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RIZIN運営の悪夢?豊橋市三銃士が救った「真夏の喧嘩祭り」超RIZIN.4


超RIZIN.4、さいたまスーパーアリーナで2025年7月27日に開催された「真夏の喧嘩祭り」は、蓋を開けてみれば、もはや日本の格闘技界の縮図であり、同時に愛知県豊橋市という地方都市の”個性”が凝縮された珍獣動物園と化した。19試合という異常な試合数を組んでおきながら、その実態は、まるで豊橋の「道の駅」特設リングと見紛うばかりの様相を呈していた。RIZINの台所事情を思わず心配してしまうほど、会場は豊橋色に染め上げられ、運営陣の情けなさがこれでもかと浮き彫りになった大会だったと言える。



井上直樹:格闘技以外に語るものがない”残念な”サイボーグ王者

バンタム級タイトルマッチでは、豊橋が生んだ“口下手サイボーグ”こと井上直樹が、福田龍彌を相手に冷静沈着な試合運びで判定3-0の勝利を飾り、盤石の王座防衛に成功した。身長を活かしたジャブとインローで福田をじわじわと追い詰め、巧みなステップとカウンターで相手の攻撃をいなし続ける姿は、まさに格闘マシーン。3Rには左フックで福田の目尻をカットさせ、鮮血がリングに飛び散る中、最後まで主導権を渡さなかった。

井上直樹の格闘技人生は、彼が小学1年生の夏に地元豊橋の空手道白心会に入門したことから始まった。そこからアマチュアDEEP、キックボクシング、シュートボクシング、ブラジリアン柔術と、ありとあらゆる格闘技を網羅してきた。まさに“格闘技漬け”の幼少期を送り、他に何の楽しみもなかったのかと少しばかり同情したくなる。もちろん格闘技ヲタとしてありがとう。2015年にはプロデビューから怒涛の2試合連続一本勝ちでDEEPフューチャーキングトーナメントを制覇。その後も10連勝を飾るなど、若くしてその異次元の才能を見せつけた。そして2017年、彼は日本人史上最年少の19歳で、格闘家なら誰もが憧れる最高峰の舞台、UFCとの契約を勝ち取った。デビュー戦では相手の体重超過というハプニングに見舞われながらも、寝技で圧倒し判定勝利。しかし、その後は右肩の脱臼という不運に見舞われ、さらにUFCがフライ級の規模を大幅に縮小するという“大人の事情”に巻き込まれ、まさかのUFC離脱という憂き目に遭う。まるで漫画の主人公のような不運っぷりだが、井上は腐ることなく、DEEPでバンタム級に階級を上げ、RIZIN参戦への道を切り開いた。

彼は昨年9月にRIZINバンタム級のベルトを巻き、今年3月にも元谷友貴を退けるなど、その実力は誰もが認めるところ。だが、彼について語れるのは「格闘技がめちゃくちゃ強い」ということばかりで、他に何もないという寂しさがある。日本トップクラスのトレーナーや、あの那須川天心や井上尚弥のバンテージを巻く永末ニック貴之をして「キックボクシングなどの立ち技競技をやっても当たり前にチャンピオンになれる」と言わしめるほどの打撃センスを持ちながら、練習の虫すぎて常にどこかしら怪我を抱えているという、なんとも“残念な”一面も持ち合わせている。「休むと言っても見えないところで練習している」とセコンドに呆れられるほどの練習熱心さ。彼のカリスマ性は皆無で、トークも淡々としがちだが、その完璧な強さゆえに、どこか“面白み”に欠けるのが玉に瑕。だが、それが井上直樹なのだ。彼が何か格闘技以外の特技や趣味を披露する日が来ることを、密かに期待してしまう。



朝倉未来:いまだ“路上の伝説”にすがりつく“厨二病”YouTuber

そして、この夜のメインイベントで最も注目を集めたのは、やはりこの男、豊橋が生んだ永遠の“厨二病”こと朝倉未来と、彼の因縁の相手であるクレベル・コイケの一戦だった。試合は朝倉が判定2-1で勝利を収めたものの、試合後のクレベルの怒りのコメントは、まるで「おもちゃを取られた子供」のように会場に響き渡り、勝利した朝倉の顔に、苦笑いという名の微妙な表情を浮かべた。

朝倉未来といえば、その壮絶な経歴が彼のカリスマ性を形成している。豊橋市立高豊中学校を卒業後、愛知県立三谷水産高等学校に進学するも、まさかの傷害事件で退学処分。その後は名古屋で社会人生活を送りながら、地元の豊橋では暴走族の副総長としてストリートファイトに明け暮れる日々を送っていたという、もはや伝説級の過去を持つ。無免許運転で少年院に収容され、16歳から18歳までの1年4カ月を過ごしたというエピソードは、もはや武勇伝として語り継がれている(苦笑)少年院を出てから格闘家を志し、禅道会豊橋道場に入門。弟の朝倉海と共に「THE OUTSIDER」というアマチュア格闘技イベントで暴れ回り、2015年には同イベント史上初の2階級制覇という偉業を達成。まさか、そんな“ヤンチャしました感”満載の過去を持つ男が、日本の総合格闘技界のトップ、RIZINのメインイベントを張るまでになるとは、人生はどこでどう転がるか分からないという、どこか滑稽な面白さがある。しかし、その“路上の伝説”も今や昔。大人になっても抜けない“厨二病”感が、彼の最大の魅力(?)であり、常に話題の中心にいることを可能にしている。YouTubeで成功し、実業家としても手腕を発揮している彼だが、やはり「俺は昔、悪かったんだぜ?」というアピールは、彼にとっての“ライフワーク”なのかもしれない。



