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2025年11月発売の新刊児童書

2025年11月発売の新刊児童書の情報をまとめました。おもしろそうな新刊を見つけるのにご活用ください。
11月15日時点でAmazonに情報があった絵本を除く児童文学作品の単行本の新刊については、見つけたものをすべて紹介しています。
著者名は敬称略、内容紹介は基本的にAmazonから引用していますが、長い場合はコンパクト化しています。


低学年

実島なほ子 『ぼくらとモリボウのひみつの時間』

2年生のユウタとルイとハジメは、学校の体育館うらで黄緑色のボールのような生き物と出会います。モリボウと名づけ、3人でこっそり育てることに……。ところが、モリボウはだんだん元気がなくなっていき、ユウタたちはモリボウが山に帰りたがっていると思い、お別れすることに……。
子どもたちが山の守り神的なふしぎなモリボウとすごした時間を生き生きと描き高い評価を受けた、第8回浜松市森林のまち童話大賞・大賞受賞作![ポプラ社]

戸森しるこ『ねぎのねぎしくん』

少年がまちかどに落ちたねぎを拾おうとすると、低く落ちついた声のねぎのねぎしくんに出あいます。
「ネギとして食べられたい」というネギの声を少年は聞き届けて…はたして、ネギの運命はいかに!?
潔く、夢見がちなネギの生き方から「幸せのありかた」をじわじわと感じられるハートフル・ユーモア童話。[講談社]

巣山ひろみ『しらこぞう (ひとりでよめるこわこわ!おばけ話)』

いつもと違う道を通って帰ろうとしたら、見知らぬ男の子から古い傘を渡される。声を出さずに黙っていろと言われたが、次々と現れるおばけたちに大いびっくりしてしまう。
百鬼夜行に出会ってしまったゆまをすくってくれたのは、しらこぞうだった。
むかしからいる妖怪を現代風にアレンジした「しらこぞう」と友だちがぬすんだとばかり思っていたカードが実は自分の間違えだったことを教えてくれる人面ガニの2話を収録している。[岩崎書店]

みとみとみ『ともだちはやまんば (ひとりでよめるこわこわ!おばけ話)』

優しくて友だちも多いおねえちゃんが、転校生のマヤちゃんちに行ってから、様子がおかしくなった。いったいおねえちゃんはどうなってしまったのか。弟が探っていくと……。
やまんばがおねえちゃんの体を乗っとってしまう話ときつねの世界にさまよってしまうお話のふたつの話が楽しめる。[岩崎書店]

三田村信行『魔法使いのカレーライス (ふしぎ町のふしぎレストラン) 』

魔法使いが毎年開く「カレーライスパーティー」のために、カレーを作ることになった、らいおんシェフたち。100人の魔法使いを全員満足させられたら、人間に戻ることができるのです。娘のステラを人間に戻して幼稚園で友だちを作ってあげたいと、ひつじママとともに願っているシェフ。カレーのスパイスに悩み、ヒントだけでもと魔法の本を見るために図書室に入ってしまい…!?ハラハラドキドキが止まらない物語です![あかね書房]

赤羽じゅんこ『ハリハリモルモはさわれない!』

もうすぐ音楽会なのに、クラスのみんなはまったく練習してくれないし、やる気がないんだ。もしかしたら、指揮者のぼくが口うるさく注意したからかも…。でも、ダダとかいう怪しげなおじさんの話では、幻獣のハリハリモルモにとりつかれたせいで、自分の殻に閉じこもっているせいらしい。早くつかまえないと、本番までに練習ができないし。なのに、ハリハリモルモはハリを立てて、ぼくを威嚇してくるんだ。いったい、どうしたら、つかまえられるの!?[国土社]

アレックス・ラティマー『世界一のワルい子ゴードン』

どこにだって、ワルい子はいるよね。だけど、一番イジワルでワルい子なのは、だれだろう?――それは、ゴードン。
ゴードンこそ、この地球上で一番のワルい子! だれとくらべても、ダントツのワル。
ゴードンがどんなワルさをするのか、のぞいてみたいって?気をつけて! ゴードンに気づかれないように、そーっと、コッソリ、見るんだよ!じゃないと、きみがイジワルされちゃうからね!
大人気絵本作家アレックス・ラティマーによる、おもしろすぎるイジワルヒーロー、誕生!!![小学館]

