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Ich bin extraordinär.── ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト!

ウィーンのライムント劇場で2016年に上演されたミュージカル、MOZART!
あの伝説の舞台の円盤が、日本語字幕付きで発売されましたよ!
https://natalie.mu/stage/gallery/news/640008/2687038
このニュースが目に入って、矢も楯もたまらず、ここに書きに来てしまいました。

モーツァルト!は、日本でも東宝でやってます。今度再演もしますね。
私は、山崎育三郎氏のヴォルフガングを劇場で観ました。
だけど、どうしてもウィーン本家が観たかった。
エリザベートもウィーンで観たんですが、それ以来、本場の素晴らしさを知り、ドイツ語入門の本を買って、独学で勉強して観に行きました。
日本で事前にウィーン劇場協会のサイトから、座席を選んでチケットも取って。

成田発のオーストリア航空に乗って、今は飛べないロシアやウクライナの上空を通過し、ウィーンのシュヴェヒャート国際空港に現地時間の夜に到着。
翌日、昼間にウィーンフィルのコンサートを楽友協会で立ち見して、MOZART!ソワレ公演を観るため、U6の地下鉄に揺られて駅からライムント劇場まで少し歩く。
もちろん夜で真っ暗です。だけど、HIER IN WIEN!(ここはウィーン)
変な場所に迷い込まなければ、一人で歩いても平気。
でも、日本じゃないということだけは、ずっと頭に入れていました。

ウィーンでコンサート、オペラ、ミュージカル等を観る時は、あらかじめ上着をクロークに預ける決まりがあります。
1881年、皇帝フランツヨーゼフ、皇后エリザベート(日本でも宝塚界隈で有名なミュージカルのモデル)が統治していた、オーストリア・ハンガリー二重帝国の時代に、Ringtheaterで火災が発生。
観客の分厚い上着やマントなどが避難の妨げになり、多数の犠牲者を出した。
それ以降、そういうルールができたそうです。

クロークのお姉さんに、上着を預けて引換券をもらいます。
パンフレットとお土産を買って、いざ客席に。
チケットの席番を探しながら歩くと、赤絨毯の敷かれた床板が軋む。

ウィーンの劇場は歴史があって、建物全体がエレガントな空間。
こぢんまりとしていても、内装は豪華。
半地下にあるオーケストラピットの演奏も、演者さんの歌声も、ダイレクトに聴こえるような距離感。

肝心のミュージカル本編は、舞台装置は最小限。
壁に映し出した映像で、場面の雰囲気を変えていく。
演出も衣装もスタイリッシュで洗練されていて、何よりもオーケストラと俳優さんたちが凄すぎました。

今回のDVDと同じ、ヴォルフガング役のウード・カイパースさん、
父レオポルト役のトーマス・ボルヒャートさん、
コロレド役のマーク・ザイベルトさん(エリザベートでトート役もやってる)、ヴァルトシュテッテン男爵夫人のアナ・ミラ・ゴメスさん。
挙げればきりがない。

あとはヴォルフガングの化身、ポーセリンドールのようなアマデ。
最期の最期までヴォルフガングの命を削り、
ヴォルフガングの血で、楽譜を書き続ける、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの才能の象徴。

1幕冒頭からカーテンコールまで、もう衝撃の連続でラストは圧巻でした。素晴らしいものに出逢ったときも、人間は腰が抜けるんですね……
カテコはガラッと雰囲気が変わって、チャーミング。
DVD見られる方は是非、カテコまで見てほしい。
もちろん、スタンディングオベーションしました。
現地の方々と一緒に、歓声も上げてきました。

日本のキャスティングに関しては、
とある有名演出家の手がけた作品に特に、色々思うところがあります。
それはモーツァルトに限ったものではなく……
日本も実力主義を貫いてほしいけれど、
どうしても知名度とルッキズム優先、
客寄せキャストが目立ってしまう。

でも、たまには素晴らしい舞台に出会えることもあります。
またミュージカル、観に行きたいな。



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