時空を超えた愛ー美しい目

熊です。

日照時間が減り、秋雨も鬱陶しいですね。

最近子供の自殺を調べたり、ギフテッド子供たちのことを考えたりするとたまに小熊が夢に出てくる。

睡眠妨害までしてくる熊害は困るよな🐻

今回は小熊が人間の心を探究する昔の話。


人間とは

「人間とは何か」と自分に問いかけるのはいつ頃からかははっきり覚えていないが、おそらく自我があったときから始まったのではないかと。

他の幼児が絵本を読んでいるときに既に世界情勢に対してもある程度理解が進んでいるせいなのか、幼児頃のアルバムの顔は、8割が悲しく心配そうな顔だった・・・残り2割はバカみたいに笑ってた。

心理学で「人間は一日⚪︎⚪︎回に嘘をつく」との話があったのではないか?
それを聞いたとき「思ったより多かった」のは感想だった。
それを人の前に言うべきではなかった。

子供は無力なため、大人は何故いつも内心と違うことを言っているかが気になる。
自分の身に危険はないか?
家族の身に危険はないか?
そもそも嘘をついている大人たちは何らかの病気ではないか?
自分もそのうちそうなるのではないか?
と心配が尽きることはなかった。

人間は裏切る

賢くて優しい人間はみんなの頼りになる。
そうなると確率的に利用や搾取、裏切りの対象にもなりやすいとすぐに理解した。

母熊は人の辛さに脊髄反射し、リソースを無尽蔵に使うタイプだった。
父熊は人からの嫉妬を振り切って自分の価値観を貫くように実績を出しつつ人生に集中するコスパ最優先の人間だった。

人間とはという問いの答えはこの二人のどちらかにもいないと考えた。

学校に通い始めて支配というか管理システムへの反抗が弱まった頃、小熊の人間に対する感想は「条件次第で必ず裏切る生き物」であった。

極端な例かもしれないが、自分の子供の指が切り落とされ送られてきたら、相手のどんな要求でも人間は従うだろう。

もちろん上記の例なら理解はできる。
許すかどうかではなく、理解はできる。

ただ、些細な利益で悪魔と取引する人も少なくはない。
その悪魔が外部ではなく本人の内部にいる場合はむしろ社会的に成長や成熟、順応、適応などと見做される場合もあったりする。

利益と恐怖を少しずつ増やし、見返りや要求の難易度を少しずつ減らしていけば、人間の瞳はどんよりとした無機質なプラスティックに変わっていく。

人間の渇望は大体読めるので、その種類と渇きの強さで裏切りやすさと損害の深刻さを常に予測しようとしていた。

ただし、リスクをゼロにすることはできないし、信じたかった思いで事故ったりもするため、小熊は損する前提で人と関わるようになった。

「今日は損する日だ」という予防線は役に立っていた。今も時々使う。

魂の窓

現代の認知神経学は人間の認知を脳内で投票のようなシステムから成り立っていると考え、この理論に沿っていけば人間の思考と判断を予知できると信じている。

確かにそう解釈できそうな実験はあった。納得。

ただ、人間が「目を交わすことで起きた現象」に対して説明がつかないように感じる。今も昔も。

そもそも「目を交わすことで起きる現象」という表現を聞いてその解釈の幅と深さに個人差はかなりある気がするし、個人の努力や教育で埋められるようなものでもないと確信した。

小熊がさらに困惑し目がぐるぐると回り始めた。

意識や意志が本人の脳内にしか存在していなければ、何故それを読み取れる場合があるのか?