かさいまり『はじまりはわざとじゃない』

わざとぶつかったのに、「わざとじゃない!」と言ってしまった、つばさ。ぶつかられた るいは、いつもつっかかってくる つばさにイライラ。そんな二人に、近所のスーパーでちょっとした事件が起こり……。クラスの中で孤立しそうになる つばさと、少しずつ つばさの気もちが分かっていく るい。二人は友だちになれるかな?
同じ出来事でも、人や立場によって感じ方がちがうことに気づける物語です。大人が手を出すのではなく、子どもたち自身のやりとりの中で、相手の気もちに気づいたり、自分の思いを伝えたりしながら、少しずつ前に進んでいきます。[くもん出版]

日本児童文学者協会(編)『きらきらティアラ いつもにっこり プリンセス』

日本児童文学者協会が推薦する5人の作家が描く低学年向け5つの短編作。全ページにイラストが入った、笑顔あふれる5人のプリンセスのおはなし。「楽しさ」をテーマにバラエティに富んだ短編に心ウキウキ。全88ページのうち、48ページがカラーで絵もたっぷり。1編が短い物語なので、初めてひとりで物語を読むお子さんにぴったりです。巻末に5人のプリンセスから読者へのきらきらメッセージ付き。[フレーベル館]

はせがわさとみ『フニフとワムくん つきよのかえりみち』

大親友のぞうのフニフとワニのワムくんが織りなす、心温まる童話シリーズ第3弾。
お日さまが、山のむこうにしずんでいきます。フニフとワムくんは、ならんで歩いていました。「きょうは楽しかったねえ」と、フニフがいいました。「はりねずみくん、とってもよろこんでたよ」と、ワムくん。ふたりは、友だちのはりねずみくんのたんじょうかいに、行ってきたのです。
ふたりは、ゆっくりと会話をしながら、思い出を「もの」としてではなく、「気持ち」として大切に持ち帰ることの幸せを心から感じるのでした。今作では、紹介作品「帰り道」のほか、「ガレージセール」、「フニフの長い鼻」、「とうみんの日」を収録。[佼成出版社]

きさいちさとし『ブラックチャンネル: おうちルールを勝手に改造してみた!(コロコロよみもノベル)』

ブラックチャンネルがよみもので撮影開始!
コロコロコミックで大人気!YouTubeチャンネル登録者数110万人を突破し、
さらに勢いを増す『ブラックチャンネル』。この度ついによみものになって登場します。悪魔系ヨーチューバー・ブラックが人間の「欲」をテーマに撮影!!今回の撮影対象は親子!
人生で一度は悩んだ事があるかもしれない親子関係の悩みに切り込みます。
欲望を振り切り彼らは悩みを乗り越えることができるのか、必見です。[小学館]

おごしゆう『100点!!100人兄弟100物語 (コロコロよみもノベル)』

100人兄弟ワザ100連発の大ぼうけん!
よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!マンガの面白さ!全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ「コロコロよみもノベル」!
昨年秋、合体コロコロコミックで開催された、よみもノベルよみきりグランプリにてみごと読者アンケートで圧倒的第1位を獲得した作品、「100点!!100人兄弟100物語」!今年春、発売した第1弾の大人気をうけてはやくも2巻目が登場!
今作では秘密基地を100人兄弟が作る!サンタになって100人兄弟がプレゼントを届ける!無人島で100人兄弟がサバイバルする!100人兄弟ワザを3大ぼうけんで大連発![小学館]

しめのゆき『マジカル☆ピアノレッスン ピアノようせいレミーと ドキドキ ステージの まほう』

ピアノが大好きで練習も頑張っているミオン。ですが発表会など人前で弾くのが苦手でいつも失敗してしまいます。学校のクラスのお楽しみ会でも、やっぱりミスして止まってしまいました。放課後の教室で、一人ピアノの前で泣いていると…ピアノようせいレミーが現れました! レミーのアドバイスやマジカルな作戦、フィギュアスケートを頑張っている友だちとのやりとりを経て、いよいよピアノの発表会の本番を迎えます![ポプラ社]

こがしわかおり『ミズイロちゃん』

灰色と茶色の砂漠の町で暮らす少年カタカ。ある日、青くてやわらかい不思議な生き物を見つけたカタカは、「ミズイロちゃん」と名付けて大事に育てはじめる――。やさしさに彩られた、目の前の小さな命を大切にしたくなる物語。[文研出版]

