れ去る。

しかしながら、物語が進む中で感じるのは、
正面の天空席は、自身にとって望ましい席。

昨日は受け止めきれなかった、
本気『FUSION』をしっかりと見る事が出来た。

Perfume - instagram@prfm_official(2025年10月01日)

何より構造を含めて演出を把握するのにとてもよく、
映像化されるであろう画角にも近いビューなので、
より鮮やかにこの日の事を思い出すことが出来るに違いない。

今となってはもういろいろと記憶が定かではない。
12年も経てば仕方ないのかもしれないが、音像もあまり残っていない。
ぼんやりとした感情とアリーナから見上げた景色だけが残っている。

2013年12月24日(火)
Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」supported by チョコラ BB

今回はぼんやりでなく、しっかりと刻みたい。そう願っていた。

『Human Factory - 電造人間 -』で見せつけられる映像もそう。
3人だけではない、チームPerfumeの全力を1つでも多く見届けたい。

『Perfume ZO/Z5 Reeeeemix』に入っても、
昨日より細かなところを拾えるようになっていた。
リズムや主旋律だけでなく、後ろで遊んでいる音も少しは聞き取れる。

『Butterfly』から『edge』の繋ぎ、とてもワクワクした。
『MY COLOR』で裏に差し込む別曲の旋律に、合わせる3人。

1日目では情報過多で受け止めきれなかった。
2日目でも正直受け止めきれていない。
何度も繰り返してみないときっとわからないんだろう。

『願い』はやはり2度目でもダメだ。
刻一刻と終わりの時間が近づいてくる。

でもあまり寂しさはない。

今回の決断も私たちにとって新しい道への挑戦です。
会えない時間はあるけど、寂しい思いをさせてしまうかもしれないけど、
一緒に紡いできた、一緒に道を作ってきたこの歴史は消えません。
そしてずっとそばにいる音楽が私たちをつないでくれると思います。
だから、寂しくなったらいっぱい聴いてくれていいんだよ。

かしゆか
- Perfume ZO/Z5 Anniversary"ネビュラロマンス"Episode TOKYO DOME

25年分の作品、記録がたくさん残っている。
気付いていなかった事がまだまだたくさんある。
それを読み解いているだけでどれだけ時間がかかるかわからない。

帰ってくる場所を当たり前に維持していたい、そう思った。

後日、ファンクラブに入会をする事となる。


SIAM SHADE と わたし そして Perfume

Perfumeとの直接的な繋がりはないものの、
わたしにとって、もう1つ触れなくてはいけないグループがある。

SIAM SHADE

SIAM SHADE(シャムシェイド)は、日本の5人組ロックバンド。
1995年にメジャー・デビューし、2002年に一度解散したが、
2007年、2011年、2013年、2015~2016年と一時的な再結成を行っている。
インディーズ時代はヴィジュアル系として活動していた。

1997年 6thシングルの「1/3の純情な感情」がテレビアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマに起用されスマッシュヒット

ファンでもなければ、一般的にはこの程度しか知られていない。

実は、1994年から2002年、解散するまでの間、
Perfumeと同じ芸能事務所 AMUSE に所属しているバンドである。


SIAM SHADEとの出会い

わたしには兄がいる。
この兄は、中学に入ると洋楽にハマっていく。

多くの洋楽要素のあるCDを買い込む中、
ある音楽番組のマンスリーオープニングテーマに採用された1曲から
日本人ロックバンドのアルバムを買う。

『ポップジャム』1月度オープニングテーマ - 『TIME'S』

『ポップジャム』(POP JAM)は、NHK総合テレビジョンで1993年4月10日から2007年3月16日まで、14年間にわたって放送された若者向けの音楽番組である。

Wikipedia - ポップジャム

MUSIC JAPANについては、前身のポップジャムを、地元広島に住んでいる頃から見てきた。
親の寝静まった頃に、こそこそとテレビをつけ、小さな音でポップジャムと爆笑オンエアバトルを見ていたものだった。

2025年07月31日(木) NHK『SONGS』

この曲が収録されているアルバム『SIAM SHADE II』
「このバンドはかっこいい。いいから聴いてみろ。」と
わたしにアルバムを渡し、勧めてきたことから始まる。

栄喜(ボーカル)
KAZUMA(ボーカル&ギター)
DAITA(ギター)
NATCHIN(ベース)
淳士(ドラム)

