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🌸経営未来手帳・月曜日(第96号)・完全保存版「なぜ、提案してもうまくいかない?=社長タイプ別・提案が通るための条件」

🌸経営未来手帳・月曜日(第96号)・完全保存版
「なぜ、提案してもうまくいかない?=社長タイプ別・提案が通るための条件」


執筆:安村明史/ビジネス能力開発株式会社


■はじめに
なぜ、あの社長には刺さらないのか?
どれだけ準備しても、どれだけ良い提案でも、
「なぜか通らない社長」が必ずいます。
・同じ内容なのに、A社長には刺さり、B社長には刺さらない
・論理的に説明しても、なぜか心が動かない
・「悪くないね」で終わり、決断されない
多くのビジネスパーソンがここで悩みます。
しかし、原因は案外シンプルです。
“社長の性格タイプを読み違えている”
これだけで、数億円の提案が消えることすらあります。
私は中小から売上2千億〜2兆円規模の企業まで、数多くのトップに提案してきました。
その中で痛感したのは、
提案が通るかどうかは、社長の「決断のクセ」を理解しているかで決まる。
今日はその実践フレームをお伝えします。


■欧米型と日本型 ― 決断の意味の違い

欧米では、リーダーが速やかにYes/Noを下し、実行しながら修正していく「スピードと柔軟性」が重視されます。
一方、日本では、決断に至るまでの調整や合意形成が大切にされ、決まれば緻密に一気に実行されます。
つまり、
欧米では「決断がスタートライン」、日本では「決断がゴールライン」。
頭では理解していても、私は多くの失敗をしてきました。
ある自動車メーカーの関連企業で、HR提案を社長に却下された時もそうでした。
原因はただ一つ。
社長の性格タイプを読み違えた。
タイプ4の社長に対し、緻密すぎる計画を出し、
“社長が自由に発想できる余白”を奪ってしまったのです。


■社長タイプ別「決断と実行」のクセ」

ここからは、代表的な5タイプの特徴と、提案者が陥りがちな失敗を整理します。


■タイプ3(達成者)

・決断の軸:成果・スピード・ROI
・特徴:結果が見える提案には即断即決。抽象論は嫌う。
失敗例
理念や組織改善の重要性を熱く語ったが、
「で、いつ、どのくらい効果が出るの?」に答えられず却下。
成功の鍵
「3か月以内に業績が〇%改善する」など、具体数値と期間を示す。
▶1行まとめ:数字で動く。抽象論は嫌う。


■タイプ4(個性派/芸術家)

・決断の軸:独自性・美学・物語性
・特徴:一般論や他社事例では動かない。「自分らしさ」が最重要。
失敗例
「業界標準」「他社成功事例」を強調しすぎて、
「うちは真似事をしたいわけじゃない」と心を閉ざされる。
成功の鍵
「御社だからこそできる独自の取り組み」として物語化する。
▶1行まとめ:独自性で動く。一般論は嫌う。


■タイプ6(忠実家)

・決断の軸:安全性・リスク回避・仲間の支持
・特徴:リスクを疑い、裏付けを求める。保証があると安心。
失敗例
「大丈夫です、必ず成功します」と根拠の薄い楽観論で逆効果。
成功の鍵
「万が一の時のセーフティネット」「第三者の証明」を添える。
▶1行まとめ:安全性で動く。楽観論は嫌う。


■タイプ8(挑戦者)

・決断の軸:力・主導権・挑戦心
・特徴:堂々とした相手を好む。弱腰は嫌う。
失敗例
「ご判断にお任せします」と控えめに話し、
「この程度の自信しかないのか」と軽視される。
成功の鍵
正面から堂々と主張し、「社長がリーダーシップを振れる形」に落とし込む。
▶1行まとめ:力で動く。弱腰は嫌う。


■タイプ9(調停者)

・決断の軸:調和・全体性・摩擦回避
・特徴:誰かが置き去りになる決断を嫌う。急かされると抵抗。
失敗例
「これしか方法はない」と迫り、
「なぜ急がされるのか」と心を閉ざされる。
成功の鍵
「関係者全体への波及効果」「丸く収まる形」を提示し、時間をかける。
▶1行まとめ:調和で動く。急かされるのを嫌う。


■まとめ ― 提案が通る条件

・文化の違いよりも、実際には「社長の性格タイプ」が決断を左右する
・提案が通るかは、「そのタイプが最も大事にしているもの」を押さえられるか
・成功する提案者は、相手の心理構造に踏み込んでいる


■編集後記
「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」
タイプを読み違えたことで、私は3億円の提案を失注したことがあります。
方法論ではなく、タイプ3の社長が求めていたのは結果の数字でした。
決断の本質は“相手が何を重視しているか”を見抜くこと。
この失敗は、その年度の売上計画に大きな狂いを生じさせました。


■今日の問いかけ
あなたは相手に合わせる方法に徹していますか?
次に会う上司や経営者のタイプを1分で予想してみましょう。


■ネコのつぶやき
「猫にも、性格タイプはある。人間は分っていないのかなニャ?」


■結論
相手の性格タイプを知り、そのタイプにとって最も自然なコミュニケーションに徹底的に合わせる。


■次回4月14日予告
「未来を見続けると何故、現実に未来が変わっていくのか」
未来実現会の実践者の最新報告を交えてお伝えします。


■入口となる経営未来手帳の記事はこちら


https://note.com/quiet_gnu5848/n/n02fd172fe229

■付録

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