福田隆浩『くすのき学級の魔女』

特別支援学級の子が冒険物語の主人公に!
カエルに変えられてしまったクラスメートのみんなを助けるために、悪い魔女と謎々対決! 魔法、なぞなぞ、クイズ……
こどもたちの大好きがつまった楽しい小学校ファンタジー。
笑って、ドキドキして、最後にはスカッと胸が熱くなる、新しい冒険のはじまり……。[講談社]

トロル・春原ロビンソン『おしりダンディ ザ・ヤング はっけん! おかしな いせき』

今回は…「はっけん! おかしな いせき」「あま~い モンスターたち」「きけんな チョコまみれ!」「てにいれろ! はんがくポテチ」の4つのお話だ。
おれたちと いっしょにおたからを さがしに いこうぜ!!
わかき おしりダンディと じょしゅの へーへーが「おかしな いせき」を さがしていると どこからともなく あま~い においが ただよってきて…。
おしりダンディが 今回の ぼうけんも ププッと クリアします。[集英社]

青山そらら『ふたりはマーメイド シャボンの魔法と海のきらきらパーティー』

「やっぱりルカは、最高の友だちだよ―」 みならいマーメイド・ルカの元に、友だちの人魚姫・ララが届けてくれたのはパーティーの招待状!ふたりは準備のため、プリンセスだけが行けるドレスショップに向かうことに。星と月のネックレスに、夜空の指輪、ふたごコーデのドレス…かわいくておしゃれなアイテムを前に、ワクワクが止まりません!そして、ある夜みた夢をきっかけに、ルカは特別な魔法が使えるようになって…?海のそばのドキドキ成長ストーリー! [スターツ出版]

小春りん『ルナとふしぎの国のユニコーン ③ユメをかなでるおんぷの島』

運命のユニコーンのノアと、空の国を守る特別なユニコーン集団“スカイガーディアン”を目指しているルナ。レインボージュエルをゲットするため、今回訪れたのはおんぷの島。なんとそこで出会ったのは、ユニコーンの赤ちゃんで…!?大切な仲間ともっふもふのユニコーンの赤ちゃんを育てよう!ワクワク☆ドキドキの大冒険、第三弾![スターツ出版]

中学年

廣嶋玲子『ふしぎな図書館と魔物の館 ストーリーマスターズ7』

何百年も生き残る世界のみんなの宝物。それは『世界の名作物語』。その物語をひとりじめしたがる魔物が、物語から大事なパーツを盗んでる! 大変大変、そのせいで物語が超つまらなくなっちゃった!!
物語から盗まれたものを探し出すのは、読んでいる「きみ」!
想像力がどんどん刺激されちゃうと大評判シリーズ、第7巻。入り込むのは……恐怖だらけのホラーストーリー![講談社]

廣嶋玲子『かみさまのベビーシッター かみさまのおねがいごと』

大島家の神様の赤ちゃん・ボンテンは、ものすごく甘えんぼう。ただでさえ毎日ふりまわされるのに、風邪をひいてますます大変に。ちやほやされて上機嫌になった、かみさまのかみさまによるかみさまのためのおねがいごとって!?[理論社]

あんずゆき『モモは、きっと生きている』

ある日、庭に迷いこんできた小さな白猫。あかりはその猫に「モモ」と名前をつけ、遊ぶのを楽しみにしていました。ところが母親に追い払われてしまい、それきりモモは現れなくなってしまいます。半年後、近所の公園で大きく成長したモモと偶然再会したあかりは、もう一度会いたい一心で公園へ通いはじめるのですが……。野良猫の親子をかわいがっていた松本くん、あかりが密かに心を寄せる藤沢くん、そして謎めいた“猫さらい”の女性――。野良猫の命を守るために、大人と子どもが手を取り合い、行動を起こしていきます。
人と動物との関わりを、子ども目線で真っすぐに問いかける物語です。[佼成出版社]

ジェフ・キニー『グレッグのダメ日記 めちゃくちゃパーティー』

大人気シリーズの第20巻!グレッグが自分のために開く究極のお誕生日パーティー!?グレッグが自分のために究極の誕生日パーティーを企画!だけど、ゲストはふえすぎ、かざりつけはグダグダ、サプライズはまさかの大失敗。思っていたのと全然ちがう![ポプラ社]

ばんひろこ『あいことばはアバイケポン』

保育園のころから友だちで、同じ団地にすんでいる、めいとたいきは小学3年生。元気すぎるふたりは、もしもしおじさんに「めいわくチャンピオン」っていわれちゃうけど、そんなときは「アバイケポン」とさけべばすっきり。そのわけは……。春、たいきがつくえの中にいれていたカマキリのたまごから赤ちゃんが生まれて大さわぎ![新日本出版社]

