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農業未経験・融資ゼロ。それでもキクラゲで起業したリアルな話

──自分らしい生き方を、はじめるために

はじめに:誰かの心に、届きますように

はじめまして。私は「奏 -kanade-」という屋号で、『豊かなきのこ屋』という小さなキクラゲ屋の準備を進めています。
今はまだ、自宅の一室を整えながら、キクラゲの栽培をスタートさせる準備の真っ最中。お金も、経験も、立派な設備もありません。
でも、「やってみたい」という気持ちと、「自分らしく生きたい」という願いだけは、心の奥にしっかりありました。
この記事は、
「このままの毎日でいいのかな、と思っている」
「でも、何から始めたらいいかわからない」
そんな誰かの背中を、そっと押せたら ──
そんな想いで書いています。


1. なぜ農業?なぜ今?

私は13年間、住宅設備会社で会社員として働いてきました。営業として現場に出ていた日々、本社異動後にはB2Cマーケティングや人材育成、組織デザインにも関わりました。
さまざまな経験をさせてもらったなかで、「このままの生き方でいいのか」「もっと実感をもてる、自分の手で何かを作っていると感じられるような暮らしがしたい」と思うようになっていきました。
そんなとき出会ったのが、“キクラゲ”というきのこです。
きっかけは、本当に些細なものでした。 「美味しい!」「体にいい!」──そんな感動から、「これを誰かに届けたい」という想いが生まれたのです。
キクラゲは、私にとってただの食材ではなく、未来と自分をつなぐ“希望の象徴”になっていきました。


2. 現実の壁──融資、まさかの否決

夢だけでは、現実は動きません。

キクラゲ栽培には、施設や設備費などで約1,300万円が必要でした。私は日本政策金融公庫に創業融資を申し込みました。
でも──結果は「否決」

理由はこうです。

  • 農業未経験

  • 販路・売上見通しの不透明さ

  • 自己資金が少ないこと

正直、ショックでした。やっぱり無理だったのかな……と、心が折れそうになりました。

でもそのとき、心の奥から声が聞こえたんです。
「それでもやりたいの?」
「やらずに後悔しないの?」

答えは、決まっていました。


3. 融資ゼロ。それでも動き出した日

「やっぱり無理なのかもしれない」──
日本政策金融公庫の審査に落ちたとき、正直、そんな気持ちがよぎりました。

農業未経験、売上計画の不確かさ、自己資金の乏しさ。
どれも自分でもわかっていた課題でしたが、それでも、心のどこかで「思いの強さや覚悟があれば、きっと伝わるはず」と信じていました。

でも現実は、そんな気持ちだけでは通用しない世界でした。
思いの強さだけでは越えられない、現実の壁の高さを痛感した瞬間でもありました。

それでも私は“あきらめられなかった”。

❶ まずは「今できること」を探して

私は手元の資産を徹底的に見直しました。
家にある不要品をメルカリやジモティーで売り、
積み立てていたNISAを解約して、生活資金を確保。

「完璧じゃなくても、できる範囲からやってみよう」
そう思って、一歩ずつ、足元を固めていきました。

❷ そして、出会った“変わる一言”

次に私が選んだのは、“現場に行く”という行動。
実際にキクラゲ栽培をしている企業へお願いし、3日間の研修を受けさせてもらいました。

そこで出会ったのが、私と同い年の若い後継者の方。
思いきって資金面の悩みを相談したとき、彼がくれた一言が、私の未来を大きく変えました。

「いきなり借金して始める必要なんてないよ。
家があるなら、そこで育ててみたら?」

──衝撃でした。
“家の中でキクラゲが育てられる”なんて、考えたこともなかったから。

でも、実際にやっている人が「できる」と言ってくれたことで、
私の中の“無理かも”が、“できるかも”に変わっていったのです。

誰かの一言が未来を変えてくれることもある。
私は、まさに人に恵まれてここまで来ています。

小さく始めて、大きな道を描く

その言葉をきっかけに、私は自宅の一室をDIYで改装。
防水や断熱を工夫しながら、できる限り低コストで栽培の準備を整えました。

初年度はこの“おうちきくらげ”でスタートし、
1年後の実績をもとに、改めて設備投資やハウス建設を目指す──

無理のない、私なりの挑戦の道筋が見えてきたのです。


4. なぜあきらめなかったのか?

それは「やりたい」以上に、「やらずに後悔したくなかった」からです。
私は“ほうちゃん”というキャラクターを生み出しました。自分らしい音を見つけて、自分らしく生きる人を応援する、そんな世界観をかたちにした存在です。
キクラゲを育てることは、その世界の“はじめの音”だと思っています。
そして誰かの心に、そっと届くような小さな一歩を、私自身が踏み出していきたい。
そう思ったから、前に進みました。


5. これから始めるあなたへ

たとえ経験がなくても、資金がゼロでも、道はあります。 できることから始めてみる。仲間を見つける。信頼を積み上げる。
その小さな積み重ねが、やがて“自分だけの道”をつくっていくと、私は信じています。
私はまだ道半ばです。でも、始めたからこそ見える景色が確かにあります。
あなたの一歩を、心から応援しています。


最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「私にもできるかも」「少し勇気をもらえた」――
そんなふうに感じてくださった方がいたら、とてもうれしいです。
今はまだ準備中ですが、今後はキクラゲの販売や日々の記録、そしてもう少し深い話などを発信していく予定です。

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あなたの“はじめの一歩”に、そっと寄り添えますように。

── 奏 -kanade-


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