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akisuke0925
冷たい駅のホームで、赤いコートに目を奪われた
冷たい風が吹く駅のホームで、その赤だけが浮かび上がって見えた。
年齢を重ねると、地味な色を着るものだと思っていた。
深い赤のフード付きのコートに、グレーのパンツ。
小柄で、髪はショートのグレイヘア。
赤ずきんのようで、可愛らしい。
グレーに挟まれた赤が、まるでスポットライトが当たっているかのように目に飛び込んできた。
「あんな可愛らしいおばあさんになりたい。」
高齢の女性を見て、憧れを抱いたのは初めてだった。
自由に選んだ赤いコート。
年齢を重ねても、自分らしいおしゃれをして楽しんでいる。
なりたい自分に、出会えた気がした。
いつかグレイヘアの私も、ふわりとしたフード付きの赤いコートを着て、風に吹かれながら駅のホームに佇む。
風に揺れる赤いフードに、未来の私がそっと映っている。