白矢三恵『ぼくらの教室RPG』

小学校四年生の秋人はある日、武器も魔法も使えないRPGゲームの地味キャラ『オータム』のあだ名をつけられる。クラスの「空気を読み」イジられても嫌だと言えず笑ってやりすごしていた秋人だが、「空気が読めない」トーマと話すうちに、これまでも自分と同じように嫌な思いをしていた友だちがいたことに気づく。やがて「イジり」のターゲットは秋人から変わっていくが……。
小学校四年生の教室を舞台に、友だちへの思いやりや、自分らしくいることの大切さを描く。[くもん出版]

有田奈央『怪物の館 ボクたち超能力5人組!』

動物と話せるフシギな能力を持つアダムは、いきなり「怪物の館」という場所に住むことに。館に住むフシギな能力を持つ子供たちと一緒に、街中のトラブルを解決!
主人公のアダムは動物と話せる力をもっている。残りの4人もそれぞれ変身能力、読心能力、怪力、未来予知の能力をもっている。子どもたちは7~9歳。皆能力のコントロールが不完全なため、その能力をキチンと使いこなせるように「怪物の館」に入った。
館の主人ブラック先生からの様々な頼まれごとをこなしながら、5人は絆を深めていく。
ブラック先生の知り合いからの依頼で、逃げてしまった猫を探しに街中に向うが…。[岩崎書店]

久野遥子『ドレスアップ!こくるん3 泣いた魔女 』

科学部の英司は、卒業式までにどうしても文芸部の太田麦に告白したい。絶対に成功したい英司は、ほれ薬を作ることにしたけど、こくるんがうっかりそれを飲んじゃった!?
恋のお悩みは 人間も動物も植物も いきものぜーんぶ! こくるんに おまかせ!?
「ドレスアップ!こくるん」シリーズ第3巻。3つのお話が入っています。[岩崎書店]

田丸雅智『前世ダイバー きみに前世を見抜けるか? 』

もし自分の心の悩みやトラブルの原因が、自分の前世に関係していたら?前世を知ることで、自分を知ることできて対処ができる。
このお話では、不思議な癖や、トラブルや悩みなどを抱える人たちが、主人公のカイが営むお店にやってくる。カイはそこにきたお客さん達の前世を突き止めるべく、深層心理にダイビングの姿で潜ります。
前世のパートでは、登場人物たちは前世の姿になり、追体験をする。その姿が物なのか、人なのかは答え合わせのところまではわからない。読者は登場人物と一緒にが一体なんの前世なのかを考えながら読んでいく。[岩崎書店]

知念実希人『課後ミステリクラブ 8 かべをすりぬけるサンタクロース事件』

「ね、サンタクロースっているのかな?」
クリスマス前の夜。1年生からそんな不安を聞いていたときに見たのは、サンタクロース!? サンタが体育館のかべをすりぬけていて……?
4年1組、辻堂天馬・柚木陸・神山美鈴、通称「ミステリトリオ」が動き出す!名探偵辻堂天馬の挑戦に、キミはこたえられるかーー?
超人気ミステリ作家・知念実希人が本気で書いた「子どもたちが人生で初めて読むミステリ小説」。殺人事件はない。でも、トリックは本格的。ありそうでなかった、親子で楽しめる一冊です![ライツ社]

新井けいこ『やさしさバトン』

ついつい損得で考えがちな小学4年生の有咲は職場体験で知り合った目の不自由なまきちゃんとの交流から、たいせつなものを受け取る。「情けは人のためならず」ではないけれど、やさしさのバトンがつながっていくと、みんながしあわせな気分になれる。有咲も様々な人とのかかわりを通して、実感することになる。[岩崎書店]

怖い話研究会 (編)『3分後にゾッとする話 冥闇巡礼』

一話読みきりのホラー版ショートショート。47都道府県に1話ずつ、その地で噂の都市伝説や心霊スポットにまつわる怖い話を集めました。青森は遮光器土偶の都市伝説、東京都は八幡宮の小さいおじさん、岐阜県は天心白菊の塔、和歌山県はカシャンボ、長崎県はグラバー邸の都市伝説などなど。あなたの住む土地の怖い話をどうぞ![理論社]

