「お尻から足にかけてビリビリする、それ坐骨神経痛かもしれません」Vol.1
「お尻から足にかけてビリビリする、それ坐骨神経痛かもしれません」Vol.1
その痛み、足まで来てませんか?
朝起きたら、お尻がズーンと重い。 椅子から立ち上がると、足に電気が走る。 長く歩くと、太ももの裏がジンジンしてくる。
病院に行ったら 「坐骨神経痛ですね」
「え、なにそれ?」 「ヘルニアとは違うの?」 「手術しないといけないの?」
不安になりますよね。
今日から数回に分けて、 坐骨神経痛のすべてを整骨院目線で話していきます。
Vol.1の今日は**「そもそも坐骨神経痛って何か」**から。
坐骨神経って何者なのか
まず神経の話から。
坐骨神経は、人体で最も太く・最も長い神経です。
腰椎(L4・L5)と仙骨(S1・S2・S3)から出た神経が束になって、 お尻→太ももの裏→ひざの裏→ふくらはぎ→足先まで走っています。
全長、約1メートル。
この神経が何らかの原因で圧迫・刺激されると——
お尻〜足にかけてのビリビリ・ジンジン
電気が走るような鋭い痛み
足のしびれ・感覚が鈍い
ひどい場合は足に力が入らない
これが坐骨神経痛の正体です。
「坐骨神経痛」は病名じゃない
ここ、意外と知られていないんですが。
坐骨神経痛は「症状の名前」であって「病名」じゃないんです。
「発熱」が病名じゃないのと同じです。 発熱の原因が風邪なのかインフルなのか肺炎なのか、それが「病名」。
坐骨神経痛も同じで、 その原因が何か、を特定することが大事。
主な原因はこれです。
原因① 腰椎椎間板ヘルニア
背骨の間のクッション(椎間板)が飛び出して、坐骨神経を圧迫。 20〜40代に多い。前かがみで痛みが増すことが多い。
原因② 腰部脊柱管狭窄症
背骨の中の神経の通り道(脊柱管)が狭くなって神経を圧迫。 50代以降に多い。歩くと痛くなり、少し休むと楽になる「間欠性跛行」が特徴。
原因③ 梨状筋症候群
これ、見落とされやすい原因ナンバーワン。
お尻の深部にある「梨状筋」という筋肉が硬くなって、 その下を通る坐骨神経を圧迫するパターン。
MRIでは「異常なし」でも症状が出る。 だから病院で「原因不明」と言われた方の多くがこれです。
原因④ 骨盤の歪み・仙腸関節の機能障害
骨盤が歪むことで、坐骨神経の出口付近に不要な圧迫・牽引力がかかる。 これも画像検査では出にくい原因です。
整骨院に来る坐骨神経痛、実は「骨盤」が絡んでることが多い
病院でヘルニアと診断された方でも、 整骨院で骨盤・梨状筋へのアプローチで劇的に改善するケースがあります。
なぜか。
ヘルニアがあっても、骨盤が正しい位置に戻ると神経への圧迫が減るからです。
画像に映る「ヘルニア」が原因の全てじゃない。 ヘルニアがあっても無症状の人もいるし、 ヘルニアがなくても坐骨神経痛が出る人もいる。
大事なのは「今、何が神経を刺激しているか」を正確に見極めること。
あなたの坐骨神経痛、どのタイプ?セルフチェック
① 前かがみで痛みが増す → 椎間板ヘルニアの可能性
② 歩くと痛くなり、少し休むと楽になる → 脊柱管狭窄症の可能性
③ 長時間座っていると痛い・立ち上がりが特につらい → 梨状筋症候群・仙腸関節の問題の可能性
④ お尻の真ん中あたりを押すと激痛 → 梨状筋症候群の可能性大
⑤ 病院で「異常なし」と言われた → 梨状筋・骨盤の問題を疑うべきケース
③〜⑤に当てはまった方、 整骨院でのアプローチが特に効果的なケースが多いです。
Vol.1のまとめ
坐骨神経は体最大・最長の神経。お尻から足先まで走っている
坐骨神経痛は「病名」じゃなく「症状の名前」
原因はヘルニア・狭窄症・梨状筋症候群・骨盤の歪みなど様々
病院で「異常なし」でも症状がある場合、梨状筋・骨盤が原因のことが多い
「何が神経を刺激しているか」を見極めることが治療の第一歩
次回Vol.2は——
「梨状筋症候群の正体と、整骨院でのアプローチ」
お尻の奥に原因がある坐骨神経痛、 見落とされやすいのになぜか整骨院でよく治るその理由を話します。
お楽しみに!
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