この5人からなるバンドなのだが、とにかくDAITAのギターに心酔した。


SIAM SHADEの躍進

中学生時代、とにかく1番聞いたバンドは何かというと、
このSIAM SHADEとなるのだが、学校の友人達はもちろん存在を知らない。

もちろん、界隈では実力派のバンドとしてこつこつと動員を伸ばしていたが、テレビの露出がない事には一般層には届かない。

そこをひっくり返したのが 6thシングル「1/3の純情な感情」

それまでるろうに剣心の楽曲は、当時の人気アーティスト達が務めてきた。
JUDY AND MARY」「THE YELLOW MONKEY」「川本真琴」「T.M.Revolution」「L'Arc〜en〜Ciel」「BONNIE PINK

CDを出せばオリコンTOP10確定、テレビでもよく見るアーティスト達。

このラインナップに現れた、聞きなれない「SIAM SHADE」
しかし人気アニメの訴求効果はすごい。
オリコン3位、累計80万枚売り上げた。
当時の人気音楽番組、音楽雑誌にもとにかく出た。

この「1/3の純情な感情」、売れなければ契約解除の最後通告をされていた。
終わりの通告を受けながらも、最後のチャンスに手がかかった。

ここを当時のファンも、陣営も踏みとどまってあがいたからこそ『チョコレイトディスコ』が生まれ、木村カエラさんの目に留まり、『ポリリズム』へと繋がったし、アイマスの家庭用ゲーム機移植、Youtube、ニコニコ動画に繋げることが出来た。

Perfume~Complete Best~

SIAM SHADEの迷走と解散

「1/3の純情な感情」を名刺代わりに、その後もある程度のヒットを出し続け、しばらくの間は出せばTOP10、というような状況となる。

しかし、過重労働や焦りは、着実にSIAM SHADEは擦り減らし続けていく。

メジャーデビューしてよかったことは、多くの人が真剣に自分たちの音楽を考えてくれて、惜しみなく力をかけてくれること。

「データを分析し組織で動くことがわかりました。最初は巨象のように歩みは遅いですが、走り出すと猛烈なスピードが出る。テレビや雑誌、ラジオなどのメディアに出るとファンのすそ野は拡大。レコーディング、ライブ、楽曲制作、リハーサルに追われ、息をつく暇もありませんでした」

当時はバンド雑誌の全盛期。『rockin'on』『宝島』『WHAT's IN?』『GiGS』『PATi・PATi』『BANDやろうぜ』などの雑誌が百花繚乱だった。

「1日に20誌近くのインタビューを受けたこともあるんですよ」

当時の芸能界は、ブラックそのもの。昼夜問わず仕事が入り、今が何月何日なのかもわからない生活だったという。

「スケジュールは絶対に空けられない。高熱が出てもライブ会場にいましたし、過労から肝炎で倒れて、点滴をしてからテレビ出演をしたこともありました。それに抗生物質の副作用で寝たきりになったことも」

ヒットしたアーティストを、徹底的に消費していくという当時の音楽業界の凄絶さがわかる。それを飲み込んで耐え抜いた者のみが、生き残れるという世界。

【エンタメ研究】1998年が売上ピーク。J-POPブームはなぜ生まれ、なぜ消えたのか。
シャムシェイド「1/3の純情な感情」の生みの親が語る「J-ROCKの歴史」

- FORZA STYLE STPRE(2023年07月26日)

『ポリリズム』でブレイクしてから走り続け、途中明らかに疲弊していたPerfumeの頃と構図が変わらない、と今では思う。

圧倒的な暴力的なかっこよさを持ち、商業ベースの『1/3の純情な感情』よりも、その他の曲の方が断然かっこいいと考え続け、
『ポリリズム』よりも他の「ファンは知っている」的な曲を聴きながら満足していたあの頃の私を考えると、こちらも結局構図が変わっていない。

やはり、『ポリリズム』は代表曲だ。

2025月09月22日(月) 
Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME Day1

やはり、『1/3の純情な感情』は代表曲だ。
あの曲がなければ、その後の活動もなかった。
その後のSIAM SHADEを起点とした、私の行動もなかったかもしれない。

2002年、突如SIAM SHADEは解散を発表する。


SIAM SHADEと中村 新一

SIAM SHADEを語る上で、外せない人が一人いる。

元チーフマネージャー 中村 新一氏だ。
SIAM SHADEの事を誰よりも愛し、デビューから育て上げた。

“昭和最後のロックバンド・マネージャー”と称され、1年中Tシャツで過ごし、ビールを浴びるように飲み、飲み始めて1時間ほどするとスイッチが入りだれかれかまわずヘッドロック。レコード会社の社長だろうが放送局の局長だろうが関係ない。そして「腹割って話そうぜ」と熱いロック論を繰り広げ、翌日になるとケロッと忘れている男。

