「守られているから、大丈夫」そう思える日が来た時に。
先日、家の片づけをしていたところ、3冊のアルバムが出てきた。

5年前、結婚式を挙げた時に、実家の母に依頼して、取り寄せたものだ。
片付けをしている時間を邪魔してくる一番の大敵が、思い出である。
夫が頑張って部屋づくりをしている中で、わたしだけ思い出に浸るわけにはいかないので、アルバムは先送りにして、収納ケースへしまい込んだ。
片付けを終えて、しばらくの日数が、瞬く間に流れた。
夫が仕事で、わたしが休日だった、ある日。
片付けがされて、綺麗に整理された部屋に入り、再びアルバムを手に取った。
今日は、思い切って、このアルバムを開きます。
顔は隠していますが、写真を載せる関係で、有料とさせてください。
これらを完全公開する勇気は、もてないのです。笑
有料部分に載せているのは、わたしの幼少期の頃の写真を一部加工したものなので、特に有益な情報は含んでおりません。
なので、無料部分だけでも、読んでいってくださいな。
後半は泣きながら書いていたので、有料部分は特に整っていないかもしれませんが、もしよろしければどうぞ。
結婚式は、挙げたくない民だった。
それでも、いろいろなきっかけと理由があり、当時の職場の人や、大学時代以降に出逢った関係の深い人を呼んで、結婚式を挙げ、たくさんお祝いしていただいた。
嫌だったけれど、今となっては、当時しか経験できなかったことだったし、「やってよかった」と、心から思うことが出来ている。
結婚式の、何が一番嫌だったかといえば、大勢からの注目を浴びることだった。
そして、その次に嫌なことは、記憶がうっすらとしかない過去のことを遡らないといけないことだった。
無理やり遡らなくても良いのかもしれない。
適当にやり過ごしたって良かったのかもしれない。
けど、結婚式の準備をしていく中で、否が応でも、振り返りを迫られる。
わたしにとっては、結婚式を挙げると決めた以上、逃れられない自分への試練だった。
今でも、幼少期からの友達との関係が続いている夫に反して、わたしは、小・中学校、高校の同級生で、繋がっている友人は、いなかった。
小学生時代に、一度転校を経験しているとはいえ。
地元から離れた地で生活することを決めたとはいえ。
学生時代のおともだちと自分をつなぐ糸の細さ、呆気なく切れてしまった関係性の脆弱さを直面して、愕然としていた。
幼少期の記憶がうっすらとしかない、ということ。
それは、わたしにとって、「自分が、自分として存在していなかったこと」を意味している…
と、勝手に思いこんでいる。
誤解を恐れずに言うのならば、わたしは、わたしのことが、好きになれなかった。
むしろ、嫌いだった。
noteと出逢った今となれば、過去も、今の自分にとって必要なものだったと理解できるわけだけれど、当時は、とにかく蓋をしていたかったのが、本音。
うまくいかないかもしれない。
そんな弱音を、よく吐いていた子だった。
その度に、母から、「あなたは、晴れ女だし、みんなに守られているのだから、当日はきっと大丈夫よ。始まれば、終わるもの。そんなことより、早く寝なさい。」と、よく言われていたものだ。
思い返してみれば、確かに、なるようになることばかりだったし、悪い結果じゃないことも多くあった。
何をそんなに、ビビっていたのだろう…と思うこともあるけれど、小さい頃から、わたしは、とにかくいろんなことを恐れていた。
そんなネガティブな記憶しかないものだから、結婚式の準備は、とても難航したし、わたしの中で苦痛の時間も多かった。
ようやく楽しく感じてきた時には、本番1か月前で、もうすぐ終わりが見えそうな時だった。
楽しく感じてきた…というのも、きっと、終わりが見えてきたことによる出口を表す光が、輝いて見えてきたということなのだろうな、とも思う。
もちろん、無事に結婚式の行程が終わった時には、安堵と達成感と解放感で、いっぱいだった。
安堵できたのは、参列してくださったみなさまからのあたたかい声をたくさん浴びて、こちらのほうが、幸福のお裾分けをいただいたからだ。
「やってよかった」と、初めて自分に対して思えた瞬間に立ち会えた日のことを思い返しながら、黙々と部屋の片づけをしていたあの日。
その時点で、気づいていた。
もう一度、今のわたしが出会っておくべき場面が、そこに眠っていることに。
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