ストックできない男は今日も脱線する
先週もそうだったのだが、今日と明日2日間夜に予定がある。「ストックを作らないと…」そう思いながら、前回は大きく脱線した。
脱線で思い出したが、長男は昔、ほんの一瞬だけ電車に魅了された時期があった。1ヶ月にも満たないブームだったと記憶している。今思うと、それが最初で最後の乗り物に興味を示した時期だ。
そして、その時期が誕生日と被ったのだ。我が家にプラレールが届いた。遠くに住むじいじからのプレゼントだ。
届いた瞬間、目を輝かせどんどん開封していく長男。車両はトーマスとドクターイエローをこちらで準備していた。早速、私がレールで簡単なドーナツ状のコースを作り、いざ出発進行。
一定の間隔を空けながら、互いを追いかけるようにグルグル走るトーマスとドクターイエロー。長男は歓喜の雄叫びをあげている。
かと思うと、おもむろにトーマスを線路から下ろした。そして、逆走の方向でレールへセット。
正面衝突するトーマスとドクターイエロー。線路外に弾き飛ばされたトーマス。壁に顔をぶつけ続けるトーマス。長男はさきほどより大きな雄叫びをあげている。
トーマスを救出し、再度レールに戻す長男。もちろん、逆走の方向だ。
再び正面衝突するトーマスとドクターイエロー。線路外に弾き飛ばされるトーマス。棚に顔をぶつけ続けるトーマス。大歓喜の長男。
このままではエンドレスに繰り返される。単純なコースが彼をそうさせているんだな、そう思い立ち、精一杯の複雑なコースを作り上げた。
優雅に走り出したトーマスとドクターイエロー。ニコニコと眺める長男。
それも束の間。トーマスを線路から下ろし、向きを変えセット。
正面衝突するトーマスとドクターイエロー。弾き飛ばされるトーマス。私の脛に顔をぶつけ続けるトーマス。
そんなことが数日続き、長男の電車ブームが終焉を迎えると同時に、物置の奥にしまうこととなった。
そのうち、第二次ブームが来るだろう。
そう思って早1年、1度たりとも日の目を見なかった。どんどん増えるウルトラマングッズ、物置を圧迫するプラレール。プレゼントをじいじの家へ返却する苦渋の決断をした。
ごめん、じいじ。
今ではトーマスとの再会が、帰省の楽しみのひとつとなっている。
トーマスよ、ゆっくり顔の傷を癒してくれ。
またもや、ストック作りから大きく脱線してしまったので、このあたりで締めようと思う。
