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チャージは美味しいもので頼む。カミーノ19日目

ポンフェラーダからヴェガ・デ・バルカルセまで。約37km。

静かな朝

朝から、ソロのピルグリムたちとともに静かに歩く。

今日は部屋で朝食を済ませてから出発した。といっても、昨日の夜ごはんの残りもの。

朝食後、テンプル騎士団のお城を目に焼き付けて、ポンフェラーダの街を出ると、たくさんのピルグリムが歩いている。
みんな静かに、自分のペースで歩いている。
私もそれに倣って、ひとり静かに進む。

疲れてきた頃、バルに立ち寄ってコーヒーブレイク。
ふと日本語が聞こえた気がして、帰り際に声をかけてみた。札幌から来た親子で、レオンから歩き始めたらしい。

話しているうちに、ときどき抜きつ抜かれつしていた女性も合流。中国から来た彼女は、大きな荷物を前後に抱えているのに歩くのがかなり速い。


バルでチャージできるもの

その後は、昨日スーパーで買ったフルーツや飲み物があったので、いつものように頻繁にはバルへ立ち寄らなかった。

行動食や飲み物を持っていると、街ごとのバルに寄る理由が減ってしまう。効率はいい。
でも、ちょっと物足りない。

多少のアップダウンを越えて辿り着いたビジャフランカ・デル・ビエルソは、古き良き街という雰囲気だった。

電気屋さんらしき店を見つけたので、少し前から調子の悪かったスマホの充電ケーブルを購入。
街を少しうろついたものの、ランチにはまだ少し早く、頼める料理も限られていたので、コーラだけ飲んで休憩する。

キラキラした日常と、生活するように歩く旅

街の端っこのレストランには、素敵にドレスアップした人たちが集まっていた。何かのパーティでもあるのだろうか。古い町並みに華やかな服装がよく似合っている。

一方、こちらは登山スタイル。できることなら歩くのをやめて、そのままパーティの様子を見てみたい。

もちろん、そんなことができるはずもなく、また山へ向かって歩き出す。

山道といっても、実際は街と街をつなぐ道路沿いを歩くことが多い。そんな少し退屈な道をゆるゆる歩いていたからか、後ろから来た陽気なイタリア人が元気に声をかけてくれた。

午後になると歩いている人の数は一気に減る。貴重なカミーノ仲間たちと挨拶を交わしながら、午後もひとり歩き続けた。


仲良くなりたいボカディージョ

ランチは次の街で、その次の街で……と思っているうちに、ゴールひとつ手前の街まで来てしまった。気づけば14時半。

さすがにお腹も空いたので、ボカディージョを注文する。

味は美味しい。でも、やっぱりパンはかたい。
ボカディージョとはなかなか仲良くなれない。

今日は堅いパンに本格的に上顎をやられてしまい、半分ほどでギブアップ。昨日のチョリソ入りパンよりは格段に美味しかったので、残りは明日の朝ごはん用に持ち帰ることにした。

歩き始めると、ぽつぽつと雨粒を感じたのでザックカバーをかける。

荷物が濡れるのは面倒。でも、雨具を着ると暑いし、傘を使うほどでもない。

どうしようかと思っていたら、運良くすぐに止んでしまった。

朝から曇り空だったけれど、結局降ったのは数えられるくらいの雨粒だけ。曇りがちの天気のおかげで、涼しく快適な一日だった。

自然体でいい、アルベルゲ

今日のアルベルゲは、4人しか泊まれない小さなレストラン併設の宿。

予定より1時間早く着いたことを、スタッフの皆さんがものすごく喜んでくれた。……と思ったら、どうやら自分が最後の到着者だったらしい。

「これで本日の受付終了!」と言わんばかりに、スタッフの皆さんはすぐ休憩モードへ入っていった。

臨機応変で、のびのびした空気感が少し羨ましい。

日課を終えてのんびりしたあとは、オスピタレロ3人(アメリカ、フランス、あとどこだったか忘れてしまった)と、同じ宿に泊まっていたフランス人とオランダ人のピルグリムを合わせた6人でディナー。

サラダもピザも全部美味しくて、ワインも一緒にたくさん食べた。最後は食後酒で乾杯。

素敵なオスピタレロ、美味しい食事、カミーノ仲間たち、そして看板犬のオレオくん。

このアルベルゲには、またいつか泊まりに来たい。



今回歩いた道の記録(YAMAP)


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