同じ家に住みながら、私は義理親を 「いない人」にした
同居が始まった頃、
私は「普通に暮らせる」と思っていた。
特別仲良くならなくてもいい。
波風を立てなければ、それでいい。
そうやって、自分に言い聞かせていた。
義理親は、
私たちの前でも平気で喧嘩をし、
他人や親戚の悪口を言う人だった。
ある日、
私の愚痴を言っているのを聞いてしまった。
それは、家の中だけの話ではなかった。義理親は、親戚や兄弟、知り合いには
「自分たちが悪い」ということは一切
伝えず、
いつの間にか、
私がすべての原因であるかのように話していた。
私は、何も言えないまま、
いつの間にか“悪者”になっていた。
私を下げる言葉が、
日常会話のように流れていた。
それは一度きりではなく、毎日続いた
私の前でも。
子どもの前でも。
夫の前でも。
最初は「そういう人なんだ」と受け流した。
家族だから。年上だから。
私が大人になればいい。
そうやって、何度も自分に言い聞かせた。
でも、
同じ食卓でご飯を食べるのが、
少しずつ苦しくなっていった。
味がしない……。
正確に言えば、
味を感じる余裕がなかった。
「また何か言われるかもしれない」
その緊張が、食欲を奪っていった。
気づけば体重は7kg落ちていた。
夫は何度も注意してくれた。
私や子どもを守ろうとしてくれた。
それでも、義理親は変わらなかった。
私は次第に、
「我慢が足りないのは、私なのかもしれない」
そう考えるようになっていった。
けれど、ある日ふと、
自分の心が限界に近づいていることに気づいた。

そして私は、
ある選択をすることになる。
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