おっさんの、「たいぎい」
たいぎい ・・・ 「しんどい」「かったるい」「めんどくさい」などの、とても幅広い意味を持つ、方言です。
特に「疲れる」という意味で使われる場合は、肉体的な疲れよりも、「気持ち的に疲れる」という面を強調することが多いです。
アクセントの位置は、「たいぎい」であります。
【用例①】
海外出張、滞在初日。
その日のミッションをかろうじて完遂し、ホテルへ帰投。
シャワーや飯よりも、「とにかくネクタイを外したい。とにかく休憩したい」という気持ちで一杯で、フロントに佇む。
後輩「先輩、どうスか? Geylangのナイトライフ、行っちゃいます?🤩」
僕「たいぎいわ。寝らしてくれ」
【用例②】
土曜の夜、22:30。自室にて。
息子1
「父さん、まだ飲みよるん?
どうせまた、夜中に大暴れするんじゃろ?
どうせまた、夜中に大声で歌い始めるんじゃろ?
明日に酒、残るよ? 今日はもう、寝たら?」
僕
「お前、たいぎいこと言うなや。
わしゃ週に一回しか、酒飲めんのんど。
明日隕石が落ちてみい。明日クーデターが起きてみい。
わしゃもう、一生飲めんかも分からん。
もし明日、ゴジラが現れて・・・」
息子1
「たいぎい・・・」
【用例③】
平日、夜20:00。自宅リビングにて。
息子2
「あ~あ。またカープ負けよる。
カープ、弱過ぎじゃろ。打てなさ過ぎじゃろ。
それにしても父さん、マツダスタジアム、ガラガラ過ぎん?
10年前は、毎日超満員じゃったんじゃろ?」
僕
「たいぎい話よ。満員になりゃあ、『にわか、にわか』ゆうて文句言われて、空席が目立ちゃあ、今度は『薄情』ゆうて嗤われる。
いっつもいっつも都合よく、『丁度良い』になんか、なるもんか。
東京や大阪とは、違うんじゃ。
大体お前、昔の、旧市民球場じゃった時代なんか・・・」
息子2
「たいぎい・・・」
【用例④】
高校生の時。同級生宅にて。
同級生1
「そろそろ、文化祭で演る曲目、決めようや」
同級生2
「『紅』と『Week End』は、演るじゃろ?」
同級生3
「え、そっちなん? 『Gloria』と『Getting Blue』は?」
同級生1
「待てや。わし彼女に『バラとワイン』歌う、って言うたで」
同級生4
「『More』と『Radio Magic』練習したのに・・・」
僕
「たいぎいけえ、全部演れば?」
【用例⑤】
今日。僕の脳内。
ケドモ
「けどもお前、どうなっとるんや?
午前中はクソ炎天下の中、庭いじりに炎燃やして。
しかもどーでもええ、しょーもない小石の配置にこだわりまくって。
午後は午後で、AIと大喧嘩して。
なんぼこだわっても、あのAIにお前の世界を描かせるのは、ムリがあるんじゃないか?
もうちいと、こだわりを捨てて、『ええ加減』いうものを覚えたらどうや?」
僕
「そっちの方がたいぎいわ。休日ぐらい、思う存分こだわらしてくれ」
(おしまい)
♪ ♪ ♪ 以下マガジンご紹介(サイトマップ) ♪ ♪ ♪