読みが外れた場合を忘れただけではないのか?
ちゃんとそれも覚えている。
ギフテッドベアだぞ。

想像?それとも推理?
そういう場合もある。

無意識に情報を処理した?
それもきっとあるはず。

分析とは違って、複合的な結論だけを瞬時に渡されてそれを最初から疑おうとしなかったときが一番特徴的だ。
疑わないことがないほどの小熊にはとても不思議な体験だった。

少し時が進み、
小熊はそれを「触れる」と表現した。

化学実験のようにコップに入った得体の知れない液体に自分の意識の雫を滴り、その液体は気化し問答無用に染み込んでくるような感じである。
それはおそらくミラーニューロンの働きだろう。

ギフテッドのような人間はミラーニューロンが非常に活発なため、視線を交わすとき、たとえ交わさなくても脳は何らかの形で情報を取得し処理している。

小熊は人間とはという問いのために様々な人間に触れていった。

そして自分にはなかった、もしくはまだ芽生えていなかったものを取り込んでしまった。
不純な人間からも人間ですらない何かからも。

人間とはの問いもいつの間にかただの拷問器具になっていった。

子熊の頃に唯一好きだった先生がいて、その理由を大人たちに聞かれると、恥ずかしいながらも「目が美しいから」と答えた。
黒歴史確定。

人間の目は「魂の窓」とも呼ばれているそうだ。
スピ系の魂ではなく、人間の知性と精神世界を意味する言葉だと思う。

群れ

人類の歴史は自ら問題を作り、その問題解決のために科学を発展し、さらに科学が問題を作っていくという負のスパイラル。

ギフテッドは科学ではなく、人間のその先を考えるために作られたと感じる。

そして先を知るために人間の行動の目的を知る必要があるため、知りたくなくても知ってしまうような体質を持っている。

人間をよく観察すると、嘘をつく主な目的は群れるためであることが分かり、それは利用に近いと言わざるを得ない。

ほとんどの場合、自分に利益がなければ人間は他人と、特に苦しんでいる人と繋げようとしない。
利益とは金銭や人脈、承認欲求、自己イメージ、自己実現欲求、共依存など様々な種類がある。

愛情と友情は無償のはず、ある程度の損も無償に包括されていると今でも信じている。

しかしほとんどの人間にとって、そういった繋がりは主役である自分を引き立てる「おつまみ」のようなものである。
小熊はおつまみとしてかなり評判が良かった。

ビジョンを持っていなかった小熊にとってこの薄っぺらな世界に耐えることは極めて難しかった。

カウンセリングも単なる金ありきのサービスにしか過ぎないと思い、相談しようとも思わなかった。

生計のために金が必要なのは分かっているが、葛藤すら持っていない人の笑顔は都合の悪いものを認知から消し去った無知ならではのものと感じた。

人間と合理性

人間は考えすぎると考えられなくなり、余裕が出たらまた考え出す。
しかしこの流れを繰り返していくと、何を考えればいいかも分からなくなる。

悪いことは毎日起きている。
だから評価されることだけを考えるか、何も考えずに問題が起きてから他人に助けを求める人は一番生きやすい。

そういう意味だと他人の心配までをする人は主流競争社会からすると一番無意味に見えるだろう。

「みんなに、悪いことが起きてほしくない」
そう願うのはまだ自由として許されるが、行動にまで移すと合理的な観点から否定されてしまう。

叶うはずがないから。

私とは何か

人間は自分の知能以上のものを作ることができない。

いくら科学が進んでもその制約を破ることはないでしょう。

たとえAIでも人間が作ったたくさんのもの、理解できる知識を活用するだけである。

しかし、生き物は自分自身の知能を超えるものを創造できる。

最初の命とその一連の進化は残酷さと偶然と奇跡から織り成している。

人間とはという問いに対して、小熊が納得できそうかは分からないが、「息を呑むような感動が味わえる美しい目を探して」と伝えたい。

その目はあなたの奥底から一生照らし続けてくれる。

全ての人間には通用しないかもしれないが、熱帯雨林の心を持つ方ならきっと出会えるでしょう。


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熱帯雨林の熊 お気持ちだけで十分です。 お金は自分より立場の弱い人に使ってくださいね🐻