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🌸経営未来手帳・金曜日(第50号)・完全保存版「シン・ゴジラに学ぶ人間の“形態変化”と成長のアルゴリズム」――なぜ人は、自分でも理解できないまま変わっていくのか

🌸経営未来手帳・金曜日(第50号)・完全保存版

「シン・ゴジラに学ぶ人間の“形態変化”と成長のアルゴリズム」
――なぜ人は、自分でも理解できないまま変わっていくのか

(執筆:安村明史/ビジネス能力開発株式会社)


金曜日は、歴史・文化・物語を通じて、
人間の心理や行動原理に深く触れる回です。

これは“部下が動かない理由”を考えている経営者向けの話です


■ はじめに

「人は、自分のことをどれほど理解しているのだろうか」
最近、社会や組織、教育の現場を見ていると、
この問いが頭から離れません。
人はしばしば、
「なぜ自分は、あの時あんな行動を取ったのか」
「なぜ、分かっているのに変われないのか」
と、自分自身に戸惑います。
その姿は、ある映画の存在と、不思議なほど重なります。
──『シン・ゴジラ』です。


■ シン・ゴジラという“生命体の物語”

『シン・ゴジラ』(2016年)の最大の特徴は、
ゴジラが段階的に形態変化する存在として描かれている点です。
・第1形態:水生生物的存在
・第2形態:這い上がる両生類
・第3形態:直立するが未完成
・第4形態:おなじみのゴジラ型
・(示唆)第5形態:人型ゴジラの可能性
ゴジラは「敵意」を持って行動しているわけではありません。
環境に反応し、
変化せざるを得ないまま変化し続ける生命体として描かれます。
人間側は、
ゴジラが「何を目的としているのか」
「次に何をするのか」
を理解できず、常に一歩遅れて対応を更新します。
しかし──
実は、これは人間そのものの姿でもあります。

相手から投げられたボールがグローブに入るまでの瞬間か、
手の痛みに感じるまで相手の投げたボールの速さ、重さは
正確には分からないのです。


■ 人間もまた、自分の“形態変化”を理解していない

エニアグラムでは、人間の自我は9タイプに分類されます。
しかし重要なのは、
タイプだけで人は説明できないという点です。
人には必ず、
・無意識に反応する段階
・内面で処理する段階
・行動が起動する段階
・継続・慣性の段階
・達成後の反応段階
という「形態の移行」が存在します。
たとえば──
タイプ3は、
目標に触れた瞬間、無意識に行動を起動します。
しかし達成と同時に価値を失い、
次の目標を探し始める空虚に陥りやすい。
一方、タイプ9は、
内面で長い熟成を経てから動き出します。
動き始めるまでに時間はかかりますが、
一度起動すると、慣性的に動き続けます。
同じ「目標」を見ていても、
人は同じ速度でも、同じ順序でも動いていない。
ここを無視した努力や教育が、
多くの挫折を生んでいます。
あなたが部下にイラっとするのは、
 相手の“形態段階”を飛ばして期待している時です。

ここまでは約半分です。この後「形態発達という共通軸」
「ビジョン実現への実装」「人間には難しく、AIには可能な領域」
について解説しています。


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