その男が、正に生涯をかけ、とことん愛したバンドがある。それが、SIAM SHADEだった。荒くれ者のヤツらを、メジャーデビューから突然の解散まで、まるで家族のように愛しきった。家族だからこそ、ぶつかり合いだって半端じゃない。言い合い、怒鳴り合い、つかみ合い。

もちろん、だからこそSIAM SHADEのロックは突き抜けた。そこには他の誰もが味わえなかった涙と笑顔があった。

神 康幸 - SIAM SHADE LIVE IN BUDOKAN “HEART OF ROCK” パンフレット

この中村 新一氏は、2007年4月25日、病気のため49歳という若さで他界。
2007年11月18日 新一ISM継承の為、武道館一夜限りの再結成追悼ライブ。

これが、私にとって最初で最後の武道館参戦となる。
これを機に、SIAM SHADE関連のオフ会へ参加を繰り返す中で、
バンド沼へ落ち、都内の小さなライブハウスを巡る日々を過ごす事になる。

これがなくては、SUMMER SONIC 08 東京 で、
ライブでのPerfumeの熱を経験することはなかった。


Perfumeと中村 新一

中村 新一氏がSIAM SHADEのマネージャーであったということは、
当然、中村 新一氏はAMUSEに所属していた、ということである。

Perfumeで、マネージャーと言われ、大半が想像するのは
もっさん こと 山本史郎氏、そして初代マネージャー石井毅氏であろう。

Perfumeを徳間ジャパンでメジャーデビューさせるにあたり、
動いた3人は、初代マネージャー石井氏、入社したてのもっさん、
そして、初代チーフマネージャーを務めた中村 新一氏であった。

−Perfumeを担当することになった経緯は。

篠:Perfumeはアミューズの所属タレントさんで、私は今の会社の前にリワインドレコーディングスという、アミューズとビクターさんが共同出資して作った会社で制作部長をしていたんです。その当時からお付き合いがあったアミューズのスタッフ3人が「何とかして売り出したいユニットがある」ということで、私のところに相談にきてくれたというのが最初です。04年9月のことです。

−そういう意味では、今回のPerfumeはまさに人の繋がりから生まれたプロジェクトです。

篠:大事なのは、私のところへ話を持ってきてくれたということ。私がもし音に違和感を持ったとしても、気持ちの部分を分かってくれるはずだと、彼らが思ってくれたのであればそれがうれしい。根っこにあるのは、当時話を持ちかけてくれたアミューズの中村チーフ、石井、山本の三氏の情熱です。中村さんは、実は昨年他界していますがきっと喜んでくれていると思います。Perfumeはメンバーが小学生の頃からアミューズが発掘して育て、アミューズスクールの一期生としてトレーニングされ、8年目にしてようやく芽が出た。亡くなった彼はそのマネージャーでした。彼にもブレイクしたところを見せてあげたかった。それが今、非常に残念です。

Perfumeのメジャーデビューを巡る、Amuseと徳間の関係、そして徳間の志向を探る
@Original Confidence 2008/02/18号
 - Aerodynamik - 航空力学

熱い新一ISMは、Perfumeにも、もっさんにもしっかりと継承されていた。

「今、お世話になっているマネージャーさんは、売れなくて広島に帰されそうになったときにも繋ぎ止めてくれたんだけど、メタルが好きでね。でも、かっこいいものはかっこいいんだよって言ってくれて、信じてくれたから、ここまでやってこれました」

2013年08月04日(日)
rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013『GRASS STAGE』

25年、数多の経験を積み、戦い続け、それでいて未だにブレずに生き続ける姿は最高にロックしてる。かっこいいものはかっこいい。


後日談

これ当時の感想ではなく、このnoteを書いている時点での心境となる。

まず、ここまでの内容の大半は、
09月25日より記録を起こし始め、2025年10月頃に書き進めていたもの。
発信するタイミングも失い、コールドスリープ前の12月くらいに書き終える事が出来れば良いか、くらいで思い出した頃に少しずつ加筆していた。

当初の想定と異なり、あ~ちゃんの結婚発表であったり、
ディレイビューイングであったり、各局での最終出演など発信が続く。
一方で、過去の話をまとめる中で様々な点が結びついてゆき、
それを補強する情報もどんどん湧き出し、まとめきれなくなってゆく。


2025年11月25日(火) 
Perfume ZO/Z5 Anniversary "ネビュラロマンス" Episode TOKYO DOME ディレイ・ビューイング

