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良いカウンセリングで起こる不思議な状態について

こんにちは、らるです。
今日は、カウンセリングの理想形の話を
していきたいと思います。

カウンセリングというと、
困っている人の話を聴いてあげて、
楽になれたらそれでいい、
そんなイメージを
持たれている方も
多いかもしれません。

ただ、カウンセリングは
ある種の治療でもあります。
そのため、より理想的には、
クライエント自身の人格が、
より良い方に変わる

という状態が
目指されることになります。

では、そのような
「人格変化」は、どのようなときに
起こるのでしょうか。

そのヒントとして、
とても印象的な記述が
紹介されています。

カウンセリング面接の中ではしばしば「クライアントが、カウンセラーはもちろんのこと、クライアント自身をもまったく意識しないような状態にまでなる」。そして「人格変化」と呼ばれるような「飛躍」的現象は、おおむねこのような状態において、つまり外から見れば「二人の人が話し合っている場面」のようでありながら、「体験のレベル」ではそこには「一人の人間しかいない」と思える、そういった状態において起こると言うのである。そして、後に現実の関係に戻った後、クライアントはそこで、「ひとり」ないし「真空」の状態において体験した自らの「飛躍」や「成長」の意味を徐々に確認し体認していくのだと言う。

引用元:諸富 祥彦. カール・ロジャーズ カウンセリングの原点 (角川選書) (p.194). 株式会社KADOKAWA. Kindle 版.

カウンセリングは、
クライエントと
カウンセラーが
面と向かって話しながら
進んでいくものです。

外から見れば、
二人が会話している
ごく普通の場面に
見える
はずです。

しかし、人格変化が
起こるような
「良いカウンセリング」が
行われているとき、
クライエント本人の実感としては、
「目の前にカウンセラーがいるのに、
自分しかいない」

という状態になるのだそうです。

この状態が起こる背景には、
深い意味での共感
あると考えられています。

カウンセラーが、
クライエントの内面の深いところまで
なりきったかのように
共感できているとき、このような感覚が
生まれるというわけです。

クライエントから見ると、
目の前にいるカウンセラーは、

自分の内面を映す鏡
のような存在になります。

鏡を見て話しているのですから、
それは確かに「一人でいる」
感覚になる
のも、
理解できる気がします。

そして、鏡があるからこそ、
自分自身がよく見えるようになります。

自分がよく見えてくると、
そこから飛躍や成長へと
つながっていく、
ということなのだと
読み取れます。

では、このとき、
カウンセラー側は
どのように感じているのでしょうか。

ここにも、
印象的な記述があります。

以下は引用です。

「クライアントの人生」という「一本のほんとうにいい映画」を観させていただいているような気持ちになることがある。「いい面接をできている時」に共通する実感である。

諸富 祥彦. カール・ロジャーズ カウンセリングの原点 (角川選書) (p.198). 株式会社KADOKAWA. Kindle 版.

クライエントの人生という、
一本の良い映画を
観ているような気持ち
になる。

おそらくそこには、
深く感情移入している、
主人公になりきっている、
そういった意味合いも
含まれている
のだと
考えられます。

この話を読んで、
私自身も、今後こうした体験が
できるような話の聞き方を
していきたいと、改めて感じました。

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#傾聴
#心理学
#対人支援

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