クレベル・コイケ:柔術家なのにストリートファイト、そしてブチ切れ!感情のジェットコースター男


一方のクレベル・コイケもまた、朝倉未来に負けず劣らず、波瀾万丈の人生を歩んできた。ブラジルで柔道を始めた彼は、14歳で両親と日本へ移住。しかし、中学では在日ブラジル人へのいじめを見て学校に行かなくなり、工場や養鶏場、ゴミ回収のアルバイトで生計を立てるという苦労人だ。そんな中でボンサイ柔術と出会い、後にリーマンショックで両親がブラジルに帰国すると、精神的に荒み、ナイトクラブのセキュリティとして働く傍ら、ストリートファイトに明け暮れていたという、こちらも危ない痛い過去を持つ。あれだけブラジリアン柔術を真剣に習っていたのに、なぜかストリートファイトで荒れていたというギャップが、彼の底知れない面白さを際立たせる。破門寸前までいった彼を救ったのは、ボンサイ柔術の仲間たちだった。2008年にDEEPでプロデビュー後、ポーランドの「KSW」やシンガポールの「Rebel FC」で王者となり、特にRebel FCではMMA14連勝、13試合連続フィニッシュ勝利という、まさに“鬼神”のごとき驚異的な記録を打ち立てた。

今回の朝倉戦では、判定に納得がいかず、試合後のインタビューで「盗まれた!」「絶対に負けてない!」と感情を爆発させたクレベル。彼のコメントはまるで、大切なおもちゃを誰かに取られた子供のようで、見ているこちらが「もう、ブチ切れてるよ!」と突っ込みたくなるほどだ。普段からよく怪我をしては試合を欠場したり、計量オーバーでタイトルを剥奪されたりと、なにかと話題に事欠かない彼。真面目に練習しているはず?なのに体重計量を守らなかったり、すぐに感情的になって会見でブチ切れてしまうなど、彼の“人間臭さ”と“不安定さ”が、彼の人気の秘訣なのかもしれない。朝倉が「彼の目に怖さが見えていた」「全然攻めてこなかったので、彼が自分に勝てる唯一の方法が判定だった」と語れば、クレベルは「殺す。そうしなければ自分は勝ったと認められないようですから」と再戦を熱望。互いに一歩も引かない舌戦は、ファンの期待を煽り続ける。

クレベルは現在、浜松のボンサイ柔術を拠点としているが、かつて豊橋のBELLWOOD FIGHT TEAMにも打撃の出稽古を重ねており、そこで朝倉未来とも練習をしていた過去がある。まさに、豊橋という土地が彼らを繋ぐ縁となっているのだ。



豊橋に集結した”愛すべき”個性派ファイターたち、そしてRIZIN運営の情けなさ


今回の超RIZIN.4は、結果として豊橋を縁とする井上直樹、朝倉未来、クレベル・コイケという日本を代表する3人の格闘家が主役となった。「路上の伝説」を語り続ける永遠の厨二病・朝倉未来。感情の起伏が激しく、すぐにブチ切れるクレベル・コイケ。そして、ストイックすぎるあまり怪我と常に戦い続け、格闘技以外に語るものがない“口下手サイボーグ”井上直樹。彼らはそれぞれが強烈な個性と、どこか人間臭く「痛い」とも言える、いや、むしろ“笑える”ほどの欠点をも持ち合わせている。

RIZINという日本の格闘技界を牽引する大舞台が、まさか19試合もの異常な試合数を組んでおきながら、金原正徳がYA-MAN相手に逆転負けとなり、リング上でまさかの引退宣言をするという日本格闘技のレジェンドの”粋な計らい”がなければ、完全にこの豊橋の3人組に頼りきりだったとは、なんとも言えない滑稽さがある。メインイベントのクレベル対朝倉も「喧嘩祭り」とは名ばかりの判定決着。他のカードも盛り上がりに欠けるものが多く、結局、どこにも“喧嘩祭り”感がないという、寂しい結果に終わったと言わざるを得ない。

ここで私が感じたのは、「金原の引退は、豊橋3人組の茶番劇を隠蔽するためにRIZIN運営が仕込んだのでは?」という陰謀論めいた考えだ。あまりにも露骨な豊橋フィーバーに、これでは「真夏の喧嘩祭り」ではなく「豊橋市民大運動会」だと批判の声が上がるのを恐れた運営が、急遽レジェンドの驚きの引退を差し込んだのではないか、と。もちろんこれは単なる憶測だが、RIZIN運営陣の「なんとか大会を盛り上げたい!」という悲痛な叫びと、そのための豊橋頼みっぷりを考えると、あながち冗談とも言えないのが哀愁を誘う。彼らの生き様が凝縮された超RIZIN.4は、まさに「豊橋祭り」そのものだったと言えるだろう。来年のRIZINは、またどんな豊橋ストーリーを見せてくれるのだろうか。そして、豊橋オールスターズ以外の新たなスターは誕生するのか。ある意味で楽しみでもある。



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永遠のアラサー🐈‍⬛エイプリル・フリーメイソン サポートされたお金はすべて、日本にいる一番痛いアラサー女子のチャリティーに使われます。ピアピカの優等種の人がモチベーションを沸かさない、やりたがらない領域に劣等種として頑張ってます。