浜口倫太郎『1分小説 ミニットリア 』

1分で読める短い小説。しかし、意外な落ちの連続で、次はどんなお話か気になって次々読んじゃう快速ミステリー。
日常のすきま時間に、ちょっとした感動や発見を。笑える話、泣ける話、考えさせられる話――。そんなショートストーリーを38本収録。読書が苦手な子も、忙しい子も、みんなお気に入りの1話が見つかるはず。[ポプラ社]

楠章子『もみじさん、どうしたの?』

町のみんなに愛される駄菓子屋のもみじさん。でも、なんだか最近様子が変なんだ。そうじをしなくなったり、おつりをまちがえたり、仕入れたガムのことをすっかり忘れてしまったり。もみじさん、どうしたの……?[文研出版]

山崎ナオコーラ『魔法のつららペン』

文字を書くことが苦手な小学4年生の山村ゆきの。勉強がわかっても、考えを進めても、書かなければ、点数ももらえないし、なにも考えていないのと同じにされる、と思いこんで、いっしょけんめいがんばってきた。 ある日、橋の上でつららをひろった。右手にぴったりとペンのようにはまり、ためしに字を書いてみると、教科書のようなきれいな文字がすらすらと書ける。——わたし、魔法が使える!? 「文字、ことば、書くということ……身近な「あたりまえ」に立ちどまる力が子どもにはある。言葉の素晴らしさや不思議さや不確かさまでが、氷のように輝いて、雪どけ水のように心に沁みてくる、そんな物語だ。」——俵万智さん推薦、珠玉の児童文学シリーズ第1巻![静山社]

安田夏菜『お元気部屋へようこそ』

江戸時代末期の寺子屋が舞台の、ちょっと不思議な物語。
算術が得意な少女・お咲は、なんでも白黒はっきりさせるのが好きながんばりやさん。いい加減でお気楽な師匠がやっている寺子屋に通うことになるが、その寺子屋にある「お元気部屋」の不思議な魅力に、気張った心もほぐされていく。現代の保健室のような「お元気部屋」の魅力は、なんといっても、お千代先生。話をきいてもらい、やさしくぽんぽんされると、みんな笑顔と元気を取りもどしていく。
ある日、そんなお千代先生の噂を聞きつけた富金家がやってきたことから、おだやかだったお元気部屋が大ピンチになり……。
人の心は白黒はっきりできることばかりではなく、善悪はつながっているのだということを知るお咲。最後にはどんでん返しもある、笑いあり、涙ありの落語調人情話。[小学館]

新井けいこ『エレベーターが止まったら』

テルとユースケは同じタワーマンション住む仲良し。タワーマンション33階のラウンジでクリスマスパーティーが開かれる日、エレベーターが故障する。非常階段を使うしかない。2人はパーティーの荷物を運んだり、お年寄りの荷物をもってあげたり、幼い子を連れた母親を手伝ってあげたり、何度も非常階段を往復する。マンションに住んでいても、地域住民の助け合いの大切さに気付かされる作品。[文研出版]

ミリアム・ボナストレ・トゥール 『ふたごの魔法使い 光さす友情と、せまる影』

世界各国で大人気のグラフィックノベルシリーズ、激動の第4巻。ALAベストグラフィックノベル選定。人魚にとらわれたエレナたち、行方不明の王子を追うエドたちに危機がせまる!? そして、魔法使いと人間の対立を終わらせたいエレナとエドの選ぶ道とは?
12か国語で翻訳!世界で大人気の、友情と冒険心にあふれたグラフィックノベルシリーズ第4巻。[Gakken]

高学年

神戸遥真『視線の先のきみと』

――これはぼくたちが手にした“ほんのささやかな能力”の物語
東京から転校してた引っ込み思案のナツは、とある事情から他人の視線を避けたいと願っていたところ、他人の視線をほんのいっとき自分から逸らせる力を得た。
また同じ頃、ナツのクラスメイトでみんなの人気者である一方、母親との関係で悩みを抱えたアオイも、他人の感情が見える能力を得る。接点のなかった二人はやがて互いの能力に気づき、秘密を共有していくが……。[くもん出版]

神戸遥真『3、2、1、キュー! とどけ わたしの声』

憧れの俳優 “ウサさん”の真似をして、マイクに向かう放送委員のシブイブ。本来の自分とは違う明るくて前向きなキャラを演じることに、ギャップを感じていく。そんなときに、ウサさんが俳優活動休止を発表して…!?[金の星社]