薄れていく記憶を、やはり映像がくっきりと思い出させてくれる。
あの時の感情を連れてくる。

ただ、惜しむらくは、映像のベースは2日目。
1日目の重苦しい空気からの、最初のMCで解放されるあれを見たかった。


2025年12月25日(木) 
映画『Perfume“コールドスリープ”-25 years Document-』Teaser

そのままコールドスリープへのカウントダウン間近。
noteを書き進める手が完全に止まっていた。

突然の発表。

突然ドキュメンタリー予告が投下。

2026年05月15日に公開されるドキュメンタリー映画では、表に出ることのなかった話、当然明確な事は発信はない。
チームPerfumeと東京五輪の関与についてどこまで踏み込むのか、どう編集されるのか正直なところ怖さが生まれた。
そして、その答え合わせの前に、自分の考えをまとめたいという気持ちが、このnoteを書き進める原動力の1つでもあった。

12月30日
「ナタリーキモい!」が本気を出した。
掘り起こしの意味が少し薄れるけども、記録としては喜ばしい。
このnoteの目的は発信でなく、自身で整理するための意図が強かった上で、誰かたまたま見た人に届けば良いかと思っていた。

ここまでは、2026年03月頃の心境であった。結局仕上げきるには至らず。


2026年05月15日(金) 
映画『Perfume“コールドスリープ”-25 years Document-』上映

当日の上映は見る事が出来ず、18日(月)にようやく見る機会を得る。

先行試写が始まる前は、このように不安にかられていた。
しかしながら、試写の結果、大きなざわつきはなさそうであった。
あとは、15日の公開から18日の間、ひたすらネタバレを避け続けるのみ。

結論からいくと、2020年への言及はほとんどなく、
良くも悪くも美しいストーリーに仕上げられていた。
2019年から密着、という話だったので、過大に警戒してしまっていた。

そして裏側は決して裏側ではなかった。
事象としては裏側ではあるのだけれども、
精神性はきっとそうだろう、と感じさせられていた3人、チームであった。

1つ、想定と大きく異なった事。
コールドスリープが決定したタイミング。それだけ。

家に帰り、楽曲『コールドスリープ』を聴き始めた。

──「コールドスリープ」という曲名ですし、
映画がこういう内容になることが決まってから急遽作られたんですよね?

ええ、そうです。今回、劇伴を中田ヤスタカさんにお願いしたんですが、
そのときに「一緒に主題歌もお願いします」とお話ししたんです。そのときに僕から「中田さんが現時点で思う“The Perfume”という曲にしてほしい」とリクエストをして、それで上がってきたのがあの曲でした。

Perfumeのコールドスリープの裏側で、佐渡岳利監督は何を見たのか|
映画「Perfume“コールドスリープ”-25 years Document-」インタビュー

- 音楽ナタリー(2026年05月15日)

今は、このラブレター(と決めつけている)に込められた
メッセージを読み解きたい、という気持ちがとても強い。


──ちなみに映画のオフィシャルサイトで、かしゆかさんが「2019年から密着をして頂いていたので」と書いていましたが、今回使われているのは主に2025年9月以降の映像が中心ですよね。コールドスリープが決まるまで別の内容を想定していたということだと思いますが、当初はどういった作品を撮る予定だったのですか?

2020年に、結成20周年ということもあっていろいろ大きなプロジェクトが予定されていたので、もともとはそれを追いかけるドキュメンタリーになるはずだったんです。それで、2019年4月にアメリカの「Coachella Valley Music and Arts Festival」に出演したタイミングで撮り始めたんですが、その後にコロナ禍になってしまった。東京ドーム公演2日目が中止になったときも撮影に行っていたんですけど、そこからしばらくはそれどころでなくなってしまって。だんだん社会全体が動き始めた頃に「じゃあ25周年のドキュメントをやりましょうか?」ということで、アジアツアーに同行したり、また断続的に撮り始めたんです。

──ということは、撮ったけど使っていない映像のストックは、かなり膨大にありそうですね。それだけで別の映画が作れそうな。

そうですね。コーチェラに行ったときの砂漠の映像とか、いっぱいありますよ(笑)。

Perfumeのコールドスリープの裏側で、佐渡岳利監督は何を見たのか|
映画「Perfume“コールドスリープ”-25 years Document-」インタビュー

- 音楽ナタリー(2026年05月15日)

長く眠れた今日の 心地よい風に
のせて歌う鼻歌 ラララ ラララ ラララ

La La La… コールドスリープ 無重力で
La La La… コールドスリープ 眠りにつく

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