あれ、どこにいった??
お昼ご飯を食べ、片付けを一通り終えた後で、再びパソコンに目を向ける。
12:30
2025/8/5
noteの編集画面上には、約3000字の文字の羅列。
うまくまとめきれなくて、文字たちも居心地がよくないのか、字が躍っているようにも見える。
文字が居心地悪いと、書いている私自身も調子があがらない。
ちょっとだけ、この場から離れたくなった。
一度、その画面から別の画面に行くと、私の脳から出てくる言葉とは全く違うものも出てくる。
あたたかい世界に入ったら、心がほわほわとほぐされて、眠りに誘われた。
今眠ることもできなくはないが、明日までに書き上げたい作品もある。目の前の、持て余して遊び始めた文字の羅列たちを、どうにか納めて行かなくてはならない。
眠気覚ましに、コーヒーを入れて、気合を入れ直すが、いつもよりも効き目がない。なんでだろう。
別の画面から、元の画面に戻る。
キーボードは触っていない。パソコンの設定も何もいじっていない。
羅列された文字が、バッタのように飛んで見えたかと思えば、今度は少しずつ薄くなっているように見える。
見慣れた自分の部屋にあるデスクなのだが、何かがおかしい。
デスクの上にはパソコンと1本のペン、そして白い自由帳がある。心なしか、目の前にあるペンでさえ、透明になり始めているようだ。
あまりに強い眠気が襲ってきているから、自分の視界が、霞がかっているだけなのかもしれない。
普段は、アイメイクが落ちないようにするために、目をこすることも目薬を差すことも控えているが、今回ばかりはちゃんと確かめないといけないと思った。
目をこすろうとして、目をつむった。
一瞬にして、視界に広大な花畑が広がった。
現実世界では、あまり見たことのないほど、華やかで色とりどりな花々が拡がっている。
桜にチューリップ、あじさいやひまわり、朝顔、ハイビスカス、コスモスが同時に満開となっている。
深く息を吸うと、花の香りで癒される。
エプロンを身につけたクマが、花園を見渡すことができる特等席に案内してくれた。花園の奥にある森から降りてきているのだろうか。
紅茶を出してくれた。
少し怪しみながらも、勧められるがままに、一口いただくと、香りが豊潤なアップルティーだった。
このクマが。まさか…な??
心地よい感覚もするが、どこか異様な世界だ。
「これは、何か自分を嵌めようとする罠なのかもしれない」
「…っ!!!」
不思議に思った瞬間、突然漆黒な世界に落とされた。
ドスンッ。
結構なスピードで、真っ逆さまに落とされたはずだが、不思議なことに痛みは全く感じなかった。
元々暗い場所での視力は、より劣るタイプであるが、見えなくなったものは、視界で分かる情報だけではない。
無音だ。私も声が出せない。
視界にただの黒い面しか広がっていない。
まるで、耳をふさがれ続けているかのように、何も聞こえない。
口は開いても、声が出せないので、ただパクパクしているだけで、その姿は、ちょっと見るにいたたまれない。
鏡も光もなく、誰かに見られるわけではないから、そこは良かったのかもしれない。
だんだん酸素も薄くなってきて、呼吸が浅くなってくる。
いき苦しくなるかと思いきや、心は軽くなっていた。
いっそのこと、このまま眠れたら、気持ちいいのかなあ。
そのまま、ゆっくりと漆黒な世界に沈められていった。

ハッとして、目を覚ます。
すっかり日が落ちてしまっている。
いつの間に寝てた…?
ものすごく長時間寝てしまったような感覚に襲われて、焦ってスマホの時計を見ようとする。電池が切れてしまったようで、画面は暗いままだ。
スマホを充電器につなぎながら、自室の壁掛け時計を探して、ようやく見つけた。短い針は8を指していて、長い針は3を指そうとするところだ。
外の暗さからしたら、夜か…。
自分が毎日のように使っていたパソコン。お気に入りのペンと自由帳。
自分の記憶上、それらの物に変わりはないように思う。
スリープ状態となっていたパソコンの画面をつける。
パソコンの画面の右下に目をやると、日にちは、自分の想像を超えていた。
20:15
2025/8/6
二度三度と見ても、その表示は一向に変わる気配がない。
これは事実なのか。と思いながら、noteの編集画面を開き直す。
私の時間と共に消えていたのは、画面上で飛んでいたはずの3000文字だった。
書いてみたけど、やっぱり難しかったです。
改めて読んでみても、まったく涼しくならない。
これは、この系統の作品をあまりに読まないからだと思います。幅を広げるには、いろんな作品を読まないといけないですね。
かと言って、ホラー系は読もうという気持ちにになれないんだよなあ…。成長の兆しは、見えそうにありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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