吉野万理子『花に風』

夏帆(かほ)は小学校4年生。最近、いけばな教室に通いはじめた。いけばなは楽しいけれど、教室にはちょっと苦手な6年生のせんぱいがいる。夏帆はせんぱいから、花のいけ方を修正され、教室での態度がよくないと注意され、なんだか面白くない。そのころ、夏帆の両親も、仕事上のパワハラをうけていた。夏帆ははじめて上下関係のむずかしさを経験しながらも、生け花を通して、新しい仲間と、新しいアイデアでつながっていく。小学校中高学年向きのさわやかな児童小説。[理論社]

野中柊『ミャルル・ペローに出会った夜』

遠くから旅をしてきた、ねこのニッキ。ある新月の夜、ミャルル・ペローと名乗る、銀色のねこに出会います。そして、案内されたのは──時を超えた、不思議な靴のミュージアムでした。
次から次へとあらわれる、古今東西の、個性ゆたかな靴、靴、靴! だれも履いていないというのに、飛んだり、跳ねたり、走ったり……おや? シャルル・ペローの童話集に登場する、おなじみの靴たちもいるではありませんか。
魔法のような夜に、謎めいたねこ、ミャルル・ペローに導かれ、見守られつつ、ニッキが思いがけず見つけたものとは?
だれかをたいせつに想うこと、ずっと想いつづけること、その勇気を描く──ファンタジックな物語です。[理論社]

大谷美和子『サインポール』

両親の離婚と新型コロナ感染症の状況のもとで、失意の直美は、夏休みの一か月余り、理容室を営んでいる、大阪の父方の祖父母の家で弟の翔太と過ごすことになる。祖父母と初めて暮らす体験や地元の中学生・岳との出会いが、直美の心を前向きにさせていく。大阪で過ごす一か月のあいだ、祖父母ふたりの暮らしと父の来し方や母の生き方に思いを深め、年上の岳への思いと共に、直美は、新たに歩み出そうとする。[文研出版]

緑川聖司『転校先の小学校が思っていたのとちがった 2』

転校から1か月が経っても、梅雨入りで雨ばかりになっても、山田山小学校の日常はあいかわらずのクセの強さで、戸惑いっぱなし、つっこみっぱなし! おなじみユニークなクラスメイトや先生はもちろん、ぶっとんだ想定外の授業に、なんだかちがう学校の七不思議まで、こんな刺激的な小学校生活を送れれば楽しいやら疲れるやら、読者を迷わせること、まちがいなし![国土社]

落合由佳『君の火がゆらめいている』

小学六年生の葉澄は、発達障害のある双子の姉・菜々実の通院や学校送迎を日常的に手伝っている。菜々実にも、両親にも笑っていてほしい気持ちは確かにある。けれど、友達と遊びたい日も、ひとりでいたい時も、お母さんと一緒にいたい時も、菜々実の都合が最優先になる。何かを諦めるたび、仕方ないと思う反面、胸の奥にモヤモヤがたまっていく。
そんな中、障害がある子のきょうだいが集まった「きょうだい会」に参加することになった葉澄は、同世代の恵太と出会う。からりとした性格の恵太と仲良くなる葉澄。恵太にも障害を持つ弟がおり、明るい言葉の裏には、複雑な感情がにじんでいた。
きょうだいだから愛している。愛しているから、見捨てられない。きょうだい児が抱える葛藤をまっすぐ描き切った、渾身の力作![講談社]

水月つゆ『鮮やかに、色を残して』

悲しいときは泣いていいんだよ。我慢した分、たくさん泣こう。わたしがちゃんと受け止めるから。
自分ばかりが苦しんで、傷ついた気になっていた俺に、きみは泣いてくれたーー。
自分を思い出せない彼女との悲しいぐらいに美しいあの冬の奇跡
中高生を読者購買層と想定した、主婦と生活社によるブルーライト文芸レーベル「セツナイ青」シリーズ第3作品。[主婦と生活社]

佐東みどり・木滝りま・田中智章・服部隆『科学探偵 VS. 死霊の学園祭[前編]』

今度の科学探偵は、数々の怪事件を解き明かしてきたIQ200の天才少年・謎野真実が不在!? 5年に1度の花森小学校の学園祭は、開催するたびに誰かがけがをしたり、原因不明の病気になったりするという不吉なうわさがあった。旧校舎にひそむ怪物、理科室の怨霊、壁にしたたる“ダイイングメッセージ”、校内放送で流れるレクイエム……。学園祭が1カ月後に迫り、正体不明の「学校霊」が次々と怪事件を起こし、花森小学校の子どもたちを恐怖に陥れていく!! 真実に代わり、怪事件のナゾを解き明かすのは誰だ!?[朝日新聞出版]

