AIで仕事が奪われる?フリーランスの現実
最近、クライアントから「AIで作れるなら安くできますよね?」って言われることが増えた。正直、最初にこれ言われた時は「ついに来たか…」と思ったけど、実際にAI使って仕事してみて分かったことがある。
【AIツールを実際に導入してみた】
僕も流石に危機感を覚えて、この半年間でChatGPT Plus、GitHub Copilot、Figmaのプラグインとか、月額で1万円くらいAIツールに投資してる。
で、実際使ってみてどうか。確かにコーディングは早くなった。特にReactのコンポーネント作るときなんかは、以前なら3時間かかってた作業が1時間で終わる。デザインのアイデア出しも、昔は頭抱えて2日かかってたのが、AIと壁打ちしながらだと半日で形になる。
ただし。ここが重要なんだけど、AIが出してくるコードって8割は使えるけど、残り2割がクセモノなんだよね。セキュリティ的にヤバいコード平気で書いてくるし、パフォーマンス考えてない処理を堂々と提案してくる。
【実際に仕事を失ったケース】
正直に言うと、仕事を失ったケースもある。月15万円くらいの継続案件で、簡単なLP制作を月に3本作ってもらってたクライアント。「社内でAI使って作れるようになったので」って去年の10月に契約終了になった。
その時は「マジかよ…」って落ち込んだけど、3ヶ月後にそのクライアントから連絡があった。「やっぱりプロに頼みたい」って。社内で作ったサイト見せてもらったら、確かにパッと見は綺麗なんだけど、レスポンシブ対応がガタガタで、SEO的にも全然ダメ。結局、僕が作り直すことになって、以前より高い単価で契約できた。
【AIで変わった仕事のやり方】
AIのおかげで確実に変わったのは、作業時間の配分。以前は実装に7割、提案・コミュニケーションに3割だったのが、今は実装5割、提案・コミュニケーション5割になってる。
特に要件定義の段階で、クライアントと「本当に必要な機能は何か」を詰めることに時間をかけるようになった。AIでサクッと作れるものと、人間がちゃんと設計しないとダメなものを見極める必要があるからね。
先月の案件で、ECサイトのカスタマイズを依頼された時も、クライアントは「AIでできるでしょ?」って言ってたけど、話を聞くと在庫管理システムとの連携が必要だった。こういうのはAIだけじゃ絶対無理。結局、80万円の案件になったし。
【新しく増えた仕事】
逆に、AIが普及したおかげで増えた仕事もある。「AI導入のコンサルティング」みたいな案件が月に2〜3件は来るようになった。中小企業の社長さんから「うちでもAI使って業務効率化したいけど、何から始めればいいの?」って相談される。
先週も、従業員30人の制作会社から「ChatGPTを業務に使いたいけど、セキュリティとかどうすればいい?」って相談があって、3日間で30万円もらった。AIツールの選定から社内ルールの策定まで手伝ったけど、これは完全にAIがあるからこそ生まれた仕事。
【結局のところ、どうなのか】
6年フリーランスやってて思うのは、技術の進歩で仕事がなくなるって話は昔からあったってこと。WordPressが出た時も「コーダーの仕事がなくなる」って言われたし、ノーコードツールが流行った時も同じこと言われた。
でも実際は、新しい技術が出るたびに、それを使いこなせる人の価値が上がってる。AIも同じで、AIを使えない人は淘汰されるけど、AIを使いこなして付加価値を提供できる人はむしろ稼げるようになってる。
僕の売上も、AI導入前の去年と比べて1.3倍くらいになった。作業効率が上がったから同じ時間でより多くの案件をこなせるし、AI関連の新しい案件も取れるようになったから。
ただし、「AIにお任せで全部やってください」みたいな丸投げ案件は断るようになった。そういう案件は単価も安いし、結局後で問題が起きて面倒なことになる。クライアントと一緒に考えて、AIを道具として使いながらより良いものを作る、そういう仕事に集中してる。
多分、AIで本当に仕事を失うのは、AIに置き換えられる単純作業しかやってなかった人だと思う。でも、それってAIが出る前から時間の問題だったんじゃないかな。
