🌸経営未来手帳・水曜日(第66号)・完全保存版「なぜ、組織は変わらなかったり、変わったりするのか?」
🌸経営未来手帳・水曜日(第66号)・完全保存版
「なぜ、組織は変わらなかったり、変わったりするのか?」
(執筆:安村明史/ビジネス能力開発株式会社)
今日は水曜日なので「人の成長と気づき」をお届けします。
チームや個人の関わりを見つめ直し、エニアグラム・コーチングや事例から自己理解と人間理解を深めます。
■はじめに
ある時私は、花を見た時、
なぜ花は山の中で誰にも見られないのに、きれいに咲くのだろう。
また、パンダの模様や蝶の羽の美しさは、
どうして存在しているのだろう。
そんなことを考えたことがあります。
■生物の模様と自己組織化
生物の模様は、アラン・チューリングが提唱した
「反応拡散モデル」(Turing pattern)で説明されることが多いと言われています。
模様そのものの形成プロセスは
「自己組織化」と呼ばれます。
自己組織化とは
意識しなくても、物事がある一定方向に決まっていく現象です。
自己組織化によって“模様のパターン”は生まれますが、
その後に次のような要因で自然選択が働きます。
・その模様が生存に有利か
・目立つか
・捕食者から隠れやすいか
・異性に好まれるか
つまり
「自己組織化」+「選択」
という二段構造になっています。
SNSで、急にある言語が流行り始める現象です。
■組織・社会も同じ構造で動く
経済の動向や歴史、
組織の空気、文化も
本人の意思とは関係なく
ある意味では自己組織化されていると言ってもよいでしょう。
その時のリーダーの役割は
自己組織化を放置することではありません。
その方向性を選択し、
最初の一滴を落とすことです。
方向性を示せば、
あとは組織内部の相互作用が動き始めます。
これが
「文化を変える唯一の方法」
なのです。
■未来再現とは「意識のインストール」
しかし未来については
生物にとっては進化ですが、
人間には
「選択」
という別のベクトルがあります。
以前、私は請求書を書くのが苦手でした。
自分は
お金を貰えるような人間ではない
と思い込んでいたからです。
しかし
「自分はお金を受け取ってよい人である」
と自分の在り方を選択した時から、
お金の流れが変わった経験があります。
未来再現とは、未来を“思考”ではなく“存在”として選ぶこと。
■脳は未来に向かうサーボ機構を持つ
私たちの脳と身体は
成功した未来を少しでも描き始めると
無意識が
そこへ向かうサーボ機構
を起動します。
組織も同じです。
未来像を選択した瞬間から
社員同士の相互作用が
その未来に向かって
自己組織化を始めます。
だからこそ
未来像を示すことが
リーダーの最重要仕事なのです。
つまり
未来を選択するという変化が
組織の進化や成長をもたらします。
さらにそこに
変化という自己組織化
が起き、
未来が一定方向に動き出します。
組織文化も
「自己組織化」+「選択」
という二重構造の上で説明することができます。
■結論
我々の日常は
自己組織化の要素を強く含んでいます。
そこに
「選択」
による
変化
進化
成長
という要素が加わると
さらに自己組織化が働き
加速装置が起動します。
■企業文化とリーダーシップ
・個人の行動パターンも、意識より
内部相互作用で決まる部分が大きい
つまり
「トップダウンの指令がなくても
秩序が生まれる」
という現象です。
企業文化として
意思がなくても秩序が生まれる
ということは
リーダーシップ論と
非常に強く関係しています。
つまり
あなたの意思
あなたの意識
は
思っている以上に
強力に働いているのです。
■編集後記
未来は偶然に生まれるものではなく
選択によって動き始めるものです。
未来を描く人が増えるほど、
組織は自然に変化していきます。
■今日の問いかけ
💡「私は受け取っていい」
と、ただ許可するだけで「あなたの行動」の
何が変わると思いますか?
■ネコのつぶやき
「未来をちょっと想像するだけで、
脳はもう動き始めているらしいにゃ」
■おわりに
組織文化は
「管理」では変わりません。
変わるのは
未来の選択
です。
リーダーが未来を示した瞬間、
組織はその方向へ自己組織化を始めます。
つまり
未来は設計するものではなく
選択するもの
なのです。
■ 感想をぜひお寄せください
■次回予告
「なぜ、徳川家康は江戸と言う世界最大級の都市を作れたのか」
■ 付録