スチュアート・ウィルソン『百十三代目の司書見習い』

13歳になった子どもがどの職業の見習いになるかが決まる〈召命(しょうめい)〉の日。オリバーを採用したのは図書館の司書だという偏屈そうな老人だった。ところが翌朝出勤すると、師匠になるはずの老司書が発作を起こして死んでしまった。利用者たちは押しかけるし、図書館の本はとんでもない秘密を抱えているし……右も左もわからず途方に暮れるオリバーを助けてくれたのは、謎の少女と何匹もの猫だった。
見習い司書の奮闘を描く図書館ファンタジイ。[東京創元社]

黒田季菜子『あの日、ともに見上げた空』

――第33回小川未明文学賞大賞作品――
小学5年生のわたしには、ひとつ上の兄・ほーちゃんがいます。ほーちゃんは、わたしとはぜんぜんちがう人間です。ときどき馬が草原をギャロップするみたいに駆けだしたり、とつぜん大きな声を空にむけて放ったり。ほーちゃんのほーちゃんらしさについて、わたしはそれほど「なんでだろうなぁ」と思ったことがないのです。それがほーちゃんだからです。
そんな兄が、インフルエンザで修学旅行に行けませんでした。ところがそれをきっかけに、2歳の子どもから79歳のおとなまで、さらには犬のフジまでまきこむ、やりなおし修学旅行がはじまり……!?
重厚なテーマと軽やかな関西弁が織りなす、ふしぎな感動作品。「ありがとう」の意味や、人とのつながりを見つめなおす物語です。[Gakken]

ブルース・コウヴィル 『奇妙でフシギな話ばかり』

天使がくれた箱を守りぬく男の一生、恐ろしい森の大男、ふしぎなユニコーンの角、掃除好きなおせっかい小人と散らかし魔の女の子のバトル、血の言葉を語る者たちの歴史、エルフや狼男……。ユーモアとホラーが織りなす、幻想的で美しい世界。金原氏が愛してやまない、ファンタジーの名手による9つの味わい深い短編。[岩波書店]

いとうみく『空木の庭』

ーーイーチ、ニーイ、サーン。山の中は薄暗くて、前の日に降った雨のせいか緑と土の甘いような濃い匂いが立ち込めていた。ーーハーチ、キューウーー十。あれから八年。わたしたちは高校一年生になった。絹ちゃんとは、あの日、かくれんぼをしたときから会っていない。ーー野間児童文芸賞、河合隼雄物語賞、坪田譲治文学賞、産経児童出版文化賞ほか受賞歴多数。いまもっとも注目すべき児童文学最新作![静山社]

ルイ・ストーウェル 『神様ロキのはちゃめちゃ日記』

神様ロキは、いたずらが原因で人間界へ追放され、小学生の「リアム」としてくらしている。日記をつけて、よい行いをしてポイントをためたら神々の世界へ戻れるが、減点つづきで戻れない。
2巻では、ロキは、転校生のセアラに、トールのハンマーを盗んだぬれぎぬを着せられる。それは女神シヴによるロキへの復讐だった。しかし、霜の巨人にハンマーが奪われてしまう。ロキは仲間と協力して、ハンマーを取り戻し、人間界を永遠の冬にするという、霜の巨人の企みを防げるのか。
世界25か国以上で翻訳、イギリス発のビッグヒットシリーズ第2巻![岩崎書店]

斉藤洋『西遊記 17 人の巻 (斉藤洋の西遊記シリーズ)』

日照りの荒野を進む三蔵法師一行は、ついに天竺のはずれ、鳳仙郡までやってきた。ところが、七人の男たちが立ちふさがり「命が惜しければ、水をおいていけ」と言う。この地には、三年ものあいだ雨がふっていないため、人々は困りはてていたのだ。悟空は雨をふらせてもらうため、東海竜王のもとに駆け込むが、竜王は「それはできない」と言う。なぜ、雨をふらせることができないのか? その理由を知った悟空は、怒り心頭にたっする・・・。世界最強のファンタジー・アドベンチャー第17弾!![理論社]

