眠い、暑い。それでも忘れられない広島旅
宮島をあとにして、私たちは広島空港へ向かいました。
車に乗ってから娘と話していたのは、そもそも「なんで飛行機で帰ることにしたんだろう?」ということ(笑)。
「新幹線でもよかったんじゃない?」
そんな話をしながら考えてみたものの、結局最後まで理由は思い出せないまま。
それもまた、この旅らしい思い出です。
広島市内から空港までは思っていた以上に遠くてびっくりしました。
「これは広島の人が新幹線を選ぶのも分かるね。」
そんなことを話しているうちに、娘はいつものように夢の中へ。

市内から遠い…

今回の旅、本当によく寝ていました(笑)。
空港に着いて「着いたよ」と声をかけても、
「もうちょっと寝させて……。」
結局、駐車場で30分ほどお昼寝。
ようやく目を覚まして空港内に入りチェックインを済ませ、一緒に晩ご飯を食べることにしました。
「最後は広島のお好み焼きを食べよう!」
そう意気込んでお店へ向かうと……
まさかのお好み焼き屋さんが改装中(笑)。
旅の最後まで、こんなオチが待っているとは思いませんでした。
結局、広島らしいものをということで牡蠣のお店へ。
美味しい牡蠣を味わいながら、この2日間をゆっくり振り返りました。

でも、やっと広島らしい食事にありつけました

そして、いよいよお別れの時間。
いつものように「またね」と手を振り、それぞれの日常へ戻ります。
振り返ってみると、この旅は本当に「眠い」と「暑い」の連続でした。
でも、それ以上にたくさん笑って、たくさん話して、一緒に音楽に向き合い、一緒に旅を楽しんだ2日間でもありました。
娘もきっと疲れていたのでしょう。
帰ったらゆっくり休んでほしい。
そんなことを思いながら、保安検査場前で娘を見送りました。
私は一人で車を走らせ、自宅へ向かいます。
途中、さすがに少し眠くなってサービスエリアで15分ほど休憩しましたが、不思議なくらいすぐに元気を取り戻し、そのまま無事に帰宅。
翌日には何事もなかったように仕事をしていました。
「私って、まだまだ元気なんだな。」
そんなことをふっと思いながら思わず一人で笑ってしまいました。
でも、一番心に残っているのは、やっぱり娘と過ごした時間です。
コンクールという目標があったからこそ生まれた、この2日間。
演奏だけではなく、カフェで過ごした時間も、ホテルでの朝も、宮島を歩いたことも、空港で食べた牡蠣も、その一つひとつが、かけがえのない思い出になりました。
娘たちも少しずつ大人になり、それぞれの人生を歩き始めています。
だからこそ、こうして一緒に旅ができる時間は、決して当たり前ではないのだと思います。
行きたい場所へ行けること。
一緒に笑い、一緒に食事をして、同じ景色を見ること。
そんな何気ない時間を過ごせる今に、心から感謝しています。
ありがとう。
娘へ。
そして、この旅で出会ったすべての景色と時間へ。

バイバイ、またね~
