母語が方言から“言語”に昇格される日が来てほしいこと
2月21日は国際母語デーで、その3日前の2月18日は奄美語諸方言の記念日から転じて“日本全国の方言記念日”として定着した方言の日です。
ユネスコによって方言が正式な“言語”認定されることは故郷の方言が正式な言語に認定という大きな名誉であり、次にユネスコに認定されそうな言語は青森県・津軽地方の【津軽弁】か鹿児島県の【鹿児島弁】といった発音が日本語の標準語と著しく異なる言語が選ばれそうな予感で、前者は指小辞《コ / 仔》における特殊な発音を示すカタカナ小文字KO《𛅕》などの特殊な用法が見られることや、後者は19世紀頃に辞書用にキリル文字表記が考案されたことがあります。
新潟県や愛知県の諸方言も発音が特徴的なので、言語昇格があってほしいです。
岩手県・気仙沼地方の【ケセン語】は、にしき的フォントなどで“ケセン語仮名”が採用されていることなどで表記体系が整備されているのですが、ユネスコの言語認定や言語コードであるISO 639-3に未だに採用されていないことが意外であり、ユネスコによる言語認定が来てほしいことを祈っております。
北海道弁のこと
自分にとっては“浜言葉”と呼称される【北海道弁】が正式な言語と認定されてほしいもので、北海道語の浜言葉は東北方言に似た発音が多いことから、ケセン語仮名を取り入れた表記法の実現もあってほしいです。
北海道弁は“快適, 広々とした”を意味する【あずましい / 吾妻しい】が代表的で、全国区で通用しつつある“~でしょう”の意の【~っしょ】, 助詞の“~に, ~へ”に該当する【~さ】と “~を”に対応する【~ば】, 東北方言の指小辞である【っコ / ッ仔】も見られるのが特徴的です。
“可愛い”を意味する【めんこい】や “億劫”を意味する【タイギ / 大儀】なども特徴的で、漢字表記では【缶々】は《🥫》の形をした通常の缶詰めは〈カンカン〉と読むのですが、灯油缶などでは〈ガンガン〉と発音が代わるのも特徴です。
アニメ『ヤッターマン』の登場人物・ドクロベエのセリフの末尾の【~だべ】は神奈川県の方言に由来するのですが、北海道弁でも見られるのも特徴です。
おわりに
日本各地の方言が、標準語と発音が異なったり、語彙などが著しく異なる理由で正式な言語としてユネスコに正式認定されることは地元民にとって大きな快挙となり、地方の“お国言葉”の発展に大きくつながるように思います。
10月23日の【津軽弁の日】など正式な記念日として認定されていることも、正式な言語に認定され【津軽語の日】に改名されれば、重要な言語の記念日の1つのようになりそうです。
日本各地の方言が正式な“言語”認定が増加することを祈っております。