村崎なぎこ『全米が泣いた』

誇るものが何もない、おれ――中学1年生の衛藤駿(えとう・しゅん)に、まさかマンガの才能が!? 編集者に認められ早速デビューかと思いきや、遠い村に修行に出されてしまった駿。そこで出会ったのは超クールな少女マイ。実はマイの喜怒哀楽が、あの有名なキャッチコピーに結びついていて……。駿のマンガはマイの心に響くのか!? そして2人の関係は!? 心温まる本格「創作系」青春小説。[JTBパブリッシング]

安田夏菜『おれたちはギロンする』

議論。たがいの意見を論じ合うこと。論じるとは、すなわち、筋道を立てて意見を述べること。鈴木陽太、小6。クラスのキャラは(自称)「通行人C」。対するは、圧が強すぎるへんなやつ、海野芽衣、年上と思いきや同い年。たまたまフリーマーケット会場で出会っただけのふたりの間に、いま、舌戦のゴングが鳴る。〈Round1 寝ころんでいる親をまたぐのは、是か非か〉ーーさあ! あなたの意見を述べて! 「子どもの貧困」を描きNHKでのドラマ化も話題を呼んだ『むこう岸』の作者・安田夏菜が贈る、小学生ふたりのいたって真面目な白熱「議論」バトル(!?)[静山社]

岳明秀『春の雨にぬれて、獅子はおどる』

親の都合で、東京から岐阜の山あいの村へ引っ越してきた、小学五年生のナオコ。正月明けに新しい学校に行くと、ここにはずっと続けてきたサッカークラブがないという。環境の違いや、降りつづく深い雪に戸惑うなか、春祭りに向けた獅子舞の見学をきっかけに、ナオコにはある願いが芽生える。
それは、「獅子を舞いたい」というもの。獅子舞では、女の子は演奏(笛)を担当してきた。「女の子が笛、男の子が獅子」という決まりを変え、ナオコは初めての「おんな獅子」となる。男子のショータとともに、二人一組で獅子舞のけいこをするのだが……。
不安や戸惑い、そして期待が交差する日々の中で、ナオコはまだ知らなかった村暮らしの楽しさに出会っていく。心の揺れをみずみずしく描いた、美しい一作。[講談社]

ジェイミー・サムナー『エリーは波にうかぶ』

脳性まひのため、車いすで生活を送る12歳のエリー。夢はプロのお菓子職人になることで、有名なベイカーに手紙を書いているとき以外は、お菓子づくりの練習をして過ごしている。エリーは学校教師の母親とふたり、アメリカのテネシー州ナッシュビルに暮らしていたが、認知症がひどくなってきたおじいちゃんを手助けするため、期間限定でオクラホマ州の田舎に引っ越すことになる。
ただ、新しい町では、すべてをイチからやり直さなくてはいけなかった。学校では、「車いすの転校生」であるだけでなく、トレーラー・ハウスに住む「トレーラーパークの子ども」としても、みんなから冷たい視線を向けられてしまう。でも、ふたりの風変わりな友だち——はっきりものを言うコラリーと、「超オタク」なバート——に出会ってから、エリーはだんだんと、「ずっとここにいたい」と思うようになっていく。そんなときエリーの母親が、医療設備の整った元の町にもどろうと言いだして……。
人生が期待どおりにいかないときは、どうすればいい?つらいときでも、前向きに進む力をくれる物語。[偕成社]

百舌涼一『SSRチルドレン』

東京の下町に暮らす中1の汐。汐の幼馴染みで5人きょうだいの佑大。人口の少ない島からやってきた転校生の美玖。
それぞれ家庭環境の違う3人が、お互いのことを知るなかで、自分の葛藤や悩みを乗りこえて成長していく--。
「超少子化社会」を生きる子どもたちに贈る、家族と友情と、希望の物語。[講談社]

日野祐希『君と綴る明日』

小学生の時に輝かしい賞を受賞するも、目標を見失い、小説を書くことをやめてしまった修司。中学入学後、謎の多い女子生徒・優芽によって半ば強引に文芸部に入部させられたことをきっかけに、修司は再び小説と向き合おうと決める。
優芽の存在が色々な意味で気になる修司だが、ある出来事がきっかけで優芽がこの世の存在ではないと知り──。エピローグで彼女の「本当の正体」が明かされる時、誰もが予想しなかった真実に驚き、心揺さぶられる一冊。[PHP研究所]

藤白圭『意味が分かると怖い写真 (5分シリーズ+) 』

大ヒットシリーズ最新刊! 一見普通の写真が、短い文章を読んだとたんにぞっとする写真に? 病みつき確実の新感覚ホラー短編集。[河出書房新社]

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