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子供時代の躾けや教育はある意味強制で成り立っている

前に「什の掟」を取り上げました。
「什」とは会津藩士の子弟を教育するグループのこと。
会津藩士の子弟は10歳になると日新館という藩校に入学することを義務付けられていた。事前教育として6歳から 「什」というグループに所属させられ、藩士として、人間としての基本を叩き込まれた。
その「什」のグループが守るべきルールとして定められたのが 「什の掟」。
この言葉は現在においても、会津の子ども達に伝えられています。
ということでした。
 
私は、人が育っていく過程において、子供の時期にこうした仕組みは非常に大事だと思う人間です。
昔は、ごく普通で行われていました。
ところが現代は、強制は何でもいけない。人権無視だという意見が幅を効かせています。
とはいえ、子供時代の躾けや教育はある意味強制で成り立っていると言えます。
ヒトは完全な人間として生まれてくるのではなく、親や関係者と接しながら人として成長していきます。
時にはわがままになり、怠けてみたりするものです。
いざ我が子を育ててみると、なかなか思うようにいかないことが起こります。
故に、我が子の子育ては難しいと言われます。
 
子育ては、何もかも初めてのことばかり。
3世代同居の家族なら、協力してもらえるけれども、1世代だと何もかも自分達でやらなければなりません。
思った通りにならないと、直ぐに怒ってしまう。
子供のためというより、親のメンツが先に立ってしまう場合があります。
子供としては、もっと遊びたい。
やりたいことを自由にやりたい。
子供は親に甘えたい。
それに対して親は叱っていいのか、自由にさせていいのか迷います。
 
そんな状況から子供が一時(いっとき)でもいいから離れ、わがままを言えない環境に置かれれば、子供達は我慢を覚え、人として成長することができます。
道がつく習い事をすると、挨拶ができるようになった。目上の人を大切にするようになった、手伝いをするようになったというのは、子供の成長の証です。
現代においても、そういう場が必要ではないかと思います。
 
せっかく義務教育があるのですから、小学校の道徳の時間を活用して、「什の掟」までいかなくても、子供たちが人として成長する課題に組んではどうでしょうか。
例えば偉人を学ぶことは、非常に有効です。
 
我が社で公立中学校の先生が道徳の時間で行った授業を収録した本があります。そこに生徒の感想も載っており、読むと間違いなく生徒の成長を感じます。
その本は服部剛著『教室の感動実況中継! 先生、日本ってすごいね』(高木書房)です。
子供が、どういう環境に置かれ、何を学ぶか。
この本は、その大事さを教えてくれます。

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