いるはずのない何かが視える。-熱せん妄-
3歳になった長男。
この日は朝から鼻水と若干の咳をしており
風邪のひきはじめか?と思われる症状が出ていた。
とはいえ子どもは熱があっても割と元気に遊んでおり、なかなか体調不良を理由にじっとさせることは難しい。
我が子に関して言うと"食欲"が露骨に落ちるので
ご飯のタイミングで本人にも体調が悪いことを自覚させることが多い。
夜までなんだかんだダラダラと過ごし、
もう寝ようかというところでいつも通り寝かしつけ。
身体も暑く、熱も上がってきていたため
明日は朝イチで病院行かないとね。と妻とも話をしていた。
寝苦しそうでなかなか寝つかなかったが、なんとか就寝。
寝初めてから数時間経った頃、起きてしまったようでめちゃくちゃ泣いている。
「しんどいんやなぁ、大丈夫大丈夫。」と
抱きしめるも泣き止まない。
むしろどんどん泣きのボリュームはアップしていく。
寝室で私と息子が寝ていたのだが、
めちゃくちゃ何かに怯えている。
抱っこしても至る所を指さして
「あっち行って!」
「取って!お願い!」と言いながら泣き叫んでいる。
熱の影響で暗闇が怖いのか?と思い、電気をつけてみても効果がない。
「ママのところ行く!」と必死に伝えてくれたので、リビングで寝ている妻と娘の元へ向かう。
それでもやはり怯えている。
これまで見たことのない怯え方をして泣き叫んでいる。
かれこれ30分程経った頃、ようやく落ち着きを取り戻し会話が出来るようになってきた。
『どうしたの?何がいるの?』と聞くと
「虫がいっぱいいる。」とのこと。
この会話をしている時にも先ほどまでではないが、時折虫が視えるようで怯えていた。
この時、夫婦で対応出来たので落ち着いて録画も撮ることが出来た。
翌日の受診時に口で伝えるよりも分かりやすいだろうと思う。
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翌日には熱はあるもののすっかり落ち着いていていつもの元気な息子であった。
ただしっかりと昨晩の記憶は残っているようで、「昨日いっぱい虫いたね。いっぱい泣いちゃった」と話をしていた。
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受診時に先生に話をすると
『熱せん妄ですね。』とのことだった。
恥ずかしながら"熱性痙攣"しか知らず、症状をネットで検索して"熱せん妄"というものを初めて知り、やはりそうか。というところだった。
幸い、脳などに何か悪影響が残るものではないとのことで安心したものの、かなり怖い思いをしただろうから本当に可哀想でならない。
先生曰く
・1〜10歳くらいの年齢で高熱が出ている時に起きることがある
・視えるもの第一位が『虫』であること
・30分程度で落ち着いてくるが、1時間以上落ち着かなかったり、翌朝もグタッとしていたり、いつもと違う感じで食べ物をボロボロこぼす。などあればすぐに救急車を呼ぶこと。(別の症状が疑われる)
・混乱状態時は突然走り出したり、家の外に出ようとすることがあるため、目を離さないこと
などを教えてもらった。
まだ自力で玄関のドアを開けて外に出ることは出来ないが、10歳くらいまで起こりうるのであれば
普通に鍵を開けて出られるだろうから今回知れて良かったと思う。
今は体調も万全となり胸を撫で下ろしているが、
今後も体調不良時には起こりうるものとして
一つ教訓となった。
防ぎようがなさそうなので、基本の手洗いうがいを徹底してなるべく熱を出さないよう心がけるしかなさそうだ。
幼稚園に行き出したらきっと洗礼を受けるだろうから、こればっかりは仕方ないかなとも思うが。
ちなみに子どもが見えるというものランキングは
1位:虫
2位:小人
3位:知らない男性
と受診した病院の先生は仰っていた。
いや、怖すぎただろうな。
もう起きないことを願いたい。
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